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「クリッカートレーニング」って知ってる?愛犬に上手に教えるためのやり方と注意点をチェック

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皆さんは「クリッカートレーニング」というトレーニングを試したことはありますか?悪いことをしたときに叱るしつけではなく、好ましい行動を取ったときに特定の合図を送り、その行動を強化するためのトレーニングです。今回は「クリッカートレーニング」の上手なやり方と、トレーニングをする際の注意点をご紹介します。

「クリッカートレーニング」って知ってる?愛犬に上手に教えるためのやり方と注意点をチェック

目次

  1. クリッカートレーニングって?
  2. クリッカートレーニングの正しいやり方
  3. クリッカートレーニングをする際に気をつけること
  4. クリッカートレーニングにチャレンジしてみよう

クリッカートレーニングって?

犬 しつけ
825545

クリッカートレーニングとは「クリッカー」というトレーニングツールを用いた動物のためのトレーニング方法です。犬以外にも猫・鳥などをしつける際に活用されることもあります。

クリッカーってどんな物?

クリッカーは手の平に収まるくらいの小さな道具で、プラスチックの中にブリキ板が入ってます。親指で押すと「カチッ」という音が鳴り、その音を利用して犬を訓練します。

言葉で褒めることとは何が違うのか

クリッカーは犬が好ましい行動を取ったときに鳴らします。「よし!」という褒めても同じなのでは、と思うかもしれませんが、クリッカーでトレーニングすることにはいくつかの利点があります。

●周りを気にせずに褒めることができる

外出先など、大きな声では褒めにくいときもあります。クリッカーであれば「カチッ」と音をだすだけで褒められるので、周囲を気にせずに愛犬を褒めることができます。

●誰でも同じように合図を出せる

好ましい行動を取ったときにいつも女性から高い声で褒められている犬は、同じことをして男性が太い声で褒めても伝わらなかったり、怖がられてしまうこともあります。子供やお年寄りでも声は違い、みんな統一した声で褒めることはできません。クリッカーを使えば、誰でも一定のクリック音を鳴らして褒めることができます。

クリッカートレーニングの正しいやり方

犬 おすわり
Brian J Kelly

続いて、正しいクリッカートレーニングのやり方をご紹介します。

初めに教えること

まずは、クリッカーの音が鳴るといいことがある、と教えます。静かな環境で犬と向き合い、犬が何もしていないときにクリッカーを一回鳴らし、すかさずおやつを与えます。向き合っているときに犬が動き出したり、吠えたときにはおやつを与えてはいけません。このトレーニングを繰り返すことで、犬はクリッカーが鳴るといいことがある、と認識します。

実質的なクリッカートレーニングのやり方

おすわりをしつけたい場合には、犬が床にお尻をつけたときにクリッカーを鳴らし、すぐにおやつを与えます。これを繰り返すと、座ればクリッカーが鳴り、おやつがもらえると学習し、おすわりの行動が増えます。回数をこなし慣れてきたら、おやつは毎回与えるのでなく時々与えるようにし、徐々に減らしていきます。そして最終的には、おやつがなくてもクリッカーが鳴るとおすわりができるようになります。

クリッカートレーニングをする際に気をつけること

犬
sonstroem

クリッカートレーニングは、誤った使い方をすると飼い主さんにとって好ましくない行動を強化してしまう可能性があります。また、おやつのあげすぎによるカロリーオーバーにも気を付ける必要があります。

間違えた行動を強化しないよう注意

間違えた行動を取ったときにクリッカーを鳴らしてしまうと、犬はその行動が正しいと認識してしまいます。好ましくない行動のときはクリッカーを鳴らさないよう注意しましょう。

ご褒美の与えすぎに注意

ご褒美のおやつを与えすぎると、肥満になったり、普段の食餌の食いつきが悪くなる可能性があります。あらかじめトレーニングで使う分の食餌を一日の食餌量から差し引いて、カロリーオーバーにならないように注意しましょう。

クリッカートレーニングにチャレンジしてみよう

犬
Erkata Yandri

クリッカートレーニングは、叱ったり強制的にしつけるのではなく、犬が自発的に取った好ましい行動を強化するトレーニングです。犬も飼い主さんも楽しみながらチャレンジできるクリッカートレーニング、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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