犬はもやしを食べても大丈夫!注意点やアレルギーを踏まえた手作りもやしご飯をご紹介!
もやしは一年中スーパーで手に入り、値段も安いので、私たち人間にとってはとてもありがたい食材ですよね。 そんな便利な食材であるもやしは、犬が食べても大丈夫な食材です。ただ、与え過ぎによる弊害もあるので、今回はもやしを与えるメリットから注意点、どんな犬にもやしが向いているのかをご紹介します!
犬は「もやし」を食べても大丈夫!
結論から申し上げると、もやしは犬が食べても大丈夫な食材です。犬にとって害になる成分が含まれていないので、安心してください。
もちろん犬によっては向き不向きがあるので、不安な場合、まずは少量を与えてみましょう。問題がなければ、少しずつ量を増やしていってみてください。
もやしだけでは食いつきがよくない
もやしには匂いがないので、口つきにはあまり期待ができません。もやしを与える際は、匂いのあるドッグフードと混ぜてあげるようにしましょう。
もやしにはほとんど味が無いので、どんなドッグフードにも合いやすいです。食いつきが悪いと感じたら、他の食材と組み合わせてみてください。
生でも大丈夫!だけどおすすめはできない
もやしは生で与えても大丈夫ですが、あまりおすすめはしません。なぜなら、もやしは腐りやすい食材でもあるからです。
腐っていることに気づかないまま与えてしまうと、下痢や嘔吐を引き起こしてしまいます。特に夏場は注意が必要です。基本的には茹でたもやしを与えたほうが、安心した食事に繋がります。
もやしに含まれている栄養について
もやしは95%が水分で出来ており、残りの5%に様々な栄養が含まれています。緑黄色野菜と比べると、決して栄養価が高いというわけではありませんが、その分カロリーが低いというメリットに繋がっています。
そんなもやしに含まれている、代表的な栄養素をご紹介します。(※1)
腸内環境を整える「食物繊維」
もやしには食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を改善させる効果が期待できます。腸内環境の改善は、肥満や高血圧の予防にも繋がります。
免疫力を保ってくれる「ビタミンC」
ビタミンCは、抗酸化作用がある栄養素です。ビタミンCが不足すると、免疫力が下がったり、関節疾患を起こしやすくなってしまいます。体の機能を保つためにも大切な栄養素です。
疲労回復に期待「アミノ酸」
もやしにはアスパラギン酸というアミノ酸が含まれています。アスパラギン酸は、体内でたんぱく質を構成する必須アミノ酸です。エネルギー源となる栄養素なので、疲労回復にも期待ができます。
体に必須の栄養素「ミネラル」
ミネラルは健康維持に必須となる栄養素です。もやしにはカリウムとカルシウムといったミネラルが豊富に含まれています。ミネラルは体で合成できない栄養素なので、食事から摂る必要があります。
もやしはこんな犬におすすめ!
もやしは、目的を持って与えるようにしてみましょう。もやしは安価なので、餌代の節約にはなりますが、もやしだけでは決して栄養価の高い食事にはなりません。
普段から与えてあげるのではなく、犬の健康状態に合わせて、タイミングよく与えてあげるのがおすすめです。もやしがどんな犬に向いているのかを紹介していきます。
便通が気になる
もやしに含まれている食物繊維は、便通を助けてくれる栄養素なので、便秘が気になる犬に与えてあげるのがおすすめです。また、もやしの水分量の多さも、便通の改善に役立ってくれます。
「最近便が固い気がする」と感じたら、餌にもやしを混ぜてあげてみましょう。しかし、過度に与え過ぎると、かえってお腹を壊す原因にもなるので、適量は守るようにしてください。
肥満が気になる
もやしは95%が水分で出来ているため、低カロリーなダイエット食としても人気が高いです。肥満が気になる犬に与えてあげることで、普段の食事よりもカロリーを抑えることができます。
もやしでかさ増しすれば、餌の量を減らさずにダイエットができるので、犬がお腹を減らすという心配もいりません。体重の増加が気になってきたら、もやしを与えてみましょう。
犬にもやしを与えるときの注意点について
もやしに限らず、どんな食材でも沢山食べさせれば良いというものではありません。それでは実際にもやしを与える際にはどのようにすれば良いのでしょうか?
もやしを与える際の4つの注意点について解説していきます。
大豆アレルギーに注意
犬にもやしを与える場合には、大豆アレルギーへの注意が必要です。初めてもやしを与える際は、アレルギー症状に注意しながら少量ずつ与えてみましょう。
大豆アレルギーの主な症状はこちらです。
このような症状がみられた場合は、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。大豆アレルギーだと診断された犬には、もやしを与えるのは控えてください。
- 吐く
- 下痢
- 皮膚の痒み
食べさせ過ぎは下痢を引き起こす
もやしは水分と食物繊維が豊富に含まれているため、消化能力の低い子犬やシニア犬に与えすぎると、下痢を引き起こす可能性があります。
一度で大量に与えるのではなく、一日の食事の中で、数回に分けて、少量ずつ与えるようにしましょう。その際も、もやしを細かく刻んであげることで、下痢を防止することにも繋がります。
細かく刻んで消化不良を防ごう
もやしを与える際は、細かく刻んであげるようにしましょう。茹でて柔らかくなったもやしは食べやすそうに見えますが、犬にとっては消化し辛いものでもあります。
特に体の小さい犬種の場合は注意が必要です。「もやしが消化されないまま便として出てきた」という飼い主の声も聞きます。
消化不良を引き起こし、便が出にくくなると健康にも悪影響を及ぼすので、もやしは必ず刻んでから与えるようにしましょう。
栄養の偏りに注意!適量を知ろう
個体差もありますが、犬の体重に合わせて1回当たり10〜20gを上限に与えるようにしましょう。上限を超えてしまうと、もやしだけでお腹がいっぱいになり、ドッグフードを食べないなんてこともありえます。
また、もやしだけでは一日の栄養を補うことができません。もやしを与える際は、主食としてではなく、トッピング程度に食べさせてあげるのがおすすめです。
もやしを使った愛犬のための手作りご飯をつくろう!
もやしは水分をたくさん含んでいることから、カロリーが低く、ダイエットによく使用されている野菜です。食物繊維やミネラルといった体に必要とされる栄養素も含まれているので、様々なレシピで活躍してくれます。
肥満気味の犬にもやしを与えてあげる際は、普段の食事に少しもやしを加えるだけで、餌の量を減らすことなくダイエットができます。
また、犬の便通が気になる場合にも、もやしを与えてあげるのがおすすめです。しかし、与え過ぎることで起きる弊害を理解し、注意点を守ってもやしを与えるようにしましょう。
アレルギーなどの症状がでる場合もあるので、まずは少量からチャレンジしてみてください。
<参考文献>
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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