犬もサプリメントを飲む時代!約45%の飼い主が愛犬にサプリを与えている

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今回、Petan編集部で「犬をメインで世話していてフードやおやつなどの購入に決定権がある」と回答した人90人に対してアンケートを実施しました。犬のサプリメントに関する質問から、犬のサプリメント利用率と予防意識の背景にある事情、飼い主のニーズなどを考察していきましょう。

犬もサプリメントを飲む時代!約45%の飼い主が愛犬にサプリを与えている

目次

  1. 日本では人間よりも犬の方がサプリメント利用率が高い⁉
  2. 調査概要
  3. 犬のサプリメント利用率はなんと約45%。「与えたいと思う」飼い主を入れると60%に!
  4. 日本人とアメリカ人のサプリメント利用率は?医療費の違いが背景に
  5. では、日本の人間と犬の医療費の違いは?
  6. 犬にサプリメントを与え始めたきっかけは「予防」が80%以上
  7. 犬のサプリメントに求める効果は、金銭的リスクと相関している?
  8. 犬に与えたいと思うサプリメントの具体的な種類や成分は、ニーズと認知度が関係している
  9. そもそも、犬はサプリメントを「飲む」のか
  10. 「飲む」ではなく「食べる」|犬がサプリメントを摂取できる理由
  11. 愛犬の健康と幸せを願う気持ちが様々なデータに表れている
アンケート調査企画:犬のサプリメント利用率

日本では人間よりも犬の方がサプリメント利用率が高い⁉

現代は犬もサプリメントを利用する時代。Petan編集部のアンケート調査のデータでは、なんと飼い主さんの約45%が愛犬にサプリメントを与えているという結果が出ました!

日本人のサプリメント利用率は男性21.7%、女性28.3%というデータ(※1)もあり、もはや人間よりも犬の方がサプリメント利用率が高いということになります。

日本人と犬のサプリメント利用率

飼い主の50%以上が「自分よりも愛犬の食事にこだわる」と回答した第1回のアンケート調査では、犬の長寿化の背景にある飼い主の価値観変化を犬の食事事情から考察していきましたが、サプリメント利用においても同様の価値観醸成が感じ取れますね。

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今回、Petan編集部で「犬と一緒に生活している」と回答した人1,053人及び、「犬と一緒に生活している」かつ「自分がフードを選ぶ立場にある」と回答した人600人に対してアンケートを実施しました。愛犬に与える食事についてを中心とした質問から、愛犬家の方たちの意識の変化や価値観を探っていきます。

そもそも「犬にサプリメントってどういうこと?」「犬用のサプリメントがあるの?」といった疑問を持たれる方も多いと思います。今回は犬に対する健康管理の意識犬のサプリメントとはなんぞやといったところを深堀りしていければと思います。

調査概要

調査概要:「犬の健康に関するアンケート」

【調査期間】2022/10/26~2022/11/7

【調査方法】インターネット調査

【調査人数】「犬をメインで世話していてフードやおやつなどの購入に決定権がある」と回答した人90人

【調査対象】事前調査(サンプル数1,000)で「犬を飼っている」と回答した人(130人)のうち、「犬をメインで世話していてフードやおやつなどの購入に決定権がある」と回答した人(90人)

【モニター提供元】Freaasy

犬のサプリメント利用率はなんと約45%。「与えたいと思う」飼い主を入れると60%に!

「犬にサプリメントを与えていますか?」という質問をしたところ、「犬をメインで世話していてフードやおやつなどの購入に決定権がある」と回答した90人のうち、約45%(40人)の方が犬にサプリメントを与えていると回答しました。 

犬のサプリメント利用率

さらに、「犬をサプリメントを与えたいと思いますか?」という利用意向まで含めると、60%近く(53人)の方が与えたいと回答。

犬のサプリメント利用意向

調査母数が90人と小さいので、これで結論づけるのはやや暴論ではありますが、日本の犬の飼い主の50%前後は犬にサプリメントを与えることに好意的・意欲的ということは見て取れると思います。 

日本人とアメリカ人のサプリメント利用率は?医療費の違いが背景に

さて、人間のサプリメント利用率はどのくらいなのでしょうか?

日本人のサプリメント利用率は男性21.7%、女性28.3%というデータ(※1)が厚生労働省の調査から出ています。日本においては犬の方がサプリメント利用率が高いということになります。

ちなみに、アメリカ人のサプリメント利用率は77%というデータ(※2)が出ています。日本とアメリカで大きく異なりますね。

アメリカはサプリメント大国と言われるほど、サプリメントの普及が進んでいる国です。その背景には、医療費の高さがあると考えられます。一例を挙げると、虫垂炎にかかった場合の医療費負担が日本では6~7日の入院で約30万円アメリカ(ニューヨーク)では1~3日の入院で152.2~440.9万円(※3)となっており、日本とアメリカで大きな違いがあります。

虫垂炎にかかった場合の日米医療費比較

海外旅行先で病院にかかって簡単な診察だけで数十万円、数百万円かかった、というような話もよく聞きます。ちょっとした風邪や皮膚疾患などで病院にかかるだけでも莫大な費用が飛んでいく、と考えると、予防に力を入れたくなる心理はよく分かります。

日本とアメリカでサプリメント利用率に大きな差があるのは、こういった医療費の差からくる予防意識の違いが背景にあるのではないかと推測されます。

では、日本の人間と犬の医療費の違いは?

まず前提として、日本では犬(ペット)には人間のような健康保険制度はありません。基本的に診療費の全額を飼い主が自己負担することになっています。入院・手術など、場合によってはかなり高額の医療費となります。

あくまでも一例での目安金額ですが、実際に愛犬が動物病院で診察・治療を受けた場合の費用を人間の場合と比較すると、こんな感じになります。

犬と人間の医療費比較

先に触れた通り、日本では犬には健康保険制度はありませんので、愛犬に治療の必要が生じた場合には診療費の全額が飼い主さんの負担となります。金銭的不安から診察・治療が遅れてしまうケースも少なくないようです。

民間のペット保険に加入して金銭的リスクに備える飼い主さんも多くなっていますが、全てが保険適用となるわけではありませんし、保険適用の場合もそれなりの自己負担は発生します。

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今回、petan編集部で「犬を飼っている」と答えた方160名に対し「ペット保険に関するアンケート」を実施いたしました。ペットの家族化が進んでいる中、未だ当たり前となっていないペット保険に関して、加入している方・未加入の方それぞれに質問し今、ペット保険会社にもとめているものは何か探っていきます。

アメリカ人のサプリメント利用率が高いように、犬のサプリメント利用率が高い背景には「医療費への金銭的不安から予防意識が高い」ということがあるように思います。 

犬にサプリメントを与え始めたきっかけは「予防」が80%以上

実際に愛犬にサプリメントを与えている飼い主さんに対して、そのきっかけ・理由を聞いたところ、「気になる病気や症状があり予防のために自主的に与え始めた」が42.5%「気になる病気や症状はないが予防のために自主的に与え始めた」が40.0%と、80%以上が予防のために自主的に与え始めたと回答しました。

犬にサプリメントを与え始めたきっかけ

犬のサプリメントに求める効果は、金銭的リスクと相関している?

 では、飼い主さんはどのような部位・症状の予防を考えているのでしょうか? 

飼い主が犬のサプリメントに求める効果

最もニーズが大きかったのは、「免疫力」49.1%、「胃腸」45.5%、「関節」38.2%の3つでした。

胃腸は日々の排泄から変化を感じ取りやすい部分なので、不調があった際に不安を感じやすいという面があるのではないでしょうか。犬の「腸活」がメディアで取り上げられたり、ペット保険などで腸内環境測定のサービスがあったりと、関心が持たれやすい部位だと思います。

関節疾患も飼い主さんの関心が高いテーマです。日本での飼育頭数が多い小型犬で特に発症リスクが高く、気をつけている飼い主さんが多いのではないでしょうか。「膝蓋骨脱臼」、通称「パテラ」と言われる関節疾患がありますが、これを発症してしまうと歩行や運動に支障をきたし、場合によっては手術が必要になります。

 一方で人間でいうところの美容目的に近い「毛艶」「皮膚」「アンチエイジング」は20~35%程度と、ニーズはあるものの優先的ではないといった印象です。 

動物病院
Mikhail Nilov Pexels

こう見ると、部位・症状別のニーズの大きさは、何かあった際の医療費の高さと相関しているように思います。もちろん愛犬の健康と幸せを願う純粋な気持ちが前提としてあるのだとは思いますが、金銭的リスクからくる予防意識の高さというものも否定できないのではないでしょうか。

