banner

banner

犬にメロンをあげてもいい?与える際の注意点と簡単なレシピも紹介

お気に入りに追加

みずみずしく甘いメロンは栄養がたっぷりで、犬に食べさせても問題ない果物ですが、与え方や量には注意が必要です。

この記事では、メロンに含まれる栄養素や犬に食べさせる際の注意点、メロンを使ったおすすめの簡単犬用レシピをご紹介します。

犬にメロンをあげてもいい?与える際の注意点と簡単なレシピも紹介
【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

目次

  1. メロンは犬に食べさせても平気なフルーツ!
  2. 犬にメロンを食べさせる際に気をつけること
  3. メロンを使ったおすすめのレシピ
  4. メロンは与えすぎに注意して

メロンは犬に食べさせても平気なフルーツ!

メロン

 メロンは、犬にとって有害となる成分は含まれていないので、与えても問題ありません。ただし、栄養を摂取するために絶対に必要な食材というわけではないため、積極的に与える必要はありません。 

メロンの栄養素・成分を紹介

 メロンには、主に以下のような栄養素や成分が含まれています。

カリウム

 カリウムの含有量は果物類の中でバナナに次いで多く、体内の余分な塩分を尿と共に体外へ排出する働きがあります。また、神経刺激の伝達や筋肉の収縮などにも関与しています。(※1) 

ベータカロテン

 果肉が赤い品種においては、ベータカロテンも多く含まれています。ベータカロテンは、体内でビタミンAに変換され、プロビタミンAとして働く栄養素です。ベータカロテンには抗酸化作用があります。(※2) 

ククミシン

 メロンには、ククミシンと呼ばれるタンパク質を分解する酵素が含まれています。そのため、肉や魚などのタンパク質を分解して、消化吸収を促す効果が期待できます。 

犬にメロンを食べさせる際に気をつけること

犬
PicsbyFran

 犬にメロンを食べさせる際は、以下の点に注意しましょう。 

皮や種は避けて1口大にカット

 犬にメロンを与える際は、果肉部分のみにしましょう。メロンの皮や種は消化が悪いため、取り除いてください。

また、1口大に小さくカットし、犬が無理なく噛んで食べられるようにしましょう。大きな塊のまま与えると、特に小型犬の場合は喉につまってしまう可能性があります。

メロンを与える際の目安量

 メロンは嗜好性が高いので、少量を与える程度にしておきましょう。1日に犬が食べてもよいメロンの目安量(果肉部分を幅3cm、厚さ1cmにカットしたもの)は、以下とされています。 

  • 体重3kgの場合:25g(約2切)
  • 体重5kgの場合:35g(約3切)
  • 体重10kgの場合:63g(約6切)
  • 体重15kgの場合:85g(約8切)
  • 体重20kgの場合:105g(約10切)
  • 体重30kgの場合:143g(約14切)
  • 体重40kgの場合:178g(約17切)

 体質によってはメロンが合わないこともあるので、まずは少しだけあげて、愛犬の様子を見ながら食べさせるようにしましょう。

アレルギー反応がでたら与えるのを控える

 犬の体質によっては、メロンを食べた際にアレルギー症状が出る場合があります。主なアレルギー症状は発疹や痒み、下痢や呼吸の異常などです。

また、スギやブタクサ、ヨモギ、セイヨウオオバコ、シラカバ、ニワトコなどにアレルギーを持っている場合、メロンにもアレルギー反応が出ることがあります。これは、メロンがこれらの草や樹木のアレルゲンに近い組成を持っているからです。

メロンを食べた後にアレルギー症状が出た場合は、食べさせるのを控えるようにしましょう。

与えすぎると肥満や下痢の原因になる

 メロンは糖分が多いうえ、カロリーも100gあたり42kcal(果肉部分のみで1/8個分強)と高めなので、与えすぎると肥満の原因になります。また、9割近くは水分で構成されていることから、下痢になる可能性もあります。

そのため、しつけのご褒美や特別なときのおやつとして、時々食べさせるぐらいにしておきましょう。

腎臓や心臓の疾患がある犬には食べさせない

 腎臓や心臓の疾患がある犬には、メロンを与えないようにしてください。

先述の通り、メロンはカリウムの含有量が非常に多い果物です。通常、カリウムは小腸で吸収され腎臓から排出されますが、腎臓の機能が弱っているとカリウムがうまく排出できず、高カリウム血症になる可能性があります。

加えて、体内にカリウムが溜まりやすくなると、不整脈や低血糖を招きます。よって、腎臓や心臓の疾患がある犬にメロンを食べさせると、健康を損ねるリスクが高いため、与えないようにしましょう。

メロンを使ったおすすめのレシピ

メロン

 ここでは、愛犬のためにメロンを使って簡単に作れる、おすすめのおやつレシピをご紹介します。 

メロンとヨーグルトのスムージー

 メロンとヨーグルトのスムージーは材料をミキサーにかけるだけなので、お手軽に愛犬のおやつを作ってあげられます。

また、暑い日は出来上がったスムージーを製氷皿に流し入れ、冷凍庫で固めてシャーベットにしたり、氷も一緒にミキサーにかけてひんやりさせたりするのもおすすめです。

材料

  • メロン(果肉部分)50g
  • 無糖ヨーグルト15g

作り方

  1. メロンと無糖ヨーグルトをミキサーにかける。
  2. よく混ざったら、器に盛り付けて完成。

メロンは与えすぎに注意して

メロン

 メロンは犬が食べても大丈夫な果物ですが、たくさん食べさせると肥満や下痢の原因になるため気をつけてください。

犬は普段の食事で必要な栄養を摂取していれば、メロンを食べる必要は特にありません。そのため、メロンはしつけのご褒美や、特別なときのおやつ、どうしても食欲がないときなどのごはんとして与える程度にとどめておくのがよいでしょう。

愛犬が食べるものを管理するのは、飼い主の重要な役目です。正しい知識を身につけて、愛犬の健康を損なうことがないようにしてあげてくださいね。

<参考文献>

※1厚生労働省 e-ヘルスネット
※2厚生労働省 e-ヘルスネット

 食べ物に関する記事はこちらもチェック!

犬はきゅうりを食べても平気?栄養価や与える際の注意点も

あわせて読みたい

犬はきゅうりを食べても平気?栄養価や与える際の注意点も

水分を豊富に含んだきゅうりは犬が食べても大丈夫な野菜です。上手に与えれば水分補給やダイエットのサポートに役立ちます。きゅうりは歯応えもあり、好んで食べる犬もいます。とはいえ、与える量や与え方には注意が必要です。 この記事では、きゅうりの栄養素や愛犬に食べさせる際の注意点、きゅうりを使って簡単に作れるおすすめの犬用レシピなどをご紹介します。

少量なら犬にスイカを食べさせても大丈夫!栄養と注意が必要な体質や持病もチェック

あわせて読みたい

少量なら犬にスイカを食べさせても大丈夫!栄養と注意が必要な体質や持病もチェック

代表的な夏のくだもの、と言われて思い浮かべるのはスイカです。みずみずしいスイカは、夏の暑さで疲れた身体を癒してくれますよね。そんなスイカを愛犬にも食べさせてよいのだろうかと疑問に思う飼い主さんも多いのではないでしょうか?今回はスイカにフォーカスを当て、犬が食べても大丈夫なのかを解説していきます。

banner

komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード