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パグは性格が悪いって本当?パグと上手に関わるための手引き

困ったような表情が愛らしいパグは、ぺちゃ鼻や顔のしわといった中頭種や長頭種にはない魅力を持ち、世界中にファンがいる犬種です。素直でしつけやすく、無駄吠えも少ないことから初心者向けと紹介されることも多いですが、その一方で「性格が悪い」という声も・・。本記事ではパグの基本的な性格傾向をご紹介するとともに、性格が悪いと捉えられてしまう要因について考察してみました。

飼い方/育て方

パグってどんな性格?

パグ

犬の性格は遺伝や性別、飼育環境などによって形成されるため同じ犬種でも個体差がありますが、パグという犬種の一般的な性格傾向を簡単にご紹介します。

穏やかで愛情深い

パグは温厚で、細かいことはあまり気にしない性格です。飼い主さんに対しては深い愛情を示し、一緒に遊んだりそばにいることを好みます。攻撃性が低く素直なのでしつけやすい傾向にあり、初心者でも飼いやすいと言われることが多いです。とはいえ個体差もあるので、いい子に育ってもらうためには子犬の頃からしっかりしつけることが何よりも重要になります。

ちなみに、パグに限らず、短頭種に分類される犬種は穏やかな性格をしている子が多いようです。そう言われてみると、フレンチブルドッグやボストンテリアも温厚な犬として挙げられる傾向にありますよね。

誰にでもフレンドリー

パグは陽気で社交性があり、他の犬や人に対して警戒心がそれほど強くありません。そのため番犬向きではありませんが、誰に対しても人懐っこい性格は、老若男女さまざまな世代の人と仲良くすることができます。

ただし、フレンドリーすぎるがゆえに相手に近づきすぎてしまったり、短頭種特有の「フガフガ」といった呼吸音で相手を驚かせてしまい、避けられてしまうこともあるようです。

寂しがりやな一面も

パグは甘えん坊で寂しがりやなので、誰かが出かける気配を察知すると、気を引こうとしたり、ついて回る子も少なくないと言われています。そのため、長時間の留守番は向いていません。

一方で、中にはのんびりと過ごすことが得意で、留守番も問題なくこなせる子もいるようです。

パグが性格が悪いと言われる原因ってなんだろう

パグ

パグはその性格の良さから初心者でも飼いやすいと紹介されることが多い犬種ですが、なぜ性格が悪いと言われることがあるのでしょうか?パグの基本的な性格傾向から、性格が悪いと言われてしまう可能性のある部分を考えてみました。

マイペースで頑固な一面も

多少のことには動じないマイペースなところは魅力の1つでもありますが、気分が乗らないときには飼い主さんの言うことを聞かない、無視するというような態度をとることがあります。

また、パグは基本的にはおおらかな性格をしていますが、頑固な一面も持ち合わせており、お散歩中に「この道は通りたくない!」と断固として動かなくなったり、自分の気が済むまでおもちゃを咥えて離さないといったことがあるようです。

パグは小型犬に分類されるものの、チワワやトイプードルと比べると体重が重く、力も強いので、一度頑固モードに入ってしまうとなかなかコントロールが難しいという声もあります。

可愛いからといって甘やかしてしまうと頑固さゆえに問題行動に発展してしまうこともあるので注意が必要です。

飼い主さんの指示を無視して行動する部分が、性格が悪いと言われる理由の1つかもしれません。

執着心が強い

些細なことは気にしないパグですが、執着心の強さが垣間見えることがあります。パグは食べることが大好きな子が多いので、特に食べ物に対しての執着が強く、自分の食べ物はもちろん、他の犬が貰っているおやつや子どもが持っているおやつに釘付けになったり、うっかり落としてしまった食べ物をパッと口に入れてしまうケースも珍しくありません。

「とにかく食い意地がすごい。勢いあまって手まで噛まれることがある」というパグオーナーさんの話もあります。

1度咥えた食べ物を取り上げようとすると唸ったり抵抗したりといった態度を取ることもあるので、性格が悪いと思われてしまうことがあるようです。

パグと上手に付き合うために

パグ

基本的には気立てがよい性格をしているパグですが、頑固な一面や食べ物への執着心が強いといった面があり、時にはネガティブな印象を与えてしまうことがあります。それでも、パグと暮らしている方はたくさんおり、悪いところよりも良いところを発信している飼い主さんのほうが圧倒的に多いですよね。パグに限らず、言葉を離せない犬と上手に付き合うためには、いくつかのポイントがあります。具体的にどのようなことを意識すればいいのか見ていきましょう。

愛犬の気持ちを読み取れるようになろう

犬は緊張状態を和らげたり必要のない争いを避けるために「カーミングシグナル」を出して、平和に解決しようとする生き物です。そのため、自分の気持ちを耳やしっぽを使ったり、表情・行動で相手に伝えようとしています。これは犬同士だけでなく、飼い主さんに対しても発信しているシグナルなので、普段から愛犬の様子をよく観察していると、だんだんと愛犬がどういう気持ちで何を伝えようとしているのかを分かってあげられるようになるでしょう。

一般的なカーミングシグナルとして紹介されているものは、「あくびをする」や「目を逸らす」などたくさんありますが、耳が垂れている、しっぽが短いといったその子の身体的な特徴によってはシグナルが分かりづらいことも珍しくありません。また、カーミングシグナルにも個体差があり、その子によってサインの出し方が微妙に異なることもあります。

すぐにすべてのサインを理解してあげることは難しいですが、カーミングシグナルを無視され続けるとストレスが溜まったり、カーミングシグナルを出すことを辞めてしまうと言われているので、日頃から意識して様子を見て、些細なシグナルでも見逃さないようにすることが大切です。

飼い主さんが正しく愛犬の気持ちを読み取ることができれば、スムーズなコミュニケーションを取ることができ、信頼関係も築けるでしょう。

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犬種の特性・傾向を理解しよう

犬には犬種標準というものがあり、サイズや毛色、性格傾向など、その犬種の理想とする特徴がジャパンケネルクラブによって決められています。そのため、同じ犬種の中では性格や見た目といった基本的なステータスは似通っていることが多いです。もちろん性格は個体差や飼育環境なども大きく関わってきますが、「パグにはこのような面がある」と事前に知っておくだけでも受ける印象は変わってきます。

いいところばかりがクローズアップされがちですが、癖のある部分についてもある程度理解しておくことで、先回りして対策することができたり、おおらかに接することができるのではないでしょうか。

パグは性格も愛らしい魅力あふれる犬種!

パグ

パグ専門の雑誌やパグの情報に特化したサイトなど、日本でパグがこれほどまでに注目されるようになったのは比較的最近の話ですが、実はとても古い歴史を持つ犬種であり、世界では数千年も前から愛され続けてきた魅力的な性格を持つ犬種です。

攻撃性が低く、無駄吠えすることもあまりないので、数ある犬種の中でもパグは性格がよく飼いやすいと紹介されることが多いですが、甘やかしてわがままになってしまうと頑固な部分が顕著となり、コントロールするのが難しくなってしまうかもしれません。

パグ本来の魅力的な性格を引き出すためには、可愛いからといって甘やかしすぎず、子犬の頃からしっかりとしつけることが大切ですよ。

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