ポメラニアンのしつけって難しい?問題行動を起こす理由やしつけのポイントをご紹介します
可愛らしい姿と人懐っこい性格で大人気のポメラニアン。いつかは一緒に暮らしたいと思っている人も多いはず。しかし、上手にしつけられるか不安もありますよね。そこで今回はポメラニアンを上手に育てるために知っておきたい性格傾向や、問題行動に対する対処法をご紹介します。
ポメラニアンってしつけが難しいの?
ポメラニアンは賢いので初心者でも比較的しつけやすいです。明るくフレンドリーで多頭飼いにも向いていると言われています。
しかし、自己主張が強い面もあり、自分の要求を伝えるために吠えたり、嫌なことをされると噛みついたりすることも。吠え癖や噛み癖は直すのに根気がいるので、しつけが難しいと感じることがあるかもしれません。
ポメラニアンと一緒に暮らしていくには、このような特徴を理解したうえでしっかりしつけることが重要です。
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しつけはいつから始めるべき?
基本的に犬のしつけは早ければ早いほど良いとされています。動物愛護法の改正により生後8週間未満の犬の販売は禁止となったので、自宅にやってくるのは早くても生後2~3ヶ月くらい経ってからということになります。この時期は「社会化期」と言って新しいことを受け入れやすいため、しつけをはじめるのにはぴったりです。
お迎え初日からはじめるべきなのがトイレトレーニングです。排泄する場所を覚えてもらわないと、どこで排泄してもいいと学習してしまいます。
お散歩するときに排泄させる方法もありますが、留守番時は我慢させることになり、膀胱炎などの病気を引き起こす可能性があるのでおすすめできません。また、天気の悪い日でも外に連れて行かないといけなくなるので、愛犬も飼い主さんも大変です。なるべく家の中の決まった場所で排泄できるようにトレーニングしましょう。
トイレトレーニングの方法はこちらの記事をチェック!
成犬でもしつけは遅くない
犬をしつけるにあたっては恐怖心があまりない生後3ヶ月~半年くらいの子犬の時期が望ましいですが、成犬になったからと言ってしつけられないわけではありません。ただし、子犬よりも時間がかかることや手間がかかることを頭に入れておきましょう。
ポメラニアンは成犬になると自己主張や縄張り意識が強くなるのでしつけが難しくなってしまう可能性があります。
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ポメラニアンに見られる問題行動って何?
ポメラニアンと一緒に暮らす中で、多くの飼い主さんが悩まされる問題行動があります。それぞれの対策を見ていきましょう。
無駄吠え
ポメラニアンはさまざまな理由から吠えることが多い犬種です。主な理由は以下の通りになります。
■警戒心から
ポメラニアンは警戒心が強く吠え癖がつきやすいです。もともとフレンドリーな気質ではあるものの、社会化が十分でないと聞こえるもの、見えるものにいちいち吠えることも珍しくありません。生後2~3ヶ月の社会化期に色々な物や音、人、動物などと触れ合わせて恐怖心を抱きにくくし、吠え癖を予防しましょう。
■要求から
自己主張の強さから何かを要求するために吠えて飼い主さんに自分の気持ちをアピールすることもあります。お散歩に行きたい、おやつがほしいなどの要求から吠え続けるので、愛犬の要求に応えてしまいがちですが、そうすることで「吠えれば自分の要求が通る」と学習し、ますます吠え癖が酷くなるので一貫して無視することが大切です。
■興奮して
ポメラニアンは興奮して吠えることもあります。「待て」や「おすわり」といったコマンドで落ち着かせましょう。特に「伏せ」の姿勢は吠えづらいのでおすすめです。
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噛み癖
ポメラニアンは吠え癖と同じくらい噛み癖もつきやすいです。子犬のうちはあまり痛くないかもしれませんが、成犬になってから本気噛みになってしまうと、他の人や犬を怪我させてしまう恐れがあります。
遊んでいるときに噛みそうな様子が見られたら遊びを中断したり無視するようにしましょう。歯の生え変わりで歯がむず痒い時期はなんでも噛もうとします。そのため、噛んでもいいおもちゃを与えるようにし、噛み癖がつかないように気をつけてください。
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マーキング
ポメラニアンは縄張り意識が強いので色々なところでマーキングしてしまうということも珍しくありません。
マーキングは本能的な行動なので完全に止めさせるのは難しいものの、避妊・去勢手術をすることで頻度が下がる可能性はあります。マーキング防止スプレーを活用するのもおすすめです。
また、室内でのマーキングは不安やストレスが原因であると考えられています。引っ越しした、赤ちゃんが生まれて家族が増えたなど、生活環境が変わってからマーキングするようになったということであれば、愛犬の不安を取り除くようにしてあげてくださいね。
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ポメラニアンをしつける際のポイント
ポメラニアンの性格を踏まえたうえで、しつける際に注意すべきポイントをご紹介します。
叱らずに褒める
ポメラニアンは褒められることが大好きです。そのため、しつけの際には叱るよりも褒めることを意識しましょう。大げさに褒め、たまにおやつをあげることで「飼い主さんの言うことを聞くといいことがある!嬉しい!」と認識し、どんどん覚えていってくれます。
しかし、そうはいっても好ましくない行動をしたときには叱らなければいけません。叱るときには「ダメ!」などの短い言葉で必ずその場で注意するようにしてください。時間が経ってしまうと何がダメだったのか犬には分かりません。
また、叱るときには名前を呼ばないようにしましょう。名前を呼ばれることは嫌なことだと学習してしまいます。
社会化が重要
ポメラニアンの問題行動の1つである吠え癖を軽減するには、とにかく「社会化」が重要です。社会化が不足すると外の世界が怖く、何に対してもストレスや不安を感じてしまいます。愛犬が安心して生活するためにも、問題行動を起こさないようにするためにも社会化はとても重要です。
犬が人間社会の中で快適に暮らしていくためには、人間にとってはなんてことのないさまざまな刺激に対して慣れる必要があります。そのため、恐怖心が芽生える前の社会化期にたくさんの刺激に触れさせることで警戒心やストレスを感じにくくなり、吠えづらくなるのです。社会化期に経験しておきたいものは主に以下の通りです。
耳のお手入れや歯磨きはもちろん、ポメラニアンは被毛のブラッシングが欠かせません。子犬期の新しいことを受け入れやすいこの時期に身体に触られることに慣れさせておくと、のちのちトリミングサロンや動物病院にかかるときの負担が少なくなります。
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ポメラニアンの性格を理解してしつけることが大切
ポメラニアンは賢いので比較的しつけは入りやすいと言われていますが、一方で吠えやすい傾向もあるので、うまくしつけられなかった場合、苦労してしまうことがあります。
社会化期にたくさんの経験をさせてあげることで吠えにくくなるので、積極的に外の世界に連れ出してあげましょう。しかし、ワクチンプログラムが完了するまでは飼い主さんが抱っこしたりカートに乗せるようにしてお散歩するようにしてくださいね。
ポメラニアンはしっかりしつけることができれば良いパートナーになってくれます。すでに成犬だとしてもゆっくり時間をかければ改善されるので、根気強く向き合いましょう。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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