犬に与えたいと思うサプリメントの具体的な種類や成分は、ニーズと認知度が関係している

犬に与えている・与えたいと思うサプリメントの具体的な種類や成分も聞いてみました。飼い主さんのニーズに加えて、種類・成分自体の認知度に比例しているようです。

犬に与えたいと思うサプリメントの種類や成分

例えば、「グルコサミン」「コンドロイチン」などは関節にいい成分として認知度もニーズも高かった結果、選択した飼い主さんが多かったのだと思います。「アンチノール」(商品名)、「緑イ貝」(原料名)も関節にいいサプリメント・原料ではありますが、一般的な認知度が「グルコサミン」や「コンドロイチン」ほど高くなかったために選択した飼い主さんが比較的少なかったのではないかと考えられます。

「乳酸菌」胃腸にいい成分として認知度が高く、多くの飼い主さんが選択しました。ただ、人間の胃腸にとっていい乳酸菌と、犬の胃腸にとっていい乳酸菌は別物という説もあります。実際のところは、犬にとっての乳酸菌に関してはまだ十分に研究が進んでおらず未解明の部分も大きいようです。

そもそも、犬はサプリメントを「飲む」のか

犬のサプリメント需要が大きいということを紹介してきましたが、そもそも犬は人間のようにサプリメントを飲んでくれるのでしょうか?

犬のサプリメントへの不満・困りごと

犬にサプリメントを与えている飼い主さんに「サプリメントを与えているなかでの不満・困りごと」を聞いたところ、「犬が嫌がって与えるのが大変」と回答した人は13.0%(5人/40人)のみでした。

一方で「効果が分からない」「値段が高い」と回答した人はそれぞれ50%と、約半数が選択。サプリメントは薬ではなく、健康維持のための栄養補助食品としての位置付けなので「効果が分からない」は仕方のないことかもしれませんね。

「飲む」ではなく「食べる」|犬がサプリメントを摂取できる理由

犬にサプリメントを与えている飼い主さんのうち、「犬が嫌がって与えるのが大変」と回答した人は13.0%しかいませんでした。これは人間の場合に主流の錠剤・カプセルタイプのサプリメント以外にも、犬に与えやすい形状のものがたくさんあるからだと思います。

犬用のサプリメントは錠剤や粉末の「薬」に近いものから、液体やオイル、ふりかけのようなもの、おやつに混ぜ込んだものなど、バリエーション豊富です。

犬に与えているサプリメントの形状

実際に飼い主さんたちが愛犬に与えているサプリメントの形状を聞いたところ、「ふりかけなどフードに混ぜて使える形状」が35.0%「おやつなど嗜好性の高いものに混ぜ込んだ形状」も35.0%と、犬への与えやすさを考慮したものを利用している飼い主さんが多いようです。

愛犬の健康と幸せを願う気持ちが様々なデータに表れている

人間以上に、犬もサプリメントを利用する時代になりました。これは10年、20年前の日本ではほとんど考えられなかったことではないでしょうか。第1回の調査では犬に与える食事から愛犬家たちの意識の変化や価値観を探っていきましたが、今回の調査からもペットに対する価値観・環境の一辺は垣間見れたと思います。

犬と人間
mark.pattersonII

今回、犬のサプリメント利用の背景には、犬(ペット)の医療費の高さからくる予防意識の高まりがあるのではないかと考えました。しかしながら、医療費の高さを金銭的リスクとして捉えること自体が、過去とは変化した価値観・環境のひとつではないかと感じます。つまり、昔であれば「その程度のことで動物病院には行かない」=医療費はかからないと捉えていたことが、「動物病院に行かないといけない」=医療費がかかると捉えるように変化してきているのではないかということです。

前提には愛犬の健康と幸せを願う飼い主さんの気持ちがあり、その気持ちの表れは様々なデータから窺い知ることができます。別の角度からの考察も、今後また別の記事で調査していきたいと思います。

※1 参照:厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況

※2 参照:CRN(米国栄養評議会)の調査結果

※3 参照:東京海上日動「世界の医療と安全2010」 

調査概要:「犬の健康に関するアンケート」

【調査期間】2022/10/26~2022/11/7

【調査方法】インターネット調査

【調査人数】「犬をメインで世話していてフードやおやつなどの購入に決定権がある」と回答した人90人

【調査対象】事前調査(サンプル数1,000)で「犬を飼っている」と回答した人(130人)のうち、「犬をメインで世話していてフードやおやつなどの購入に決定権がある」と回答した人(90人)

【モニター提供元】Freaasy

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