banner

banner

犬にアボカドを与えるのはNG!食べてしまったときの中毒症状や対処法を解説!

お気に入りに追加

栄養価が高くて人気な「アボカド」ですが、健康に良いのであれば愛犬にも与えて大丈夫なのでしょうか?今回は犬にアボカドを与えても問題ないのかどうかを解説します。

犬にアボカドを与えるのはNG!食べてしまったときの中毒症状や対処法を解説!
【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

目次

  1. 犬にアボカドを食べさせるのは危険!
  2. 犬がアボカドを食べたときの症状について
  3. 愛犬が誤ってアボカドを食べてしまったときの対処法
  4. 愛犬にアボカドは与えないようにしよう!

犬にアボカドを食べさせるのは危険!

アボカド

 アボカドに含まれる成分は、犬にとっては有害だと言われています。アボカドの成分と犬の身体に与える影響を知って、アボカドを与えるのはやめましょう。 

アボカドの成分は犬に有害

 アボカドは、私たち人間の間では栄養価が高いことで有名な食べ物です。色んな種類があり、品種により含まれている成分は異なりますが、人間であってもラテックスアレルギーを持っている人は、アボカドでアレルギーを引き起こすことがあります。

犬の身体にとっては、「ペルシン」というアボカドに含まれる殺菌作用がある成分が有害に働くと言われています。体質によっては、中毒症状が重たい場合もあるため食べさせるのは避けましょう。

犬がアボカドを食べたときの症状について

アボカド

 アボカドを食べさせないほうが良いことは分かりましたが、中毒症状はどんなものがあるのでしょうか。 

食物アレルギー反応

 アボカドに対してアレルギーを持っている犬が一定数います。食物アレルギーは皮膚の痒み・赤み、フケや脱毛、下痢や嘔吐などの症状が見られます。アレルギーのある食材は食べないよう、食事内容は家族内でしっかり共有しましょう。どの食材にアレルギーを持っているかどうかはアレルギー検査で調べることができるため、興味がある場合はかかりつけの動物病院に相談してみるといいかもしれません。 

下痢・嘔吐、重症化すると呼吸困難・けいれんも

 アレルギーを持っていない犬であっても、食べた後に下痢・嘔吐、呼吸困難やけいれんなどを起こす可能性があります。すぐに症状が出るわけではなく徐々に現れてくるため、食べたあと2,3日後に症状が出始めることもあります。下痢・嘔吐はすぐに治まれば問題なく済むこともありますが、中には数日症状がおさまらないこともあります。

下痢・嘔吐の症状が見られると水分や栄養を体に吸収できなくなるため、脱水、体重減少、呼吸困難、けいれんなどを引き起こすこともあります。ここまで症状が進行すると命に関わる可能性も出てくるため、下痢・嘔吐の症状が見られたら早めに動物病院を受診しましょう。

種の誤飲

 アボカドを犬に与えないように気をつけていても、落ちたものやゴミ箱の中から誤って食べてしまう可能性も無くはありません。成分だけでなく、アボカドの種にも注意が必要です。万が一飲み込むと、気管に詰まったり消化できなくなったりする可能性があります。食堂閉塞や腸閉塞を引き起こすと内視鏡手術もしくは開腹手術になります。命に関わる可能性もあるため、飲み込んでしまった場合はすぐに動物病院を受診しましょう。 

愛犬が誤ってアボカドを食べてしまったときの対処法

アボカド

 実は文献によって、犬がアボカドを食べても問題ないという意見と、絶対に食べてはいけないという意見の、両方が存在します。問題ないとする意見によると、アボカドの種類によっては中毒症状を起こさないとしていますが、アボカドは犬にとって摂取しなくてはならない食材ではありません。重大な問題になる可能性があるのであれば、犬にアボカドは与えない方がよいでしょう。しかし、与えるつもりがなくても誤って食べてしまうこともあります。食べてしまったときの対処法と犬にとってアボカドの致死量はどれくらいなのかについてお話します。 

アボカドを食べてしまったときの対処法

 アボカドを誤って食べてしまったときは、下痢や嘔吐の症状が出ていないかしっかり様子を観察しましょう。犬により症状の出方が異なるため、まずはかかりつけの動物病院を受診することをおすすめします。 

アボカドの致死量

 アボカドは品種によりペルジンの含有量が異なります。さらに、幼犬・成犬・老犬、持病の有無など犬の体調などにより成分の吸収率なども異なるため、アボカドの致死量はわかっていません。犬によりペルジンの感受性も異なるため与えないのが一番でしょう。 

愛犬にアボカドは与えないようにしよう!

ご飯を食べている犬
kabofoods Unsplash

 人間にとって健康的で栄養満点な食材が、必ずしも犬にとって安全な食べ物とは限りません。アボカドは賛否両論ある食材ですが、犬にとって有毒な成分が含まれている可能性があることや、必ずしも摂取しなければいけない食材ではないことから、与えないことをおすすめします。必要な栄養は、犬用のフードや犬にとって害のないことが分かっている素材で補えるので、アボカドを積極的に与えることは避けましょう。 

こちらの記事もチェック!

犬にトマトを食べさせても⼤丈夫?栄養素や与える際の注意点について

あわせて読みたい

犬にトマトを食べさせても⼤丈夫?栄養素や与える際の注意点について

トマトは抗酸化作用が強く、ビタミンやミネラルが豊富な上に、料理の幅を広げてくれる美味しくて人気の高い野菜です。人間にとってはメリットたっぷりのトマトですが、愛犬に食べさせてもいいのか気になるところですよね。今回は、トマトを犬に食べさせても大丈夫なのかについて解説していきます。

ズッキーニって犬が食べても大丈夫?与える際の注意点と豊富な栄養素

あわせて読みたい

ズッキーニって犬が食べても大丈夫?与える際の注意点と豊富な栄養素

7月〜9月が旬のズッキーニは、日本語の名称がないことから、輸入された野菜のように思われがちですが、現在流通しているズッキーニはほぼ国内で栽培されているものです。そんなズッキーニは、栄養価が高くカロリーが低いことが特徴で、犬が食べても大丈夫な野菜です。 この記事では、ズッキーニに含まれる栄養素と、犬に食べさせる際の注意点やズッキーを使ったレシピをご紹介します。

banner

komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

危険な食べ物に関する記事

【獣医師監修】犬にとってチョコレートは危険な食べ物。中毒を起こす原因や症状などを解説します

食べもの

【獣医師監修】犬にとってチョコレートは危険な食べ物。中毒を起こす原因や症状などを解説します

私たちが日常的に口にするチョコレートが犬にとっては危険な食べ物ということはよく知られていますよ...

2024年1月31日

【獣医師監修】犬にチョコレートは危険!与えてはいけない理由と誤って食べてしまった場合の対処法を解説

食べもの

【獣医師監修】犬にチョコレートは危険!与えてはいけない理由と誤って食べてしまった場合の対処法を解説

犬にチョコレートを与えてはいけないということは、一般的によく知られていますよね。しかし、犬にと...

2024年1月16日

【獣医師監修】犬の「玉ねぎ中毒」は命に関わることも。玉ねぎを与えてはいけない理由や症状、対処法まで解説

食べもの

【獣医師監修】犬の「玉ねぎ中毒」は命に関わることも。玉ねぎを与えてはいけない理由や症状、対処法まで解説

犬に与えてはいけない食べ物は多数あります。その中でも「犬に玉ねぎを与えてはいけない」という話は...

2023年12月13日

【獣医師監修】犬に生の大豆は与えてはいけない?理由と誤って食べてしまった場合の対処法について

食べもの

【獣医師監修】犬に生の大豆は与えてはいけない?理由と誤って食べてしまった場合の対処法について

豆類の中でもたんぱく質の含有量が多く「畑の肉」とも呼ばれる大豆。大豆は豆腐や味噌、納豆、煮豆、...

2023年11月8日

【獣医師監修】紅茶は犬に与えてはいけない飲み物|その理由と誤飲した場合の対処法を知っておこう

食べもの

【獣医師監修】紅茶は犬に与えてはいけない飲み物|その理由と誤飲した場合の対処法を知っておこう

私たちが普段口にしている食べ物や飲み物の中には、少量であっても絶対に犬に与えてはいけないものが...

2023年10月10日

もっと見る

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード