犬ってかまぼこを食べても大丈夫?気になる栄養素と犬用のかまぼこレシピ3つをご紹介!
弾力ある食感と、魚の風味がおいしいかまぼこ。人間用に作られたかまぼこですが、注意点を抑えれば犬に食べさせてもOKな食材です。
今回は、かまぼこの栄養素や与える際の注意点、かまぼこを使った愛犬用レシピをご紹介します。
かまぼこは犬に与えてもOK!気になる栄養素
魚を原料としてつくられるかまぼこの栄養素は、犬にとってどんな影響があるのか見ていきましょう。
エネルギー源になる炭水化物
たんぱく質と同じく、三大栄養素のひとつである炭水化物も多く含まれています。犬が必要とする炭水化物は人間と比較すると少ないものの、大切なエネルギー源となる栄養素です。
骨や歯を形成するカルシウム
原料が魚であるかまぼこは、多くのカルシウムを含んでいます。カルシウムは骨や歯を作り、健康を保つ働きがあるため非常に大切な栄養素です。他には筋肉を正常に保つ役割もあります。
生きていく上で欠かせないたんぱく質が豊富
かまぼこには、三大栄養素であるたんぱく質が多く含まれています。筋肉や血液などを作り、さまざまな機能の調整をおこなってくれる栄養素で、人間と同じく犬の身体を作る重要な役割があります。
かまぼこを使ったおすすめ犬用レシピ3選
人間がおいしそうにかまぼこを食べていたら、犬も欲しがることがありますよね。そんな時に安心して与えられるかまぼこレシピをご紹介します。
蒸して作る犬用の手作りかまぼこ
お好みの白身魚を使った手作りかまぼこのレシピです。ふわふわ食感で犬も喜びそうなかまぼこです。
<材料>
- 白身魚…150g
- 長芋…50g
- 卵白…1個分
<作り方>
- 長芋をすりおろします。
- 全ての材料をフードプロセッサーで混ぜます。
- ココット型に空気が入らないように流し込み、蒸し器で15分から20分蒸して完成です。
オーブンで作る犬用の手作りかまぼこ
イワシのすり身を使った、自宅で作れるかまぼこのレシピです。手作りだと材料が分かるので安心ですね。
<材料>
- イワシすり身…300g
- じゃがいも…中1個
- ごはん…50g
<作り方>
- ごはんを軽くつぶし、ジャガイモをすりおろしたら、全ての材料をフードプロセッサーでなめらかになるまで混ぜます。
- 半月型に整えてアルミホイルで包みます。
- 約180°のオーブンで30分焼いて完成です。
茹でるだけ!塩分控えめの茹でかまぼこ
人間が食べるかまぼこには塩分が多く含まれているため、犬に与えるときは塩抜きをしましょう。ただし多少の塩分は残るため、与えすぎには注意してください。
<材料>
- 市販のかまぼこ
- 水
<作り方>
- かまぼこを薄切りにします。
- 鍋にかまぼこと多めの水を入れて、沸騰させます。
- 沸騰したら火を止めて、1分程置きます。
- かまぼこをザルにとって水を通し、冷めたら水をきって完成です。
かまぼこを犬に食べさせる際の注意点3つ
人間用のかまぼこを与えたい時は、どんな点に注意すればよいのでしょうか?間違った与え方をすると、アレルギー反応を起こしたり、病気に繋がったりする可能性もあるので注意しましょう。
塩分が多いので量は控えめに
人間用のかまぼこには100gあたり約2.5gと多くの塩分が含まれており、日常的に与えると塩分の過剰摂取になります。特に体の小さな小型犬の場合は少しの量でも過剰摂取となるため注意が必要です。
塩分を過剰に摂取すると腎臓や心臓に負担がかかり、さまざまな病気の原因になる可能性があります。かまぼこを与えたい場合は、たまにおやつ程度の量を与えるだけにしましょう。
添加物が多いものは与えすぎないように
加工食品であるかまぼこは、添加物が含まれている場合があります。特にかまぼこの食感をよくしたり、形を保ったりする性質があるリン酸塩は、カルシウムの吸収を妨げてしまうと言われています。
また、加工しやすくするための加工でんぷんは、どんな化学物質が含まれているかわからない場合もあるため、かまぼこを選ぶ際には注意しましょう。
魚アレルギーに注意
かまぼこは魚を原料としているため、魚アレルギーがある犬に与えるのは避けましょう。初めてかまぼこを与える場合は、少量から食べさせるようにして様子を見ましょう。嘔吐や下痢、発疹などのアレルギーと思われる反応が出たら、かかりつけの動物病院に相談してください。
かまぼこを犬に与える際は注意点や調理法を確認しよう
かまぼこにはさまざまな栄養素が含まれますが、犬に与える際の注意点もいくつかあります。安心して食べてもらうために犬用のかまぼこを選んだり、手作りしたりする方法も試してみてはいかがでしょうか。
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この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。
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