banner

banner

チワワの出産について|あらかじめ知っておきたいリスクと注意点

お気に入りに追加

今チワワと暮らしている飼い主さんの中には、いつか愛犬の赤ちゃんをみたいと思っている人もきっといますよね。犬は安産と言われることが多いですが、実は必ずしもそうとは言い切れないということを知っていますか?今回はチワワの出産に関して、事前に知っておきたいリスクや注意点をご紹介します。

チワワの出産について|あらかじめ知っておきたいリスクと注意点
【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

目次

  1. チワワの出産について
  2. チワワが安全に出産するための条件とは
  3. チワワの出産にはリスクが伴うことを覚えておこう

チワワの出産について

チワワ

チワワの出産におけるリスクや注意点を説明する前に、出産適齢期や妊娠期間などについてご紹介します。

出産適齢期について

犬が妊娠・出産できるようになるのは、初めての発情を迎えてからとなります。チワワの場合、個体差はあるもののだいたい生後8ヶ月頃が1回目の発情期と言われていますが、なるべく母体に負担をかけないようにするために、身体が十分に成長した2回目以降の発情期に交配させるのが望ましいとされています。

また、人間と同じで犬にとっても高齢出産は身体へ大きな負担がかかることや難産や死産の可能性が高くなるので、2~5歳が出産適齢期であると言われています。

妊娠期間は?

犬の妊娠期間はおよそ2ヶ月(63日ほど)です。交配後の30~35日頃に超音波検査(エコー)で妊娠しているかどうか確認することができるとされています。出産予定日はジャパンケネルクラブ(JKC)の出産日換算表が参考になるため、交配日が分かっている場合は、チェックしてみましょう。

出産日換算表

詳しくはこちら

犬の妊娠期間について|妊娠期間中の症状や出産の準備の仕方とは

あわせて読みたい

犬の妊娠期間について|妊娠期間中の症状や出産の準備の仕方とは

愛犬がどのように生まれてきたのか、可愛い我が子だからこそ気になるものですよね。保護施設やペットショップから愛犬を迎えた場合には、母犬のことを知る機会は少なくなりますが、ブリーダーさんから犬を迎える場合、親の情報が分かることもあります。今回は、犬の妊娠期間や妊娠期間中に見られる症状、事前にしておきたい準備などを簡単に紹介していきます。

1回の出産で何匹の赤ちゃんを産むの?

個体差があると言われていますが、チワワは1回の出産で2~4匹の赤ちゃんを産むと言われています。ただし、これは平均的な数字なので、1匹ということもあれば4匹以上生まれるケースも少なくありません。子犬の数は両親犬の年齢や体格などが関係していると考えられています。

また、胎仔の数が多いと妊娠期間は長くなり、少ないと妊娠期間は短くなる傾向にあるようです。

赤ちゃんの体重はどれくらい?

生まれたてのチワワの子犬の体重は100gほどしかありません。大人の手のひらに収まるほどのサイズです。

チワワの体重の推移は以下の通りになります。

ジャパンケネルクラブ(JKC)によると、チワワのスタンダードとされる体重は1~3㎏、理想体重は1.5~2.5㎏の間とされています。しかし、チワワはとても個体差が大きい犬種であり、スタンダードよりも体重が軽い子もいれば、3㎏以上になる子も珍しくありません。標準体重の範囲内ではないからといって、必ずしも不健康であるというわけではないので、愛犬の体型から適正体重を把握して健康管理することが大切です。

こちらの記事もチェック!

チワワの適正体重ってどれくらい?愛犬の理想体重を知って健康管理に役立てよう

あわせて読みたい

チワワの適正体重ってどれくらい?愛犬の理想体重を知って健康管理に役立てよう

世界一小さい犬種であるチワワ。小柄な身体から、体重がとても軽いということをご存知の方は多いと思います。一方で個体差が大きい犬種でもあり、平均体重よりも重くなることも珍しくなく、他の子よりも重いからと言って必ずしも肥満であるとは決めつけられないケースも多いです。今回は、チワワの理想体重や、子犬期の体重推移、ダイエット方法などについて解説していきます。

チワワが安全に出産するための条件とは

チワワ

犬は安産とは言われているものの、身体の小さいチワワは骨盤が狭く、胎仔が産道を通れないことがあり、難産になりやすい傾向にあります。愛犬に子どもを産んでほしいと思っている飼い主さんは、チワワの出産に伴うリスクや、なるべく安全に出産してもらうための条件を知っておくことが大切です。 

チワワの出産に伴うリスク

チワワは身体の小ささから出産におけるリスクがいくつか伴います。1つずつ見ていきましょう。

母体への負担が大きい

まず第一に出産は母体への負担が大きくかかります。身体の小さいチワワは特に難産になりやすいため、愛犬の出産を考えている場合は慎重に検討しなければいけません。 

帝王切開の可能性

チワワは身体が小さいため、胎仔が産道を通ることができず帝王切開となることも珍しくありません。母犬よりも父犬の方が身体が大きい場合や、胎仔の数が少ない場合、お腹の中で胎仔が大きく育ってしまう傾向にあり、帝王切開となる可能性が高くなります。

