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パグのしつけ方法について解説|問題行動や注意点についても解説

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大きな瞳と鼻ぺちゃが特徴のパグは、穏やかな性格で攻撃性も低いため比較的飼いやすい犬種です。

しかし、どんな犬でも上手にしつけないと問題行動を起こす場合があります。

今回はパグの基本的な性格や特徴から問題行動、しつけの時期やしつけ方法について解説します。

パグのしつけ方法について解説|問題行動や注意点についても解説
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目次

  1. パグの性格・特徴
  2. パグの問題行動
  3. パグのしつけの時期
  4. パグに必要なしつけ
  5. パグのしつけの注意点
  6. パグのしつけグッズ
  7. まとめ

パグの性格・特徴

フセをするパグ

パグのしつけをする際は、まず以下のようなパグの基本的な性格や特徴を知ることが大切です。

  • 穏やかで時に活発、愛嬌がある
  • 頑固な面も持ち合わせる
  • 性別で性格に差が出る場合もある
  • 肥満になりやすい
  • 呼吸器系疾患に注意する

上記の5つについて、順番に見ていきましょう。 

穏やかで時に活発、愛嬌がある

パグの基本的な性格は穏やかでありながら、動くことが大好きな活発さも持ち合わせています。

家の中の自分のスペースではゆったりと寝そべり、散歩では飼い主さんを振り向きながら小さい身体を揺らして楽しそうに歩く姿が想像できるのではないでしょうか。

また表情や行動に愛嬌があるうえ人が大好きでよく懐いてくれるため、犬を飼うのに慣れていない家庭でもおすすめの犬種といえるでしょう。

頑固な面も持ち合わせている

パグは初心者の方でも飼いやすい犬種である一方で、頑固な面を持ち合わせています。 

  • 一度お気に入りのものを咥えたら満足するまで離さない
  • 好きなものしか食べない
  • 散歩コースが気に入らなければ歩かなくなってしまう
  • お気に入りのクッションを譲らない

上記のように、時折飼い主さんを困らせてしまう行動があることを理解しておきましょう。 

性別で性格に差が出る場合もある

パグはオスとメスで性格に差が出る場合があります。

  • オス:気が強く凜々しい
  • メス:穏やかで人懐こい

もちろん個体差があるため全てのパグに当てはまるわけではありません

しかし、オスとメスどちらのパグを飼おうか迷っている方は、性別ごとの性格も参考にしてみてください。

肥満になりやすい

パグは食べることが大好きな犬種のため、肥満になりやすい点には注意が必要です。

コロコロと太った見た目は可愛いと感じる方も多いですが、健康を考えると良いことはありません。

体重が増えると関節に負担がかかり歩行に問題が生じたり、内臓疾患、やる気の欠如などが起こったりします。

犬は骨格により体重差が出るため、愛犬をパグの平均的な体重にあてはめて適正体重かどうか測るのは危険です。

愛犬の体重が肥満でないと判断するためには、BCSを参考にしましょう。

BCS(ボディコンディションスコア)は見た目と触感を参考に肥満度を評価する基準です。

理想体型は上から見て腰の部分がくびれていて、身体に触れると肋骨が確認できる点が挙げられます。

体重を参考にしつつ、定期的にBCSを見て肥満度チェックを行うとよいでしょう。

呼吸器系疾患に注意する

パグは頭蓋骨に比べて鼻が低い短頭種のため、生まれながらにして呼吸器疾患に問題を抱えています。

パグを飼うのであれば呼吸器系の疾患について勉強し、理解しておくことが必要です。

生まれながらの短頭種の呼吸器系疾患は「短頭種気道症候群」といい、基本的に完治することはありません。

症状としてはいびきや睡眠時の無呼吸が挙げられますが、特に注意したいのは熱中症になりやすい点です。

夏に散歩に連れて行く際は、必ず日の出前か日が沈んでしばらくした涼しい時間帯に連れて行きましょう。

アスファルトを手で触って熱くないか確認し、熱中症のリスクを減らすように注意してください。

パグの問題行動

振り向くパグ

パグのしつけを行うには性格や特徴を知るだけでなく、どんな問題行動を起こしやすいかについての知識も必要です。

  • 吠える
  • 噛みつく
  • 飛びつく

上記の問題行動について順番に見ていきましょう。

吠える

パグは穏やかな性格であるため、ほかの犬と比較して吠えることが少ない犬種といえます。

しかし頑固な面も持ち合わせています。

この状況では吠えてもいいのだと思い込んでしまうと、飼い主さんが制止しても吠え続けてしまい、問題行動につながる場合があるでしょう。

後述しますが、パグだけでなく犬が吠えるのには理由があります。

飼い主さんはパグが吠えている理由を導き出し、理由に合った対処法やしつけを行うことが重要です。

噛みつく

パグの問題行動として稀にみられるのが、噛みつきです。

人懐こく穏やかで賢いパグは、しつけの難易度は高くありません。

食べるのが好きな犬種のため、ご褒美をうまく活用すればスムーズにしつけられるでしょう。

ただし噛みつきをはじめどんなしつけでも、長期間放置してしまうと修正は難しくなってしまいます。

甘噛みだから大丈夫と様子を見ていたら、いつしか誰にでも本気で噛みつくようになってしまうため、なるべく早く対応していきましょう。

飛びつく

パグの問題行動として、飛びつきも挙げられます。

小型犬種であるパグに飛びつかれても成人であれば受け止められ、可愛いと思えるでしょう。

しかし幼い子やお年寄りではそうはいかず、勢いよく飛びつかれることで転倒し、ケガにつながる危険があります。

また飛びつくことでパグ自身の腰や膝に負担がかかり、関節炎を起こすことも注意しなければなりません。

飛びつくようになってしまったら、なるべく早くしつけましょう。

パグのしつけの時期

パグの仔犬

パグだけではなく犬のしつけを行う時期は、なるべく早いほうがよいでしょう。

特に重要なトイレトレーニングは、家に迎えた日から始めてください。

ペットショップから犬を迎えるとき、多くの場合は生後2〜3カ月と幼い月齢ですが、実は社会化期と呼ばれるこの生後2〜3カ月の時期が、しつけや今後の性格を決めるのに重要です。

ただし、はじめから難易度の高いものから教える必要はありません。

最も重要なトイレトレーニングを行いながら、最初はアイコンタクト、オイデ、マテをご褒美を使いながら楽しんで教えてあげましょう。

しつけを行う際の注意点は後述しますが、基本は怒らず褒めることです。

教えたしつけが上手にできたときは、たっぷりと名前を呼びながら褒めると自分の名前に愛着も持てます。

「飼い主さんが自分の名前を呼んでくれると嬉しい」と感じるようになりますよ。

パグに必要なしつけ

トレーナーとパグ

パグの問題行動としつけの時期を紹介しましたが、パグに必要と考えられるトレーニングは以下のとおりです。

  • 最も重要なトイレトレーニング
  • 日常生活を送るために教えたい必要なしつけ
  • 問題行動矯正のしつけ

順番に見ていきましょう。

最も重要なトイレトレーニング

前述したとおり、トイレトレーニングは犬を飼ううえで最も重要なしつけです。

トイレトレーニングがうまくいかなければ、場所を問わず排泄してしまいます。

排泄物自体の処理だけでなく、愛犬が排泄物を踏んでしまえば飼い主さんはその都度身体を拭かなければいけないでしょう。

トイレトレーニングはまず、サークルのような狭いスペースから始めていきます。

愛犬のトイレに行きたい行動を見極めて、適切なタイミングでトイレに連れて行き、成功したら褒めましょう。

徐々にサークルの外で遊ばせ行動範囲を広げながら、時間がきたらご褒美でトイレに誘導し、成功したら褒めるを繰り返してください。

このとき、失敗しても怒らないことが大切です。

愛犬が気持ち良くトイレトレーニングが行えるよう、1カ月程度を目安に気長にしつけましょう。

日常生活を送るために教えたい必要なしつけ

日常生活を送るためにまず教えておきたい必要なしつけは、アイコンタクト、オイデ、マテです。

アイコンタクトはしつけにも重要なものですが、目を合わせることで飼い主さんとの絆を強くしてくれます。

名前を呼んで犬がすぐにアイコンタクトできるようにしつけておけば、危険な場面で呼び止めることが可能です。

興奮状態でも一瞬飼い主さんに意識がいくため、危険を回避できるでしょう。

オイデとマテも同様に、犬が興奮して飛び出してしまいそうになった際に呼び戻したり動きを止めたりして回避できます。

トイレトレーニングと並行しながらアイコンタクトとオイデ、マテは最低限教えておきましょう。

問題行動矯正のしつけ

アイコンタクトやオイデ、マテのほか、上記で挙げたパグの問題行動を矯正するしつけについて見ていきましょう。

吠える問題行動を矯正するしつけ

吠える問題行動を矯正するには、吠える理由を探り、原因を解消する方法がおすすめです。

犬の吠える理由には、「要求」「恐怖や不安」「ストレス」などがあります。

たとえば、ご飯が欲しくて吠えている場合に考えられるのが要求吠え、来客があったときに吠えている場合に考えられるのは恐怖や不安です。

留守番が多く運動が出来ない場合に考えられるのはストレスなど、愛犬がどんなときに吠えているのか観察して察知してあげましょう。

思い当たる原因を解消しても吠え続ける場合、驚かせて吠えてはいけないと教える方法もあります。

たとえば吠え始めた際、空のペットボトルを愛犬に当たらないよう投げて驚かせたり、新聞紙で床を叩いたりして大きな音を出してみてください。

吠える度に繰り返すことで、犬は「吠えたらどこからか大きな音がして自分を驚かせるから吠えるのを止めよう」と理解してくれますよ。

噛みつく問題行動を矯正するしつけ

犬が噛みつく理由には、以下の3つあります。

  • 歯の生え変わりで違和感がある
  • 遊びの延長である
  • 攻撃の手段

生え変わりで違和感がある場合、歯が生えてむずがゆさが収まれば噛みつかなくなる可能性は高いといえます。

しかし、遊びの延長で噛んだり攻撃手段として噛んだりしている場合、犬に噛みつくのはいけないことだと教える必要があるでしょう。

遊びの延長で噛む場合は、飼い主さんでもしつけは可能です。

噛みつきを直すには噛まれたら無視をし、噛んだら遊べないと犬にわかってもらう方法があります。

飼い主さんは噛まれたら痛いのを我慢しつつ、無反応で部屋を出ましょう。

少ししたら戻り、普段と同じように接します。

また噛まれたら無反応になり、部屋を出る行動を繰り返すことで、犬は「噛んだら遊んでもらえない」と理解し、噛みつきが減っていくでしょう。

攻撃の手段である噛みつきは専門家である獣医師やトレーナーに相談してください。

パグのような小さな犬種でも、本気で噛まれたら大けがをしてしまう可能性があります。

インターネットで噛み癖の矯正方法は書いてありますが、専門家の判断の下で適切なしつけをしてもらいましょう。

飛びつく問題行動を矯正するしつけ

飛びつく問題行動を矯正するには、犬を一旦落ち着かせることが大切です。

飛びつきを起こす際の犬の心理は、より大好きな人の傍に行きたい興奮からである場合が多いといえます。

犬が飛びつく、または飛びつく前に徐々に興奮状態になっていくのを確認したら、名前を呼んでアイコンタクトをし、オスワリやフセの状態でマテを行いましょう。

犬が飛びつくたびに繰り返すと、次第に飛びつく行動が減っていくことが期待できます。

パグのしつけの注意点

見つめるパグ

パグのしつけの注意点には、以下のものがあります。 

  • 褒めて伸ばす
  • 関係性を明確にする
  • 指示語を一つにする

順番に見ていきましょう。

褒めて伸ばす

パグに限ったことではありませんが、犬のしつけの基本は褒めて伸ばすことです。

怒鳴ったり叩いたりしてしまうと犬は内向的になり、人間に恐怖心を抱きかねません。

頭を撫でようと振りかざした手に噛みついて攻撃しようとする犬もいるでしょう。

犬は決して怒らず、できなかったことを叱るよりできたことを褒めましょう。

できなければスルーし、できたときに大げさに褒めることで嬉しくなってしつけが入りやすくなります。

関係性を明確にする

しつけを行う際は、犬と飼い主さんの関係性を明確にしておきましょう。

以前は犬は群れで暮らしていた習性から、本能で家族を順位付けし、リーダーと決めた人に従うといわれていました。

しかし現在では、犬は順位付けを行う動物ではないといわれています。

そこで犬をしつける際、重要なのは主従関係でなく信頼関係です。

基本的なことではありますが、ご飯をあげることやお世話をすること、たくさん遊ぶことで信頼関係が構築されます。

犬と飼い主さんが信頼関係で結ばれると、しつけが入りやすい状態になるでしょう。

指示語を一つにする

犬のしつけを行う際は、指示語を統一しましょう。

パグは賢くしつけの難易度は高くありませんが、同じ行動を色々な言葉で指示されると混乱してしまいます。

また途中で指示語を変えようとすると、頑固な性格から以前教えた指示語が中々抜けない可能性もあるでしょう。

コマンドから身振り手振りのシグナル、イントネーションにおけるまで乱すことのないよう家族全員で話し合い、統一しておきましょう。

パグのしつけグッズ

犬のおやつ

最後にパグのしつけに使えるグッズを紹介します。 

  • ご褒美のおやつ
  • おもちゃ
  • クレート・サークル

上記の3つについて順番に見ていきましょう。

ご褒美のおやつ

しつけを行う際、ご褒美としてのおやつは用意しておくとよいでしょう。

食べることが大好きなパグはご褒美に美味しいおやつを用意すると、やる気も出てしつけが入りやすくなる可能性があります。

ご褒美に使うおやつはパグの体型に合わせて小粒タイプを選び、できれば太りにくいものを選んでください。

メインで与えているフードのバランスを崩さないよう、一日に与えるおやつは全体の食事量の20%程度に抑えましょう。

与えた分のカロリーだけメインフードも減らすことも大切です。

おもちゃ

集中力を上げさせるため、おもちゃを使用する方法もしつけとして使えます。

おもちゃを使用することは運動不足解消にもつながるため、退屈を感じて吠えるタイプの問題行動解消にもよいでしょう。

おもちゃは与えっぱなしにしておくと誤飲の恐れがあるため、飼い主さんが見られない状況ではしまっておくことを忘れないでください。

おもちゃはさまざまな形状や香り、感触があります。

色々試して愛犬の好みを見つけてみてくださいね。

クレート・サークル

ハウスのしつけを行う際に、クレートやサークルが必要です。

興奮状態になってしまった犬を落ち着かせる場合や留守番の際にも使えるため、クレートやサークルは犬を飼ううえで絶対に用意しておきましょう。

まとめ

気持ちよさそうなパグ

今回はパグを飼おうとしている方に向け、パグの問題行動やしつけ方法を紹介しました。

パグは比較的育てやすい犬種ではありますが、飼い主さんが性格や特徴を理解し、適切なしつけを行う必要があります。

今回紹介した問題行動や注意点を参考に、パグのしつけを行ってみてくださいね。

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satoko

この記事のライター

satoko

わんちゃん大好きなドッグライターです!愛犬のコーギーに癒される日々を送っています。皆さんにとって有益な情報を発信できるよう頑張ります!

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