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シーズーの平均寿命は約15歳?長寿犬に育てるための健康管理法とは

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穏やかでフレンドリーな性格でコンパニオンドッグとして高い人気を誇るシーズー。家族として迎えたら、1日でも長く一緒にいたいですよね。ここでは、シーズーの平均寿命や気を付けたい病気、適正体重などについてご紹介します。

シーズーの平均寿命は約15歳?長寿犬に育てるための健康管理法とは
話題/ 犬用ベッド徹底比較 犬用ベッドなんでも良いって思ってない?愛犬の寿命にもつながるベッドの選び方教えます。

目次

  1. シーズーの平均寿命は15歳!20歳超の長寿犬も
  2. 老化のサインとは?
  3. シーズーがかかりやすい病気
  4. シーズーの適正体重はどれくらい?
  5. 適切な健康管理で長生きしてもらおう

シーズーの平均寿命は15歳!20歳超の長寿犬も

シーズー

シーズーの平均寿命は15歳くらいで大型犬と比較すると長いです。中には20歳を超える子もおり、国内のシーズーの最高齢は23歳と言われています。ここでは人間の年齢に換算した時の犬の年齢や、長生きしてもらうためのポイントについてご紹介します。 

シーズー

人間

 生後3か月 

 4歳

 生後6か月 

 7歳半 

 生後9か月 

 11歳 

 1歳 

 15歳

 2歳 

 24歳 

 3歳 

 28歳 

 4歳 

 32歳

 5歳 

 36歳 

 6歳 

 40歳 

 7歳 

 44歳

 8歳 

 48歳 

 9歳  

 52歳 

 10歳 

 56歳 

 11歳 

 60歳 

 12歳 

 64歳

 13歳 

 68歳 

 14歳 

 72歳

 15歳 

 76歳 

 16歳  

 80歳 

 17歳 

 84歳 

 18歳 

 88歳

 19歳  

 92歳 

 20歳 

 96歳 

6歳頃からシニア期となり、11歳から高齢犬と言われます。

病気の予防

健康を維持するためにも、飼い主さんは病気の予防に努めましょう。獣医さんの指示通りに予防接種を受け、フィラリアやノミ、ダニを予防することが大切です。

健康診断では、目に見えない病気が見つかることもあります。発見が遅れると命に関わる病気もあるので、健康そうに見えても定期的に病院で診てもらうのが安心です。

適切な食事や運動

栄養の偏りを防ぐためにも、食餌管理は大切です。パッケージに「総合栄養食」と記載されたドッグフードを選びましょう。肥満はあらゆる病気の原因になりうるので、可愛いからと言っておやつをあげすぎたりしてはいけません。ドッグフード以外の食べ物を与えるのであれば、1日の摂取カロリーの10%にとどめ、適宜メインのドッグフードの量を調整するようにしてください。

年齢に合ったドッグフードを与えることも大切です。6歳程度でシニア期に入るため、ライフステージに合ったドッグフードを用意してあげましょう。高齢犬・シニア犬用と記載のあるものがおすすめです。人が食べているものを欲しがっても、与えてはいけません。短頭種であるシーズーは、噛み合わせや歯並びが悪いことが多いので、小粒のドッグフードやウェットフードを選んであげるとよいでしょう。ただしウェットフードは歯石がつきやすいので日頃のデンタルケアで歯垢を取り除くことが大切になります。

室内犬で比較的運動量の少ないシーズーではありますが、毎日のお散歩も欠かせません。1日30分くらいが目安です。距離よりもお散歩の内容が大切なので、同じコースを辿るよりも、好奇心をくすぐるさまざまな道を選んだ方が喜びます。肥満予防やストレス解消にもなるので、運動の機会は確保するようにしましょう。

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ストレス

長時間留守番させたり、寝床が騒がしい環境にあるなど、愛犬のストレスになるようなことはなるべく避けましょう。人間と同じでストレスは免疫機能を低下させ病気のもとになる可能性があります。

また適切な温度管理も大切です。暑くても寒くてもストレスになります。寒冷地出身なので、特に暑さに弱く、夏は熱中症に気をつけましょう。シーズーの原産国チベットは乾燥しているので、日本の高温多湿な気候は苦手です。そのため湿度管理も大切になります。湿度が高いと体調不良になることもあるので、温度だけでなく湿度にも気を配りましょう。

快適に過ごせる湿度についてはこちらで解説しています

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被毛のお手入れ

皮膚疾患を早期に発見するために、毎日のブラッシングは欠かさないようにしましょう。シーズーは皮脂が多い犬種で皮膚トラブルのリスクが高いため、ブラッシングで抜け毛を取り除き、通気性をよくすることが大切です。またブラッシングは血流の促進や毛玉防止にもなります。

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老化のサインとは?

シーズー

「老化」とは、加齢に伴い身体の生理的機能が低下していくことで、生き物には必ず訪れるものです。愛犬がシニア期に入った時に適切なケアができるよう、老化のサインを知っておきましょう。

口臭

高齢になると口臭が気になることがあります。代謝が悪くなることや、唾液の分泌量が減るので歯垢がつきやすくなるのです。老化によって歯周病が悪化していることが原因であることも多いので、日頃から愛犬の口腔内のチェックをするようにしましょう。

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被毛の乾燥、抜け毛など

毛艶が悪くなったり、被毛がパサつくようになります。抜け毛が増えたり目や鼻の周りなどに白っぽい毛が多くなるなどの様子が見られ、人間のように明らかに白髪が生えることもあります。色素が薄くなり黒だった鼻が茶色になることもあります。

目や耳などの機能が低下

視力が低下したり耳が聞こえにくくなったりします。人間と同じで、老化により黒目が白く濁る白内障を発症することも多く、失明の危険性もあるので、症状の進行を遅らせるケアが大切です。住み慣れた家では、ある程度どこに何があるか把握しているのでそこまで不自由はないものの、よくぶつかるなどの様子が見られたら、犬の動線上の家具の配置を変えたり、家具を減らしましょう。

また年を重ねることで名前を呼んでも反応しなくなったり、花火や雷などの大きな音にも驚かなくなります。そのため、急に背後から触ったりすると驚かせてしまうので、視界に入るくらい近づいてから触るなど、配慮するようにしましょう。

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運動機能の低下・運動量の減少

筋力が低下することで階段の上り下りが難しくなったり、ソファに飛び乗れなくなったり、歩くペースが遅くなったりします。骨も弱くなるので、転びやすくもなります。思わぬところで骨折をしたり怪我をしたりするので、怪我のリスクのある場所には立ち入れないようにする、犬用ステップを活用して高低差をなるべくなくすなど工夫しましょう。

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人間と同じで犬も歳を取ります。しかも人間の何倍もの速さで犬の老化は進むので、ついこの間まで子犬だったのに、いつの間にかシニアの仲間入りをしていた、という感覚をお持ちの飼い主様も少なくはないと思います。 もちろん歳を取れば病気もしやすくなりますし、体調に変化が現れることもありますから、そんな時こそ細かいケアが大切になってきますよね。そこで、老犬に現れやすい症状をピックアップしましたので、その予防と対策を考えていくことにしましょう。

シーズーがかかりやすい病気

シーズー

人と同じように、犬も長生きする子が増えており、その分病気を患うリスクも高くなっています。シーズーがかかりやすい病気を3つご紹介します。

皮膚病

シーズーはもともと乾燥地帯にルーツがあり、乾燥から皮膚を守るために皮脂が多く分泌されます。そのため、日本の高温多湿な気候ではかえって皮膚がべたついてしまい、真菌性皮膚炎や膿皮症などの様々な皮膚病を引き起こします。中でも発症率が高いのが脂漏症という皮膚病です。フケや脱毛、皮膚のべたつきに加え、強い体臭などの症状が見られます。専用のシャンプーで治療することになりますが、日頃からのケアで清潔に保つことが大切です。

気管虚脱

気管が変形し呼吸が荒くなったり咳をしたりします。「ガーガー」というアヒルの鳴き声のような音が聞こえ、重度の場合は呼吸困難に陥ることもあります。小型犬やブルドッグやパグなどに代表される短頭種がかかりやすいとされており、遺伝や肥満などが関係していると考えられていますが、はっきりとした原因は判明していません。首輪が合っていないことで気管に負荷がかかり発症することもあるので、心配であればハーネスの使用がおすすめです。

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愛犬との毎日のお散歩、楽しんでいますか? 愛犬が楽しんでお散歩してくれると、時間を忘れてどこまでも行ってあげたくなっちゃいますよね。逆に、お散歩の途中で歩かなくなってしまったり、ものすごい勢いで引っ張ったり、ニオイを嗅ぐために道路の端から端までフラフラしたりと、飼い主さんを困らせる行動をするコもいます。 その多くはきちんとしつけをし直すことで解決できますが、今お使いの首輪からハーネスに変えるだけで愛犬の行動が変わることもあります。

角膜炎

ほこりや細菌、またぶつけるなどの外傷が原因で角膜が炎症を起こした状態です。鼻が短く目が大きなシーズーは目に刺激を受けやすいため、角膜炎になりやすいと言われています。被毛が目に入ってしまうことも発症の原因となることもあるので、目にかかりそうな場合は眼球を傷つけないようにハサミでカットするか、トリミングサロンでカットしてもらいましょう。角膜炎になると多量の涙や目やにが出たり、痛みから目をしばしばさせることがあります。重度の場合は角膜が白く濁ります。

心臓病

高齢化に伴い、心臓病を患う犬が増えています。心臓病にも様々な種類がありますが、特に多く見られる「僧帽弁閉鎖不全症(慢性変性性房室弁疾患)」はマルチーズやシーズー、キャバリアなどの小型犬に多く見られます。僧帽弁は心臓の左心房と左心室の間にある弁で、高齢や遺伝的な問題により僧帽弁が変性すると血液が逆流し、血液の循環不全が起こるため様々な症状が引き起こされます。進行すると元気消失、食欲不振などの症状が見られ、重症の場合、チアノーゼや呼吸困難に陥ることもあります。最悪の場合は死に至るので愛犬の様子に異変を感じたら獣医師へ相談しましょう。

外耳炎

耳ダニやアレルギーなどが原因となりますが、シーズーは垂れ耳で耳の中が蒸れやすいことに加えて脂漏体質なので外耳炎に注意しましょう。発症すると首を振ったり後ろ肢で耳を掻く仕草が見られます。こまめに耳をチェックして、定期的にクリーナーなどでお手入れをしてください。汚れを奥に押し込んでしまわないように注意が必要です。自分でケアするのが難しければトリミングサロンにお願いするとよいでしょう。

緑内障

房水が溜まりすぎてしまい眼圧が高くなることで視神経に障害が生じる病気です。初期症状は目の充血や眼球が飛び出したように見えます。点眼薬や内服薬での内科療法で良くならない場合手術をすることもあり、それでも改善が見られなければ眼球摘出を行うこともあります。短期間で失明に至ることが多いので、早期発見が大切になります。

シーズーの適正体重はどれくらい?

シーズー

AKC(ジャパンケネルクラブ)によると、シーズーの理想体重は4.5〜7.5㎏と定められており、その子の骨格などにより適正体重が異なります。豊かな被毛をもつシーズーは見た目で肥満かどうか判断しにくく、飼い主さんが気付かないうちに肥満体型になっていることも多いようです。体型をチェックするには、見た目だけでなく身体に触れてみることが大切です。

適正体重でないとき

痩せている場合や太っているときには、次のようなことから判断します。

痩せているとき

痩せているときは、肋骨に容易に触れます。腰のくびれは明確に分かり、腹部の吊り上がりも顕著です。痩せすぎていると見た目で肋骨や腰椎、骨盤が分かるようになります。

肥満のとき

肥満のときは、脂肪が多く沈着するため肋骨が触りにくくなります。上から見てくびれは分かりにくくなり、腹部の吊り上がりも見られなくなり、むしろ垂れ下がることもあります。

適正体重が維持できているとき

触ったときに過剰な脂肪がついておらず、肋骨が触れます。上から見て腰にくびれがあり、横から見て腹部の吊り上がりがあります。

適切な健康管理で長生きしてもらおう

シーズー

温和で人によく懐くシーズー。長生きしてもらうには、毎日の食餌管理や運動管理、病気を予防することが大切です。シーズーの体調や様子に変化が見られないかよく観察し、気になることがあれば早めに動物病院に相談しましょう。家族の一員として最後まで幸せな生活を送ることができるよう、愛犬の健康管理に努めてくださいね。

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nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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