犬にココナッツオイルは与えて大丈夫?期待出来る効果や注意点を解説

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ココナッツは豊富な栄養素を含むことから近年注目されているオイルです。

愛犬にも使いたいと考える飼い主さんも多いですが、犬にココナッツオイルは問題ないのか心配になりますよね。

今回は犬にココナッツオイルは大丈夫なのか、与えた際のメリットや注意点を紹介します。

犬にココナッツオイルは与えて大丈夫?期待出来る効果や注意点を解説

目次

  1. 犬にココナッツオイルを与えても大丈夫なのか
  2. ココナッツオイルの成分と犬に期待できる効果
  3. 犬にココナッツオイルを与えるときの注意点
  4. ココナッツオイルの様々な活用方法
  5. まとめ

犬にココナッツオイルを与えても大丈夫なのか

犬にココナッツミルクは大丈夫なのか

犬にココナッツオイルを与えても問題ありません。

ココナッツオイルには中鎖脂肪酸やラウリン酸など、体に良いさまざまな成分が豊富に含まれているためです。

私たち人間に良い効果が期待できる健康食品は愛犬にも試してみたいところですが、犬にとって危険なのかどうかの判断は中々しづらいですよね。

ココナッツオイルに関しては、注意点を守ればデメリットも特に報告されていませんので、気になる飼い主さんは愛犬のために積極的に取り入れてみてください。

ちなみにココナッツオイルとは、ココナッツの種子の組織のひとつである胚乳から抽出されるオイルです。

ココナッツという名前から犬が避けた方がいいとされるナッツ類と混同する飼い主さんもいますが、別物だと認識しておきましょう。

ココナッツオイルの成分と犬に期待できる効果

ココナッツミルクの成分が犬に与える効果

ココナッツオイルは三大栄養素である「炭水化物」「タンパク質」「脂質」の中の脂質にあたります。

植物から抽出される油ながら、ほとんどが飽和脂肪酸で構成されているのが特徴です。

飽和脂肪酸の中で最も多く含まれるのが、体に良い効果をもたらすとされる中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)です。

MCTにはラウリン酸が多く含まれているほか、MCTを摂取することでケトン体というエネルギー源を効率的に作り出せます。

ここでは脂質と飽和脂肪酸、MCT、ラウリン酸、ケトン体についてと、ココナッツオイルを犬に与えることで期待出来る効果を見ていきましょう。

脂質

脂質は三大栄養素のひとつで、タンパク質や炭水化物と比較すると2倍以上のカロリーを与えてくれるエネルギー源です。

摂りすぎると肥満などの病気の原因になる可能性も考えられますが、脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きを担っています。

飽和脂肪酸

ココナッツオイルを構成している飽和脂肪酸は、液体で固体、高温で液体になる特徴を持った成分です。

飽和脂肪酸を代表する脂質にはラードや牛脂、バターなどがあるため、飽和脂肪酸と聞くと体に良くなさそうだと敬遠してしまう飼い主さんもいるのではないでしょうか。

しかしココナッツオイルに含まれている飽和脂肪酸は、ラードやバターなどと異なる成分を持っているため、安心して与えられます。

最後にも述べますが、ココナッツオイルの使い方は飲むだけではありません。

身体に塗るなど幅広い活用方法ができるのも、人気の秘密といえるでしょう。

中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)

中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)はココナッツをはじめ、ヤシ科植物の種子の核になる部分に含まれる天然成分です。

水溶性のため、体に摂り入れられてからエネルギーになるまでのスピードがほかの成分と比べて早く、体に脂肪を付きにくくする効果を持っています。

ココナッツオイルを取り入れようと考えた飼い主さんも、この中鎖脂肪酸に注目したのが始まりという方も多いのではないでしょうか。

愛犬の健康を守るために、MCTはぜひ摂り入れていただきたい成分です。

ラウリン酸

上記のMCTに多く含まれているラウリン酸は、抗菌や抗炎症作用を持つ成分です。

雑菌やウイルスから身を守るほか、コレステロールのバランスを調整し、免疫力を上げる効果も持ち合わせています。

膵臓に働きかけてインスリンの分泌を促進する役割も担うため、ラウリン酸を摂り入れるとさまざまな病気の予防や改善が期待できるといえるでしょう。

ケトン体

ケトン体は、肝臓で脂肪が合成されたり分解されたりする際に生まれるエネルギーです。

ケトン体により生まれたエネルギーはブドウ糖の代わりにもなるため、第二のエネルギーと呼ばれることもあります。

ケトン体は認知症の予防やてんかんにも効果的といわれることから、ぜひ摂り入れていただきたい成分です。

犬に期待できる効果

ココナッツオイルはさまざまな成分が含まれますが、実際にココナッツオイルを摂った犬に期待できる効果には以下のものがあります。

  • 皮膚被毛の健康促進
  • 消化器系の機能向上
  • 免疫システムの改善
  • 肥満改善
  • 脳の健康促進 など

ココナッツオイルは、皮膚や被毛の健康促進に効果が期待できます。

湿疹や皮膚炎、痒みなどがある愛犬にはぜひ摂り入れてあげてください。

また栄養の吸収や消化の促進を促すほか、口臭に悩んでいる場合の予防にも効果的です。

殺菌作用と抗ウイルス作用があることから免疫システムの改善にも役立ち、MCTやケトン体の働きによりダイエットや脳の健康促進も期待できるでしょう。

上記のように犬にとって良い効果をもたらすココナッツオイルを、適量や注意点を守ったうえで摂り入れてみてはいかがでしょうか。

犬にココナッツオイルを与えるときの注意点

ココナッツミルクを与えるときの注意点

犬の体に多くの良い効果をもたらすと期待できるココナッツオイルですが、与える際は以下の点に注意しなければなりません。

  • 摂取しすぎない
  • アレルギーを起こす可能性がある
  • 肝臓に負担をかける可能性がある
  • 健康補助食品であることを認識しておく
  • 品質のいいココナッツオイルを選ぶ

順番に見ていきましょう。

摂取しすぎない

ココナッツオイルは見てきたとおり、体にいい成分が豊富に含まれています。

しかし同時にカロリーも高いため、肥満に注意しなければなりません。

肥満は多くの病気の原因となります。

ココナッツオイルは以下の摂取量を守り、絶対に過剰摂取は止めましょう。

  • 体重4.5kgの犬の場合、1日小さじ1杯程度
  • 体重13~14kgの犬の場合、1日大さじ1杯程度

個体差があるため、上記はあくまで目安と考えてください。

過剰摂取は原因であるため、度に与えない場合は目安の量を回数ごとに割り与えることを忘れないようにしましょう。

はじめはアレルギーの可能性を考えてごく少量を舐めさせる程度にし、徐々に摂取量を増やしていってください。

アレルギーを起こす可能性がある

すべての食品にいえることですが、ココナッツオイルが愛犬の体質に合わなければ、以下のようなアレルギー反応を起こしてしまう可能性があります。

  • 皮膚のかゆみ・湿疹
  • 顔の腫れ
  • 嘔吐や下痢
  • 呼吸困難 など

食物アレルギーの症状は犬によって異なりますが、軽度であれば皮膚のかゆみや湿疹、顔の腫れが出る程度に留まります。

しかし嘔吐や下痢、呼吸困難などの強い反応が出てしまうと、素早い判断と処置が必要です。

愛犬がどんな食べものや植物にアレルギーを持っているかは検査によって調べられますが、高額で時間を必要とする場合もあるため、行わない飼い主さんも多いでしょう。

ココナッツオイルを初めて与える際は体調が観察できるよう、飼い主さんの在宅時を選ぶようにしてください。

体調に変化があった場合にすぐに相談できるよう、かかりつけの動物病院の診療時間中に与えることも意識していただきたいポイントです。

肝臓に負担をかける可能性がある

ココナッツオイルを摂取する際の注意点は、肝臓に負担をかける可能性があることです。

ココナッツオイルに多く含まれる中鎖脂肪酸は腸で吸収された後、すぐに肝臓で処理され、脳や体で利用できるケトン体に変換されます。

この代謝の過程で、肝臓に負担をかける可能性がある点を知っておきましょう。

ただしどれだけ負担を与えるか、はっきりとした研究結果は出ていません。

不安な方は、愛犬の体質や健康状態を考慮してココナッツオイルを与えても良いか、獣医師に相談してみましょう。

疑問があるまま与え、万が一なにかあっては後悔が残ります。

十分に納得したうえで与えるか、最後に紹介するココナッツオイルのさまざまな活用方法を参考にし、口から摂り入れる以外の方法を試してみてください。

あくまで健康補助食品であることを認識しておく

ココナッツオイルは皮膚や被毛の健康や免疫力向上が期待できますが、あくまで薬ではなく健康に良い食品であることを認識しておきましょう。

ココナッツオイルを摂れば、必ず病気が改善し、健康になるわけではありません。

気になる病気の症状は動物病院で診察を受け、愛犬を早く健康体へと近づけるための補助としてココナッツオイルを活用しましょう。

品質のいいココナッツオイルを選ぶ

ココナッツオイルは店舗や通販などでさまざまな種類のものが売られていますが、愛犬に使うのであれば品質の良いココナッツオイルを選びましょう。

健康や美容を目的としてココナッツオイルを使いたい場合、オーガニック・ヴァージンオイルがおすすめです。

上記のオイルは無添加で、低温または非加熱でココナッツオイルを抽出している特徴を持っています。

ヴァージンオイルと記載されていない商品は中鎖脂肪酸やラウリン酸の含有率が低いため、与えても期待する効果が発揮できない場合があります。

せっかく健康維持に期待をして愛犬に与えるオイルのため、できるだけ妥協せずに高品質のものを与えましょう。

ココナッツオイルの様々な活用方法

ココナッツミルクの活用方法

ココナッツオイルはフードにかけたり直接飲んだりして体の中に摂り入れるほか、以下のような活用方法があります。 

  • 肉球をマッサージする
  • 皮膚や被毛に直接塗る
  • 歯磨きペーストの代わりとして使う

順番に見ていきましょう。

肉球をマッサージする

食べること以外にも使ってほしいココナッツオイルの活用方法は、肉球のマッサージです。

肉球は夏の暑さや冬の寒さの中でも床や道路を歩くのに使うため、お手入れをしなければ乾燥し、硬くなってしまいます。

硬くなった肉球は地面でふんばりがきかず滑りやすいため、転倒や歩行異常に繋がる危険もあります。

毎日のスキンシップのなかでココナッツオイルを少量肉球に塗り込み、マッサージしてあげましょう。

舐めとってしまっても問題ないうえ、ココナッツオイルの甘い香りに愛犬も飼い主さんも癒やされる素敵な時間となりますよ。

皮膚や被毛に直接塗る

ココナッツオイルは食べるだけでなく、皮膚や被毛に直接塗っても効果を発揮します。

保湿効果があるため、乾燥が気になる愛犬や、毛の絡まりやすい犬種におすすめです。

刺激が少ないため、皮膚に塗ったあとはそのままマッサージオイルとしても使えます。

炎症効果によりかゆみや湿疹がある場合にも、鎮静が期待できるでしょう。

べたつかない程度に少量手に取り、やさしく皮膚や被毛に塗ってあげてください。

歯磨きペーストの代わりとして使う

ココナッツオイルには殺菌効果があるため、口臭予防や歯周病の予防、ホワイトニングに効果を発揮します。

普段歯磨きをしている犬はペーストに混ぜたり、代用として使いましょう。

歯磨きが苦手な犬であれば口の端に少し垂らして舐めさせてあげることで、歯磨きほどの効果は見込めませんが口臭予防として役立ちます。

前述しましたがココナッツオイルは健康食品のため、歯石が多くついている場合は動物病院での治療が必要です。

それを認識していただいたうえで、口の健康維持のひとつとして使ってみてください。

まとめ

ココナッツミルクは犬も大丈夫なのか まとめ

今回はココナッツオイルは犬にとって害がないか、成分や期待できる効果、注意点や活用法を紹介しました。

犬にココナッツオイルを与えるのは害はなく、むしろ健康維持におすすめです。

しかし、食べ過ぎでの肥満やアレルギーを起こしてしまう可能性があるなどの注意点も存在します。

気になる飼い主さんは獣医師に相談したうえで試し、上記の食べる以外の活用方法を参考に毎日のスキンシップのなかでも使ってみてください。

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