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犬のしつけの基本『おすわり』はいつから教えればいい?おすわりの必要性や、おすわりの上級編も

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初めて犬を飼ったら、真っ先に思いつく基本のしつけの1つが『お手』や『おすわり』ですよね。『お手』は教えなければ、ほとんどの犬が自らすることはありませんが、『おすわり』はときどき教えてもいないのに犬が自らお座りポーズをしていることもあります。「自分でおすわりしているんだったらわざわざしつけを教えなくてもいいのかな?」と思うかもしれませんが、実は犬と人が安心・安全に暮らしていくためには『おすわり』をはじめとするいくつかのしつけが欠かせません。また『おすわり』はさまざまなシーンで使う指示語になるため、子犬のうちから教える必要があります。具体的にはいつ頃からしつけを始めてもいいのでしょうか?今回は犬におすわりを教える意味・必要性から、おすわりのしつけを始める最適な時期をご紹介します。

犬のしつけの基本『おすわり』はいつから教えればいい?おすわりの必要性や、おすわりの上級編も
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目次

  1. 犬に『おすわり』を教える意味・必要性とは?
  2. 犬に『おすわり』はいつから教える?
  3. 犬のおすわりは基本が出来たら上級編へ
  4. 子犬のうちから愛犬におすわりを教えよう

犬に『おすわり』を教える意味・必要性とは?

犬 おすわり
Bennilover

『おすわり』は、何らかの理由によって起こった、犬の興奮状態や衝動的な行動を静めて、動きを制止させるためのしつけの1つです。犬と人とが社会の中で安全に暮らしていくためには、以下のような3つの理由から子犬のうちからおすわりを教える必要があります。

1.問題行動を予防できる

おすわりができると、さまざまな犬の問題行動を予防できます。例えば、おもちゃで遊んでいるときに、興奮がエスカレートして飼い主さんの手を噛んだりすることがあります。また、インターホンが鳴ると吠え立てるようなことも少なくありません。

犬は腰を下げてお尻を地面につけると落ち着きやすくなります。そのため、おすわりをさせることで、噛み癖や吠え癖などの問題行動を予防できます。

2.事故を防げる

例えば、散歩に行く際など犬は嬉しくて興奮状態になりがちですが、そんなとき飼い主の制止を振り切って走り出したら、車や自転車にぶつかる恐れがあり非常に危険です。おすわりができれば、このような飛び出し事故を防ぐことができます。

また、犬は突発的な大きな音によりパニックになることも少なくありません。突然のことに驚いてリードをグイグイ引っ張って走り出したりすると、事故につながる恐れがあります。そんなとき、おすわりをさせれば、犬を少しだけ落ち着かせることができます。おすわり以外に「フセ」をさせるという方法もよく採られます。

3.よその人に迷惑をかけないため

犬が通りすがりの人に飛びかかったりすると、その方に対して恐怖心や嫌悪感を与えてしまいます。それだけでなく、怪我をさせることもあるかもしれません。

犬が嫌いな人や動物アレルギーを持っている人もいるので、知らない人にむやみに犬を近づけるのはよくありません。他人に迷惑をかけないといった観点で犬の動きを抑制するためにも、犬のおすわりのしつけは出来ておいた方がいいでしょう。

犬に『おすわり』はいつから教える?

犬 おすわり
Steshka Willems Pexels

『おすわり』はいつ頃から愛犬に教えることができるのでしょうか? まずは、犬におすわりを教える前に知っておきたい、おすわりを教える最適な時期を解説します。

生後2~3ヶ月からはじめ、本格的には4ヵ月頃から

子犬のワクチン接種が終了して外に出られるようになるのは生後14週目以降ですので、おすわりを教えるのはその前の生後2~3ヶ月齢くらいから徐々に始めるようにします。犬をペットショップから迎えた場合(=生後50日齢以降)はすぐに始めても大丈夫です。

最初のうちはボール遊びなどの最中におすわりをさせてみるなど、おすわりという姿勢そのものに慣れさせる程度の、ストレスがかからない方法から始めてみましょう。その後、生後4~6ヶ月になったら本格的におすわりを教えることがおすすめです。

犬のおすわりは基本が出来たら上級編へ

犬 おすわり
Samson Katt Pexels

基本的なおすわりのしつけ方法を確認して、愛犬がおすわりできるようになったら今度は少し上級編に進んでみましょう。

正面からではなく、横から指示を出す

「おすわり」という動作は、日常生活において使用頻度が高く、いつどんなときにどんな場所でも出来るようになる必要があります。そのため、まずは犬に対して正面からではなく、横から指示を出しても愛犬がおすわりができるような状態を目指しましょう。

犬を飼い主さんの斜め45度の位置に誘導し、そこから「おすわり」と指示を出してみましょう。この状態で犬がおすわりすることが出来たら褒めてあげましょう。基本的なしつけ方法を踏まえ、飼い主さん・愛犬の位置関係を変更することで、徐々に真横にいる状態でも「おすわり」の指示を聞いてくれるようになることが理想です。

しつけを行なう周辺環境に変化を加えてみる

落ち着ける・集中できる環境で基本的なおすわりが出来るようになったら、今度は環境に変化を加えてみましょう。例えば、これまではリビングでやっていたけど、お散歩前に玄関付近でやってみる等して場所を変えてみるというのが第一歩となります。また、テレビを付けた状態でやってみると、犬の気が散って飼い主の声が聞き取りにくくなるため、これまで出来ていたおすわりが出来なくなることがあります。

いざというときには、周辺環境に動く人や他の犬がいたり、物音がすることが想定されるため、あらゆる場面で「おすわり」が出来るようにチャレンジしていきましょう。室内で問題なく出来るようになったら、あらゆるニオイ情報が増える屋外でも「おすわり」ができることを目指し、徐々にレベルアップさせていきましょう。

子犬のうちから愛犬におすわりを教えよう

犬 おすわり
Brian J Kelly

おすわりは、すべてのしつけの基本となる重要なしつけです。おすわりを教えておくと、事故や問題行動を防げるほか、よその人や犬に迷惑をかける心配も少なくなるので、安全に過ごしていくことに繋がります。1つずつステップを踏みながらできるようになるまで何度も練習して、子犬のうちからおすわりを教えていきましょう。

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nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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