子犬のお散歩時間はどれくらいが適当?目安と注意点を解説します
ワクチン接種も終わり、待ちに待った子犬とのお散歩!一緒に外を歩けるようになることは飼い主さんとしてはとても嬉しいものですよね。しかし、子犬は一体どのくらいの時間お散歩してあげるのが望ましいのでしょうか?最初からたくさん歩かせるのは少々憚られます。そこで本記事では、子犬とお散歩するにあたっての時間の目安や注意点をご紹介していきたいと思います。子犬とのお散歩を控えている飼い主さんはぜひ参考にしてください。
子犬のお散歩時間の目安って?
はじめて子犬とお散歩するときは、身体に負担をかけないよう、5~10分ほど家の周りを歩いてみて様子を見ましょう。不測の事態が起きたときのために、あまり遠くに行かないようにしておくのがポイントです。
子犬は好奇心旺盛で、楽しくなると多少無理してでも遊んでしまうことがあります。しかし、成犬と比べて体力が少なく体調も崩しやすいので、無理をさせると具合が悪くなってしまうケースも珍しくありません。
子犬の成長とともにお散歩の時間や回数は増やしていけばよいので、まずは数分から始めてみましょう。生後1年以内はまだまだ身体が成長途中のため、愛犬の様子をみて時間や回数を調整するようにしてくださいね。
また、身体の大きさや犬種によっても適切な散歩時間は異なります。お散歩には気分転換や筋力の維持などのさまざまな効果がありますが、長すぎると身体に負担がかかりますし、短すぎると運動不足から問題行動に発展してしまうこともあります。自分の愛犬の適切な散歩時間を知っておくことが大切です。
身体の大きさごとのお散歩時間の目安
はじめてのお散歩は子犬への負担を減らすために5分程度が目安です。では、成犬になった場合のお散歩時間はどれくらいが目安になるのでしょうか?身体の大きさごとのお散歩時間の目安には諸説ありますが、だいたい以下の通りになります。
小型犬のお散歩時間の目安
小型犬のお散歩時間の目安はだいたい20~30分程度です。トイプードルは猟犬のルーツを持っているので運動神経が良く、小型犬の中でも活発な傾向にあるため、もう少し長い時間お散歩してあげなければいけないかもしれません。中でもジャックラッセルテリアは大型犬並みの運動量が必要だと言われており、1回60分〜90分が目安となっています。
反対に、チワワやヨークシャーテリアなどの犬種は、家の中を歩き回っているだけでも1日に必要な運動量は確保できるため「散歩は必要ない」と言われることも多いですが、先述した通りお散歩には運動以外の役割もあるので、1回あたり15分ほどお散歩してみて愛犬の様子を見るようにしましょう。
このように犬種によっても目安は異なりますし、同じ犬種でも個体差もあるので、「まだまだ歩きたい!」という子もいれば、お散歩が嫌いで「短時間で満足」という子もいます。したがって、その子に合わせて時間や回数を調整していくことが大切です。
小型犬は骨が細い子も多いため、長時間のお散歩は関節に負担がかかってしまう恐れがあります。1度に長時間歩かせるのは避け、回数を増やしてみるなどの工夫をしましょう。
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中型犬の散歩時間の目安
中型犬は1回あたり30分以上のお散歩に行きましょう。ただし、ボーダーコリーやコーギーなどの運動欲求の高い犬種の場合には、1時間程度のお散歩を1日に2回してあげる必要がありますし、定期的にドッグランなどの広い場所で思いっきり走らせてあげるのが望ましいです。
また、小型犬と比べて身体の大きい中型犬はただ歩くだけでなく、早歩きをしたり、お散歩コースに坂道を取り入れるなどの工夫も必要になってきます。運動不足はストレスが溜まって無駄吠えや噛み癖などの問題行動の引き金ともなりかねないので、愛犬の様子をみてしっかり運動させてあげましょう。
大型犬の散歩時間の目安
大型犬であれば、1回で1時間はお散歩してあげる必要があります。基本的には1日に2時間以上のお散歩が必要な子が多いので、毎日お散歩の時間をしっかりと確保してあげなければいけません。ただしこれは成犬の場合なので、大型犬でも子犬期はもう少し短くて大丈夫です。
お散歩の時間が取れないからといって、短時間で激しい運動をさせるという方法はやめましょう。成長期に過度な負荷をかけることで股関節形成不全の発症リスクを高める恐れがあります。
また、自転車に乗りながら大型犬の散歩をしている人を見かけることも少なくありませんが、道路交通法違反となるため、愛犬とのお散歩は歩いて行うようにしてくださいね。
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子犬とお散歩する際の注意点は?
まだあまり外に出たことのない子犬にとって、外の世界は未知のものでいっぱいです。そのため、安全にお散歩するために飼い主さんが気をつけてあげなければいけないことがいくつかあります。それぞれ見ていきましょう。
お散歩コースや時間帯に気をつけよう
お散歩に慣れるまでは、なるべく安全なコースを選ぶようにしましょう。抱っこで外に出る経験をしていたとしても、自分の足で歩くとなると恐怖を感じやすく、トラウマになってしまう可能性があります。
自宅周辺が車通りや人通りの多い場所であれば、公園や広場などの安全な場所まで連れて行ってあげるのがおすすめです。
また、犬とのお散歩は時間帯にも気を配らなければいけません。人間よりも地面との距離が近い犬は暑さや寒さを感じやすいです。特に子犬は体温調整が苦手なので、暑すぎない時間・寒すぎない時間を選ぶようにしましょう。夏であれば早朝や日が暮れてから、冬であればお日様がでている比較的暖かい時間が望ましいです。
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拾い食いに要注意
犬は噛んだり口に入れたりして感触を確かめようとするので、落ちているものを拾い食いしてしまわないように注意が必要です。外に落ちているものは犬にとって有害であるものも少なくありません。食べたものによってはお腹を壊したり、感染症を引き起こすものもあります。
また、道端の植物のなかには中毒症状を起こしてしまうものもあるため、犬にとって危険な草は事前に知っておきましょう。除草剤が撒かれていて危険なケースもあるので、落ちているものだけではなく草や花にも気を付ける必要があります。
万が一落ちているものを食べようとしたときのために、「離して」のコマンドを教えておくと咥えているものを離してくれるのでとても役に立ちます。愛犬を守るためにも、離してのコマンドは早いうちから教えておくのがおすすめです。
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リーダーウォークの練習をしよう
好奇心旺盛な子犬にとって、お散歩はさまざまな刺激で溢れています。そのため、興味を引かれたものや行きたい場所などがあるとリードを引っ張ってしまうことも珍しくありません。子犬のうちであれば飼い主さんがコントロールするのも容易かもしれませんが、首輪を引っ張ると首の細い犬は気管に負担がかかり、「気管虚脱」という病気を引き起こしてしまうことがあります。
子犬のうちから飼い主さん主導でお散歩することができるようにしつけることで、引っ張り癖や飛び出しによる事故などのトラブルの予防に繋がるため、少しずつ訓練をしはじめるとよいでしょう。
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社会化がとても大切
子犬にとって外の世界の刺激はほとんどが未知のものなので、社会化を全くせずにお散歩に行ってしまうと恐怖や不安を感じてしまう場面が多くなります。そうするとお散歩中に歩けなくなってしまったり、他の犬や人に吠えてお散歩どころではなくなってしまうことも珍しくありません。
楽しいお散歩にするためにも、お散歩デビューする前には抱っこで外に連れて行ってあげたり、車やバイクをはじめ、日常的によく耳にする音を聞かせて慣れさせてあげることが大切です。
お散歩に慣れてきたら、他の犬や人と触れ合う機会を作り、飼い主さん以外の人と関わる練習をしていき、社会性を育んでいきましょう。
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お散歩は子犬の様子を見ながら!
愛犬がお散歩に行けるようになったとなれば、たくさん歩いて楽しんでほしいと思ってしまいますが、はじめての場所では緊張してしまう子も少なくありません。また、子犬はまだまだ成長途中なので、身体に負担がかからないように配慮することも大切です。ストレスを感じないようにするためにも、はじめは家の近くを数分歩いてみることから始めましょう。
子犬にとってお散歩が楽しいものになるよう、ある程度外の世界に慣れるまでは無理をさせないようにしてください。子犬は極度の疲労から体調を崩してしまうケースも多いので、まだまだ歩きたそうにしているという場合でも、長い時間歩かせるのは止めるのがベターです。
身体の大きさごとにだいたいの目安となる時間はあるものの、個体差も大きいため、時間や回数はその子の様子を見ながら決めるようにしてくださいね。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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