帝王切開は全身麻酔下での処置となるため、母犬にも生まれてくる子犬にもさまざまな影響を及ぼすこともあります。費用は動物病院によってまちまちですが10~20万ほどかかることが多いです。

また、帝王切開の場合、母性本能が現れないケースもあり、母乳が出づらくなったり、母犬が子犬の育児を放棄する可能性もあるので、生まれてきた子犬たちのお世話を飼い主さんが全てできるのかも考えておく必要があります。

先天性疾患の可能性

チワワは先天的に水頭症を発症しやすいと言われています。はっきりとした原因は分かっていませんが、遺伝によるものではないかと考えられているため、生まれてきた子犬が水頭症を発症してしまう可能性があることを覚えておきましょう。水頭症は予防が困難であり、重症化すると死に至ることも珍しくないため、発症しやすい時期である生後数ヶ月~1年は特に愛犬の様子を気に掛け、異変がないか観察するなど注意が必要です。

また、出産時の脳出血や脳の炎症が原因で発症してしまうこともあります。

詳しくはこちらの記事をチェック!

チワワは水頭症に要注意。原因や症状、治療法について解説します

あわせて読みたい

チワワは水頭症に要注意。原因や症状、治療法について解説します

チワワが発症しやすい病気の1つに水頭症があります。水頭症は重症化すると命に関わることもあるので、愛犬の異変になるべく早く気がつき、早期に治療を開始するためにも、水頭症の原因や症状を知っておくことが大切です。本記事では、水頭症の原因や症状、治療法などについて解説していきます。

安全に出産するための条件

身体の小さいチワワがなるべく安全に出産をするためには、以下のようなことに留意しましょう。

母犬の健康状態

健康な子犬が生まれてくるためには父犬はもちろんですが、何より母犬の健康状態が良好でなくてはいけません。妊娠・出産には体力を消耗し身体に負担もかかるからです。

もしも愛犬が遺伝性疾患を持っているという場合には、子犬に遺伝してしまう可能性があるため、繁殖を諦めなければいけません。

また、愛犬の体重が1.8㎏以下の場合、母体への負担が大きいことや、流産や帝王切開での出産となる可能性が高いため、出産させないという判断も必要です。

父犬の体格

母犬となる子の身体の大きさと、あまりにも体格差があるパートナーとの交配は、母体へとても負担がかかります。子犬の大きさは父犬の体格も関わっているとも言われており、胎仔が大きいことで難産となり、帝王切開となることもあります。最悪の場合、母犬が死んでしまうケースも少なくありません。交配させるパートナーはなるべく母犬と同じくらいの体格の子がよいでしょう。

かかりつけ医と連携する

チワワの出産は難産になることが多いため、自宅出産を選ぶのであれば、万が一の場合に指示を仰げるよう、かかりつけ医と連絡をとれるようにしておきましょう。いつ産気づくかは分からないので、夜間でも連絡が取れたり、もしもの時は対応してくれる動物病院があると安心です。

チワワの出産にはリスクが伴うことを覚えておこう

チワワ

身体の小さいチワワは自然分娩が難しく、難産になる可能性が高いと言われています。犬は安産という言葉を鵜呑みにせず、事前にチワワの出産についてよく調べ、リスクも理解したうえで、愛犬に出産させるかどうかを検討するようにしましょう。もしも出産させないのであれば、生殖系の病気を予防するために避妊手術を行うのも選択肢の1つです。

どんな犬であっても出産のリスクはあるものです。愛犬に出産させたいと思っているのであれば、万全の準備を整えておきましょう。

こちらの記事もチェック!

チワワの赤ちゃんが生まれるまでとチワワの成長過程や成犬との違いなども解説

あわせて読みたい

チワワの赤ちゃんが生まれるまでとチワワの成長過程や成犬との違いなども解説

チワワの赤ちゃんを見たことがありますか?世界で1番小さい犬種とされているチワワから生まれてくる赤ちゃんは、とてもとても小さく愛らしさで溢れています。ここでは、これからチワワを自宅に迎えたい方にも、すでにチワワと暮らしている方にも知ってほしい、愛らしいチワワの赤ちゃんが生まれるまでの妊娠期間や出産頭数・成長のステップなどを解説していきます。

犬の出産準備や流れを解説!かかる費用や産後のケア方法についても

あわせて読みたい

犬の出産準備や流れを解説!かかる費用や産後のケア方法についても

愛犬の子供が見たいと思うのは、ペットを愛していれば理解できる感情ですよね。 犬は安産の象徴とされ簡単に子犬を産めるようなイメージを持つ方も多いですが、実はそうでははく、出産に対する知識や準備が必要です。 今回は犬の出産の準備や流れ、費用やケア方法を紹介します。

banner

choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード