banner

banner

犬に鴨肉を与えても平気?食べさせる際の注意点と栄養素まとめ

お気に入りに追加

愛犬の食欲が低下しているときや特別なご褒美をあげたいと思ったとき、鴨肉を食べさせたいと思ったことはありませんか?「鴨肉」は犬が喜ぶ食材の一つで、注意点を守れば与えることができます。今回は鴨肉の栄養素や成分、犬に与える際の注意点、おすすめのレシピをまとめてご紹介します。

犬に鴨肉を与えても平気?食べさせる際の注意点と栄養素まとめ

目次

  1. 鴨肉の栄養素について
  2. 犬に鴨肉を食べさせる際に気をつけること
  3. 鴨肉を使ったおすすめのレシピ
  4. 愛犬の食事に鴨肉を取り入れてみよう

鴨肉の栄養素について

乾燥ジャーキー
AlbanyColley

鴨肉は注意点さえ守れば、犬に与えても大丈夫な食材のひとつです。手作りおやつやごはんへのトッピングとして、豚肉や牛肉の代わりに活用できます。風味がよく、食欲が落ちているときなどにおすすめの食材です。豚肉や牛肉ほど身近な食材ではありませんが、精肉店や一部のスーパー・インターネットなどでの購入が可能です。また鴨は英語でduck(ダック)。鴨肉を主原料としたドッグフードも販売されています。

  • 商品名:AATU(アートゥー)/ダック ドッグフード
Amazonで見る

 まずは鴨肉にどのような栄養素・成分が含まれているのかをご紹介します。 

 鉄は体内の酸素運搬に関わる栄養素で、赤血球のヘモグロビンに多く存在します。鉄が不足すると酸素の供給が十分にできない状態になることで鉄欠乏性貧血になり、人では集中力の低下や、頭痛、食欲不振、筋力低下、疲労感といったさまざまな症状が現れます。また、過剰に摂取した場合には下痢や嘔吐を引き起こします。 

ビタミンB1、ビタミンB2

 ビタミンB1・ビタミンB2は、体内のさまざまな代謝に必要な酵素の働きを補っています。

ビタミンB1は神経系の機能を正常に保つために欠かせない栄養素で、体内では心臓、肝臓、腎臓および脳に高濃度に分布しています。不足するとチアミン欠乏症(脚気)になり、歩行障害や視力障害を起こします。

ビタミンB2は皮膚や被毛の健康維持に欠かせない栄養素で、不足すると乾皮症や、光線過敏症などの皮膚病になります。

不飽和脂肪酸

 不飽和脂肪酸は植物や魚の脂に多く含まれますが、鴨肉にも多く含まれます。

不飽和脂肪酸は「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」に分けられます。一価不飽和脂肪酸で知られるオレイン酸は血液中のLDLコレステロールを下げる効果があります。多価不飽和脂肪酸はリノール酸、α-リノレン酸などがあり、動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らすなど、さまざまな作用を持っています。

犬に鴨肉を食べさせる際に気をつけること

ごはんを待つ犬
mollys_life Unsplash

犬に鴨肉を与える際、新鮮な状態のものを使うことはもちろん、その他にもいくつかの注意点があるのでご紹介します。

アレルギーに注意

最近ではアレルギー対策のフードとして鴨肉が使われていることもありますが、だからと言って全ての犬がアレルギーを起こさないという訳ではありません。初めて与える食材にはアレルギー反応を起こすリスクがあることを留意しておきましょう。まずは少量から与え、下痢や嘔吐などのアレルギー反応が見られたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

こちらの記事もチェック! 

高級ドッグフードおすすめ10選!こだわりフードを徹底的に比較してみた!

あわせて読みたい

高級ドッグフードおすすめ10選!こだわりフードを徹底的に比較してみた!

近年、飼い主さんたちの愛犬への健康志向が高まっており、原料から製造方法までこだわった様々な高級フードが販売されるようになりました。大切な家族の一員である愛犬の健康管理に影響を与える食事には、こだわりが詰まった質の良いフードを与えたいと考える方はたくさんいらっしゃると思います。今回は、愛犬の食生活に大きな関心を持つ飼い主さんにおすすめしたい、良質な高級ドッグフードをそれぞれベースとなるタンパク質別に紹介していきます。

愛犬のためのアレルギー対策フードが知りたい|原材料ごとにおすすめを徹底比較

あわせて読みたい

愛犬のためのアレルギー対策フードが知りたい|原材料ごとにおすすめを徹底比較

愛犬に食物アレルギーがある、もしくはその可能性が疑われる場合、アレルギー反応を引き起こしにくい食材を使用したドッグフードを選ぶ必要があります。しかし、種類がたくさんあるためどれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。 この記事では、穀物不使用のグレインフリーフードを中心に、アレルゲンになりにくい食材が主原料のもの、食物アレルギー対応の療法食など、おすすめのアレルギー対策フードをご紹介します。

与える際には適量を守る

 鴨肉はヘルシーで身体に良いイメージがあるかもしれませんが、与えすぎれば消化不良や肥満の原因にもなります。

また、多くの子は鴨肉を使った手作りごはんを喜んで食べてくれると思いますが、手作りごはんだけで犬に必要な栄養をバランスよく摂らせてあげることはなかなか難しいものです。慣れないうちは、主食は総合栄養食のドッグフードを与え、鴨肉はトッピングにしたり、食欲が低下しているときなどの特別なごはんとして与えることをおすすめします。

味付けしない

鴨肉に限りませんが、犬に与える食材には調味料で味付けをしないようにしましょう。すでに味付けされているものは与えないでください。犬は嗅覚が優れているのでニオイから食材を感じ取ることができます。そして、味を感じるための「味蕾」は人間の1/5と言われており、味覚は人間と比べて感度が低いとされています。人の食事のように味付けをすると塩分過多など犬の健康に悪影響を与えることもあるので、素材の味のままで与えましょう。

ハムやベーコン、ウインナーなどの加工品は塩分が高いことに加えさまざまな調味料が使用されており、添加物、脂質が多いので与えてはいけません。 

こちらの記事もチェック!

犬にハムを与えてはいけない理由と誤って食べてしまった際の対処法

あわせて読みたい

犬にハムを与えてはいけない理由と誤って食べてしまった際の対処法

子どもから大人まで好まれるハムは、肉類であることから犬が好みそうな食べ物ですよね。しかし、ハムは犬にとってデメリットだらけということをご存知でしょうか? 今回は、ハムを犬に食べさせるべきではない理由と、与えてしまった場合の対処法について解説していきます。与えすぎによってどんな症状が現れるのかについても解説しているので、万が一に備え、理解を深めておきましょう。

細かくカットする

鴨肉を大きいサイズのまま与えると、喉に詰まらせてしまうことがあります。小型犬や、飲み込む力が弱い高齢犬などは特に注意しましょう。消化しやすくするためにも脂肪の部分はできるだけ取り除き、赤みの部分をなるべく細かく切ったり、フードプロセッサーにかけてから与えるようにしましょう。また、骨付きのまま与えてはいけません。骨を噛んで割れた破片を飲み込むことによって喉や内臓を傷つける恐れがあります。犬は骨を好むイメージがあるかもしれませんが、骨付きの肉は必ず肉のみ与えるようにしてください。

骨についてはこちらの記事をチェック

犬のおやつとして骨を与えるのは危ない?メリットや注意点と知っておきたい危険性について

あわせて読みたい

犬のおやつとして骨を与えるのは危ない?メリットや注意点と知っておきたい危険性について

なぜだか犬は骨が好きというイメージがありますよね。愛犬が喜ぶからと、おやつに骨を与えているものの、なぜ犬が喜ぶのか分からないという方も多いはず。 今回は、おやつに骨を与えることのメリットと、知っておくべき注意点や危険性について解説していきます。

必ず加熱する

生の鶏肉や豚肉、牛肉などには食中毒を引き起こす原因とされる寄生虫や大腸菌、サルモネラ菌などが存在する可能性があり、犬が感染すると下痢や嘔吐などの症状が現れます。また、生肉に存在する病原体は犬のみならず人間にも感染することがあります。犬に肉を与える際には煮る、焼くなど加熱調理し感染を予防しましょう。

こちらの記事もチェック

レバーって犬が食べても大丈夫?食べさせ過ぎには要注意!

あわせて読みたい

レバーって犬が食べても大丈夫?食べさせ過ぎには要注意!

私たちが普段食べているレバー。そのレバーを犬に食べさせてもいいのかと疑問に思ったことがある人は少なくないのではないでしょうか?レバーはスーパーや肉屋さんで手軽に購入することができ、私たちにとって身近な食材の一つです。 ここでは、レバーに含まれている栄養素や与える際の注意点、愛犬のためのレバーを使ったおすすめレシピについてご紹介します。

鴨肉を使ったおすすめのレシピ

鴨肉

 簡単に作れる、愛犬のためのおすすめレシピを2つご紹介します。 

1.鴨肉と卵の雑炊

 つづいて「鴨肉と卵の雑炊」です。同時に卵と豆腐のタンパク質摂取が期待できます。 

材料

  • 鴨肉・・・30g
  • 豆腐・・・50g
  • 卵・・・1個
  • 炊いたお米・・・80g
  • 水・・・200cc

作り方

  1. ボウルに卵を割り入れ、溶きほぐします。
  2. 鴨肉、豆腐は食べやすいサイズに切ります。
  3. 鍋に水を入れて加熱し、沸騰したら鴨肉、炊いたお米、豆腐の順に入れます。
  4. 鴨肉に火が通ったら卵を加え、卵が固まったら完成です。

2.鴨肉と野菜のスープ

 まずは「鶏肉と野菜のスープ」です。水分補給させたいときにもオススメのレシピです。 

材料

  • 鴨肉・・・50g
  • 白菜・・・30g
  • かぼちゃ・・・20g
  • 水・・・150cc

作り方

  1. すべての材料を食べやすいサイズに小さく切る。
  2. 鍋にかぼちゃと水を入れ、火が通るまで煮込む。
  3. 鴨肉、白菜を入れて更に5分ほど煮込む。
  4. 具がしんなりしたら完成です。人肌程度に冷まして与えましょう。

愛犬の食事に鴨肉を取り入れてみよう

アヒルのおもちゃ
Mylene2401

いかがでしたか?鴨肉は私達にはあまり馴染みがない食材ではありますが、栄養価も高く、上手に取り入れることができれば手作りごはんのアレンジの幅も広がります。愛犬に与える際には必ず加熱する、細かくカットするなど注意点を守り、安全に与えてください。また、鴨肉以外にも犬が食べられる肉は他にもあり、豚肉や牛肉はもちろん馬肉や鹿肉も食べられます。与え方には注意が必要なので、事前に調べてから愛犬に与えるようにしてくださいね。

アレルギーを起こしにくい肉ついてはこちらの記事もチェック

低アレルギーな馬肉は犬におすすめの食材!栄養素や与える際の注意点を解説

あわせて読みたい

低アレルギーな馬肉は犬におすすめの食材!栄養素や与える際の注意点を解説

高タンパク、低脂肪、低カロリー、そして低アレルギーな馬肉は、愛犬に与えるタンパク質源としてとてもおすすめの食材です。今回は、馬肉に含まれる栄養素や与える際の注意点、おすすめのレシピ本を紹介します。

犬は鹿肉を食べても大丈夫!与える際の注意点と鹿肉レシピをご紹介

あわせて読みたい

犬は鹿肉を食べても大丈夫!与える際の注意点と鹿肉レシピをご紹介

鹿肉は、栄養たっぷりの食材として知られており、低カロリー・高タンパクでダイエット食としても人気です。そんな鹿肉は、犬に食べさせても問題ないのでしょうか? 今回は、鹿肉を愛犬にあげようとしている飼い主さんのために、鹿肉に含まれる栄養素や鹿肉を犬に食べさせる際の注意点を解説していきます。あわせて、鹿肉を使ったおすすめレシピも紹介していきますので、手作りのご飯を愛犬に食べさせたいという方は是非チェックしてみてください。

komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

あわせて読みたい

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード