banner

banner

犬にさやいんげんって大丈夫?愛犬に嬉しい栄養素は

お気に入りに追加

鮮やかな緑が食欲をそそるさやいんげんは、脇役として料理に華を添える野菜です。日本中で栽培されているため年間を通じてスーパーで手に入りますが、旬は6~9月です。主役にならないことから栄養素についてあまり注目されてませんが、あの細いさやいんげんの中には犬にもうれしい栄養がたくさん詰まっています。今回は、さやいんげんの栄養素や犬に食べさせるときの注意点、オススメレシピなどを紹介します。

犬にさやいんげんって大丈夫?愛犬に嬉しい栄養素は
【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

目次

  1. 犬にさやいんげんを食べさせる際の注意点は
  2. 犬はさやいんげんを食べても大丈夫!
  3. 愛犬のためのさやいんげんを使ったおすすめレシピ
  4. 緑黄色野菜のさやいんげんには犬にもうれしい栄養がいっぱい!

犬にさやいんげんを食べさせる際の注意点は

さやいんげん

犬にとって嬉しい栄養素が豊富なさやいんげんですが、食べさせる時には次の点に注意しましょう。

生では与えない

通常、下茹でを必要としているさやいんげんは、生では硬く消化しにくい野菜です。消化されないとせっかくの栄養素が吸収できない可能性もあるため、与えるときは必ず加熱しましょう。

与え過ぎに要注意

栄養価の高いさやいんげんには、食物繊維が豊富に含まれています。適量の食物繊維は、犬の胃腸の働きに有効に作用しますが、食べすぎてしまうと下痢の原因にもなります。欲しがるからといって、たくさん与えないようにしましょう。

腎臓の機能が低下している場合には注意

さやいんげんにはカリウムがたくさん含まれています。犬の体には嬉しい効果のあるカリウムですが、腎臓の機能が低下している場合は、カリウムが体内で溜まってしまい高カリウム血症を発症する可能性があるため注意が必要です。

犬はさやいんげんを食べても大丈夫!

さやいんげん

1年に3回収穫できることから、地方によっては三度豆と呼ばれることもあるさやいんげんは、緑黄色野菜の仲間です。夏が旬の夏野菜は紫外線による酸化を防ぐため、カロテン、ポリフェノール類、ビタミンCなど、犬に嬉しい栄養素がたくさん詰まっています。

さやいんげんの栄養素は?

さやいんげんは、あの細い1本の中にたくさんの栄養素が詰まっています。薬膳では、あるさによる食欲不振や下痢など胃の機能改善に使われます。

葉酸

ビタミンB群の一つである葉酸は、赤血球の形成やDNA、たんぱく質などの合成に関わっている水溶性ビタミンです。発育には欠かせないビタミンであり、ビタミンB12と共に赤血球を作ることから「造血のビタミン」と呼ばれています。

カリウム

カリウムは夏野菜に多く含まれているミネラルで、塩分を排出し利尿効果のある成分です。また、ナトリウムとともに細胞の浸透圧を調整し、心臓や筋肉機能の調整を助ける役割があります。

ビタミンB2

水溶性のビタミンであるビタミンB2は、エネルギー代謝に関わる栄養素で、成長促進にも役立ちます。また、皮膚や粘膜、被毛、爪などの細胞再生に欠かせないビタミンです。

ビタミンK

さやいんげんに含まれるビタミン類の中で、最も多いのがビタミンKです。脂溶性のビタミンKは、血液を凝固させる役割や骨の形成を促す役割があります。犬の体内で合成されるビタミンですが、抗生物質を服用している場合は不足しやすいと言われています。

βカロテン

夏野菜に豊富に含まれているβカロテン。さやいんげんにはレタスの約3倍以上のβカロテンが含まれています。免疫向上の役に立つβカロテンは、体内でビタミンAに変換される栄養素で、皮膚や粘膜の健康を維持する役割を果たしています。

アミノ酸

さやいんげんには、たんぱく質を構成するアミノ酸が含まれています。特に注目したいのは、体内で合成することができない必須アミノ酸である「リジン」や「アスパラギン酸」が含まれていること。必須アミノ酸のリジンは、糖の代謝やカルシウムの吸収を促進する働きがあります。また、アスパラガスに多く含まれていることでも知られるアスパラギン酸は、エネルギー代謝に関係する栄養素で、エネルギー源として利用されるアミノ酸として、ドリンク剤などにも使用されています。

愛犬のためのさやいんげんを使ったおすすめレシピ

犬
Pixabay Pexels

栄養豊富なさやいんげんは、トッピングご飯にぜひプラスしてあげたい食材です。水溶性の栄養成分が多いさやいんげんは、効果的に栄養を摂取するために2?3分固めに下ゆでし、水で冷ますのではなく、ザルなどに広げて冷ますのがおすすめです。また、βカロテンは油と合わせることで効率よく摂取できます。

さやいんげんの胡麻和え

ゴマは、犬にとっても嬉しい栄養素が詰まっている食材です。すりごまやペースト状にすることで、犬も消化吸収できます。

材料

さやいんげん、ごま、椎茸のだし汁

作り方

・さやいんげんは両端のヘタを切り落として下ゆでし、食べやすい大きさにカットする。

・すりごまをに椎茸のだし汁を加えて、茹でたさやいんげんと和える。

さやいんげんのチキン巻

電子レンジでお手軽に作れるメニューです。手作りご飯のレパートリーに加えてみてはいかがですか。

材料

さやいんげん、鶏胸肉またはささみ

作り方

・鶏肉を厚みが均等になるように開く。

・下ゆでしたさやいんげんを広げた鶏肉の上に置き、くるくると巻いていく。

・撒いた鶏肉をラップで包み、電子レンジで約5?6分。(電子レンジに入れる時は、ラップの巻き終わりが下に来るように)

・冷めるまでそのまま置いておき、冷めたら食べやすい大きさにカットする。

さやいんげんのオリーブオイル炒め

下ゆでなしの時短メニューです。さやいんげんと一緒に、他の野菜を炒めるとさらに栄養価がアップします。一緒に炒める野菜は、さやいんげんと大きさを揃えるようにカットすると、均一に火が通ります。

材料

さやいんげん、オリーブオイル、かつお節、昆布のだし汁(水に昆布をつけて作ったもの)

*昆布を水につけておくだけの簡単だし汁は、犬にとっても有効な栄養がたっぷり。昆布を水に浸して一晩冷蔵庫でねかせて完成ですが、昆布は消化できないので必ず出汁のみ使用しましょう。

作り方

・さやいんげんを食べやすい大きさにカットし、オリーブオイルでさっと全体に油が回るように炒める。

・昆布のだし汁とかつお節を加え、弱火で汁けがなくなるまで炒め煮する。

緑黄色野菜のさやいんげんには犬にもうれしい栄養がいっぱい!

さやいんげん

さやいんげんは、インゲン豆を若いうちに収穫した野菜です。インゲン豆などマメ科の食材には、生で摂取すると毒性のあるレクチンが含まれていますが、さやいんげんにはレクチンはほとんど含まれていません。さやいんげんもインゲン豆も生で摂取することはないですが、まれに下痢や嘔吐などのアレルギー症状が出ることがあるようです。

初めてさやいんげんを与える時には、まずは少量から与えて様子を見ましょう。特に、旬の夏に収穫されたさやいんげんは栄養価が高いので、ぜひ食べさせてあげてくださいね。

こちらの記事もチェック

犬にトマトを食べさせても⼤丈夫?栄養素や与える際の注意点について

あわせて読みたい

犬にトマトを食べさせても⼤丈夫?栄養素や与える際の注意点について

トマトは抗酸化作用が強く、ビタミンやミネラルが豊富な上に、料理の幅を広げてくれる美味しくて人気の高い野菜です。人間にとってはメリットたっぷりのトマトですが、愛犬に食べさせてもいいのか気になるところですよね。今回は、トマトを犬に食べさせても大丈夫なのかについて解説していきます。

犬に豆苗を食べさせても平気?与える際の注意点と栄養素まとめ

あわせて読みたい

犬に豆苗を食べさせても平気?与える際の注意点と栄養素まとめ

シャキシャキとした食感が楽しい豆苗は、栄養素をバランスよく含んだ緑黄色野菜のひとつです。そんな豆苗は、愛犬も一緒に食べることができます。栄養価が高いだけでなく、食べた後に水を張った容器に入れておくともう一度収穫して食べることができるお得感も魅力のひとつですよね。 今回は、豆苗の主な栄養素から犬に食べさせる際の注意点、おすすめの手作りごはんレシピを紹介していきます。

banner

nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

関連記事

【獣医師監修】犬はおからを食べても大丈夫!栄養豊富でダイエットにも。与える際の注意点とおすすめレシピをご紹介

食べもの

【獣医師監修】犬はおからを食べても大丈夫!栄養豊富でダイエットにも。与える際の注意点とおすすめレシピをご紹介

さまざまな栄養素が含まれており、ダイエットフードにもよく用いられるおからは、基本的には犬が食べ...

2024年3月13日

【獣医師監修】犬にとってチョコレートは危険な食べ物。中毒を起こす原因や症状などを解説します

食べもの

【獣医師監修】犬にとってチョコレートは危険な食べ物。中毒を起こす原因や症状などを解説します

私たちが日常的に口にするチョコレートが犬にとっては危険な食べ物ということはよく知られていますよ...

2024年1月31日

【獣医師監修】犬にチョコレートは危険!与えてはいけない理由と誤って食べてしまった場合の対処法を解説

食べもの

【獣医師監修】犬にチョコレートは危険!与えてはいけない理由と誤って食べてしまった場合の対処法を解説

犬にチョコレートを与えてはいけないということは、一般的によく知られていますよね。しかし、犬にと...

2024年1月16日

【獣医師監修】犬の「玉ねぎ中毒」は命に関わることも。玉ねぎを与えてはいけない理由や症状、対処法まで解説

食べもの

【獣医師監修】犬の「玉ねぎ中毒」は命に関わることも。玉ねぎを与えてはいけない理由や症状、対処法まで解説

犬に与えてはいけない食べ物は多数あります。その中でも「犬に玉ねぎを与えてはいけない」という話は...

2023年12月13日

【獣医師監修】犬に生の大豆は与えてはいけない?理由と誤って食べてしまった場合の対処法について

食べもの

【獣医師監修】犬に生の大豆は与えてはいけない?理由と誤って食べてしまった場合の対処法について

豆類の中でもたんぱく質の含有量が多く「畑の肉」とも呼ばれる大豆。大豆は豆腐や味噌、納豆、煮豆、...

2023年11月8日

もっと見る

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード