チワワは好奇心旺盛な性格?上手なしつけ方を知って信頼関係を築こう
世界一小さい犬のチワワは、日本の人気犬種ランキングの上位に常にランクインしている犬種です。今回は、見た目の愛らしさや育てやすさが魅力的なチワワと楽しく暮らすための上手なしつけ方のコツをはじめ、得意なスポーツや適切な飼育環境などを、性格の特徴を踏まえて紹介していきます。
チワワの歴史
チワワの長い歴史について知ることで、性格に対する理解が深まります。ここでは、チワワの歴史と得意・不得意なことについて紹介します。
チワワ誕生の歴史
チワワの歴史はとても古く、古代メキシコに存在していたとされる「テチチ」という小さな犬が先祖犬と考えられています。元々野犬だったテチチは7世紀頃〜12世紀頃のトルテカ文明時代に先住民に捕獲され、家畜化されたといいます。
さらに、テチチは死者の魂を導いて、悪霊を追い払ってくれると信じられ、生贄として死者と一緒に埋葬されているようです。神聖な犬だったテチチですが、16世紀にアステカ帝国が滅びたことにより、消息が分からなくなってしまったのです。
しかし、1850年にメキシコのチワワ州で3頭の小型犬が発見され、州の名前にちなんで「チワワ」と名付けられ、チワワの基礎犬となったのです。
チワワが得意なこと
世界最小と言われる小さな体に反して、勇敢な性格をしているチワワは警戒心が強く番犬向きの犬種と言えます。飼い主には従順で甘えん坊ですが、保守的なため他人には非常に敏感に反応します。
さらに独立心が強いため、ひとりでのお留守番も比較的得意な傾向にあります。
チワワが苦手なこと
チワワは、厳しい寒さ・暑さが苦手です。暑いメキシコ原産の犬種ですから、冬の寒さは特に苦手になります。被毛の長いロングコートであっても毛の層が分厚くないため、スムースコート同様に寒がりです。
さらに体が小さいため、体温調節が苦手で夏の厳しい暑さも得意ではありません。
チワワを上手にしつけるコツ
チワワは物覚えがよく賢いため、しつけは比較的入りやすい犬種です。しかし、体の小ささから過保護に接してしまうとわがままになってしまうこともあるため、幼いうちからしっかりとしつける必要があります。
性格を踏まえたしつけのコツ
チワワは頭のいい犬種ですが頑固な一面があり、根気強く教える必要があります。
さらに家族の中でも一人だけに懐いて従おうとする傾向にあるため、家族全員がしつけに参加するようにしましょう。
それぞれが違うしつけ方をしていれば困惑してしまいますから、褒める時・叱るときのコマンドを統一させる、どんなタイミングで褒めて、叱るのかなども家族で話し合って決めておくことが大切です。
好奇心旺盛なチワワとの遊び方
チワワは小柄ですが、陽気で遊び好き、好奇心旺盛な性格をしています。そんなチワワの性格を活かして遊べる室内遊びを紹介します。
好奇心旺盛な性格を活かしたノーズワーク遊びがおすすめ
ノーズワークは、”嗅覚”を使っておやつやおもちゃなどを見つけるゲームです。見つけ出すために腹式呼吸をするので、適度な運動にもなります。
飼い主の指示で動くというよりも嗅覚と頭脳を使って自分で考えて行動する必要があるため、独立心の強いチワワにはぴったりの遊びです。また、温度管理ができる室内で行えるので、暑さや寒さが苦手なチワワでも年中楽しむことができます。
知育トイやおやつを隠せるポケットがたくさんついたノーズワークマットが豊富に販売されていますが、自宅にある紙コップや靴下などに隠して探させたりと簡単にいろんな応用を利かせることできます。
- 商品名:ノーズワークマット にんじん畑
チワワに向いているドッグスポーツ
チワワは体がとても小さく運動量もさほど多くないため、ドッグスポーツに向いてないと考えるかもしれませんが、アジリティなどに参加している子も実際にいます。もちろん、障害物を低めに設定したりと、安全面を考慮しながら行っているようです。
また、先ほど紹介したノーズワークもドッグスポーツとして人気があり、大会なども行われています。
チワワが快適に暮らせる環境とは
チワワは、限られたスペースでも飼育が可能で、初心者にも飼いやすい犬種です。あまり手間がかからないチワワですが、安全面への配慮と室温管理など快適に過ごせる環境を整えてあげる必要があります。
寒さ対策は入念に
先ほども紹介しましたが、チワワは寒さと暑さがとても苦手な犬種です。特に冬の寒さには弱く体調を崩してしまうこともありますので、暖房器具での室温管理はもちろん、洋服を着せたり、ペット用ヒーターを使うなど防寒対策をしっかり行いましょう。
安全面に気をつける
チワワは体が小さく骨も細いため、ソファーやベッドから落下しただけでも骨折や捻挫などのけがをしてしまう可能性もあります。危険な場所はゲートを設けて立ち入り禁止にしたり、ソファーやベッドなど段差がある箇所にはスロープや階段をつけてあげるといいでしょう。
また、室内でも元気に走り回ることを考えて、フローリングなど滑りやすい床材の場合は、転ばないようにカーペットや滑り止めマットを敷いてあげましょう。
チワワは可愛いけれど甘やかしすぎに注意
チワワは明るく陽気で甘えん坊な性格ですが、警戒心が強く頑固な一面もあるため、社会性を身につけさせることがとても重要になります。守ってあげたくなる外見から甘やかしてしまいがちですが、愛犬が外の世界でストレスなく過ごせるようにするためにも、幼いうちからしつけをしっかり行いましょう。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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