トイプードルが寝る場所としておすすめなのはどこ?快適な寝床を用意してあげるために
犬は1日のうちの半分以上寝ている生き物ですが、質の良い睡眠をとってもらうためには、どこに寝床を作ってあげるのがいいのでしょうか?また、犬用の寝床はさまざまな種類があり、どれが愛犬にぴったりなのか分かりませんよね。そこで本記事では、トイプードルの寝床を設置するのに最適な場所やおすすめの寝床をご紹介したいと思います。
目次
トイプードルの睡眠時間ってどのくらい?
冒頭で、犬は1日の大半は寝ているとお話ししました。ライフステージによって睡眠時間は変わるので、子犬・成犬・シニアそれぞれの目安時間をご紹介します。
子犬の睡眠時間
1歳くらいまでの子犬は1日18~19時間ほど眠ります。十分な睡眠時間が取れないと身体の成長に悪影響を及ぼしてしまうことがあるので、子犬期は特に落ち着ける空間を作ってあげましょう。
成犬の睡眠時間
もっとも活動的な成犬期は12~15時間ほどの睡眠時間が必要になります。大型犬は必要なエネルギーが多いので、平均時間よりも多く寝ることも珍しくありません。
シニアの睡眠時間
トイプードルは小型犬なので大体10歳頃からシニア期といわれています。シニア期になると、子犬と同じ18~19時間ほどの睡眠時間が必要になります。
犬も睡眠不足になる?
人間と同じで犬も睡眠不足になります。睡眠が十分でないと、食欲がなくなったり、免疫力が低下して体調を崩しやすくなったり、ストレスが溜まってしまいます。寝ている姿は可愛いですが、犬は眠りが浅いレム睡眠が80%と言われているので、構いたい気持ちをグッと押さえて、なるべくそっとしておいてあげてくださいね。
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安眠を提供するために|トイプードルの寝る場所はどこがおすすめ?
犬はもともと暗くて狭い穴を寝床としていました。家の中でどこに寝床を設置してあげれば安心して寝てもらえるでしょうか。
トイプードルの寝床に適した場所はココ!
トイプードルは「飼い主さん大好き!」という性格の子が多いので、家族が過ごす空間が見えて、人の往来が激しくないところに寝床を設置してあげると良いでしょう。飼い主さんの様子が視界に入ることで安心できます。ドア付近や人の動線になるところは避けてくださいね。
設置の際の注意点①日当たりの良すぎるところや寒いところは避ける
日差しによる暑さもそうですが、明るすぎるとなかなか眠れませんよね。犬が眠るのは夜だけではないので、昼間でも寝やすいよう、まぶしすぎない位置に設置してあげてください。ケージカバーを活用すると適度に遮光できるのでおすすめです。カバーの誤飲や汚れには注意しましょう。
トイプードルは寒さが特に苦手です。窓際やエアコンの側は冷気を感じやすいので、避けましょう。また、暑さも得意ではないため、季節に合わせた空調管理が大切です。特に高温多湿の時期は、室内であっても熱中症の危険性が高まります。温度だけではなく、湿度にも気を配ってあげてくださいね。
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設置の際の注意点②外の様子が分かる場所はなるべくやめる
トイプードルは基本的に社交的な性格をしていますが、小型犬なので警戒心が強い子もいます。外を通る車や人などの音が気になるとぐっすり眠ることができないので、寝床は静かな場所に設置してください。
設置の際の注意点③テレビの隣に設置しない
家族の様子が確認しやすい場所ではありますが、音はもちろん、光も感じやすいので眠る場所としては適していません。音の出る物の近くは避けてあげましょう。
設置の際の注意点④トイレと寝床はできるだけ離す
犬は綺麗好きです。寝床と同じ空間で排泄すると雑菌などが繁殖して衛生状態が悪くなるということを本能的に知っています。そのため、トイレと寝床が近いとそこでトイレをしない、もしくは寝なくなってしまうのです。サークル内にトイレと寝床を設置するとなかなか空間が作れませんが、できるだけ離すようにしましょう。うまくいかないときはトイレか寝床を別の場所に設置してみてください。
設置の際の注意点⑤配線類の近くは避ける
限られたスペース内で愛犬の寝床を設置するにあたっては、電気スタンドや加湿・除湿器などの家電の近く、またタコ足配線の近くに寝床を設置しないといけないケースもあるかもしれません。しかし、配線が愛犬の足に絡まってしまうことはもちろん、興味本位で噛んで感電してしまう恐れもあります。寝ている間に怪我をしてしまったらと考えると不安で眠れなくなってしまいますよね。危険性のあるものの近くはなるべく避けるのが無難です。
クレートや犬用ベッド、何がおすすめ?
設置するにあたっておすすめの場所は分かりました。では、愛犬の寝室となる空間としては何を用意してあげるのがいいのでしょう?
広すぎない空間がベター
犬は広々とした空間よりも、狭い空間の方が落ち着く習性があります。部屋を自由に解放していても、テレビ台の下やソファーの下など、なんでそんなところに?と思うような隙間で横になっていることはありませんか?これはかつて巣穴で暮らしていたときの名残によるもので、身体にどこかが触れている方が本能的に安心するのだろうと考えられています。
クレートがおすすめ!
巣穴のような空間に近い寝床としては、愛犬の身体の大きさに合ったクレートがおすすめです。適度に暗く狭いので安心して眠ることができます。愛犬が中で体勢を変えられるゆとりのある大きさを選びましょう。
災害時には愛犬にクレートに入ってもらい避難することになりますが、普段からクレートに慣れておくことでスムーズな避難に繋がります。また、地震や雷で驚いたときに、自分が安心できる場所としてクレートを認識していればそこに逃げ込むので、避難が必要になった場合、時間がかからずに避難することができます。
「クレートだと寝ない…」という場合には、サークルやケージ内に犬用ベッドを設置してあげるのもおすすめです。周りを囲われていることで、飼い主さんが寝ている間にいたずらをしてしまう心配もありません。ただし、トイプードルは運動神経がよく、低めのサークルだと飛び越えてしまうこともあるので、高さには注意してください。
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シニアになったら床ずれ防止効果のあるものを
高齢になると寝ている時間が増えます。そうすると同じ部位に長時間体重がかかってしまうので、床ずれになってしまうのです。定期的に寝がえりをさせてあげるのとあわせて、クッション性のある犬用ベッドやマットなどを用意してあげましょう。
寝床は何箇所か用意してもOK
クレートや犬用ベッドを買ったのにそこで寝てくれない…とお悩みの飼い主さんは少なくないと思います。「快適に過ごせるはずの場所を用意してあげたのに床で寝ている」というのは、あるあるではないでしょうか?そんなときは、寝床を1つに限定しなくても良いです。自分が落ち着ける場所で休んでいるはずなので、スペースがあるのであれば、犬用ベッドやクレートの他に毛布などを敷いて身体を横にできる空間を作ってあげても良いでしょう。
しかし、子犬の場合は思いもよらぬ場所で眠っていることもありますし、高齢犬であれば徘徊してしまうことも考えられます。災害時に愛犬の場所を素早く把握するためにも、子犬期やシニア期はサークル内やクレートなど寝る場所を制限しておくのがおすすめです。
愛犬と一緒に寝てもいいの?
愛犬を飼ったら一緒に寝たい!と思っている飼い主さんは多いのでは?大好きな愛犬のぬくもりを感じながら微睡むのは多幸感を得られますよね。
事実、飼い主さんの半分は愛犬と一緒に寝ているという調査結果が出ています。幸せな気持ちになったり安心感が得られるなどリラックス効果やストレスの軽減といったメリットがあるのです。しかし、一緒に寝ることによるリスクももちろんあります。
アレルギーや感染症のリスク
一緒に暮らしている時は問題がなくても、同じ布団で寝ることでアレルギーを発症することがあります。ノミ・ダニ対策がきちんとできていないと、吸血されるといった害が及ぶことも。マダニを介した人獣共通感染症に人がかかってしまった場合、死に至ることもあります。また反対に、人から犬へ何らかの病気が感染してしまうケースも0ではありません。
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睡眠不足や怪我のリスク
犬は短い睡眠を繰り返して1日に必要な睡眠時間を確保しているので、夜の間ずっと寝ているわけではありません。そうすると、愛犬が動いたタイミングで目が覚めてしまうこともあるでしょう。しかし、それは犬側も同じです。お互いの睡眠不足に繋がる可能性もあるので、睡眠の質を考えるのであれば別々に寝るのが望ましいでしょう。
また、トイプードルは小型犬なので、人が寝返りしたことで怪我をさせてしまう恐れも。骨折しやすい犬種なので、どうしても一緒に寝たいという場合は、広めのベッドにする、ベッドから落ちてしまったときのことも考えて、下に毛布などを敷いておくなど対策を講じましょう。
分離不安症の原因となることも
飼い主さんと一緒にいすぎることで愛犬が分離不安となるリスクもあります。ときには一緒に寝ない日も作ることが大切です。毎日一緒に寝てしまうと、飼い主さんに依存してしまい、離れることに対して大きなストレスを感じるようになってしまうからです。愛犬との旅行や災害時のことも踏まえると、日頃から色々な場所で寝れるようにしておきましょう。
また、主従関係もはっきりさせておかなければいけません。愛犬にベッドは自分の縄張りではないとしっかり認識させるためにも、飼い主さんの指示でベッドから降りるようしつけることが大切になります。
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トイプードルにとって居心地の良い寝床を作ってあげよう
犬は狭くて暗い場所を好む傾向にありますが、個体差があります。もしもクレートやケージを嫌がるようであれば犬用ベッドなどを用意してあげましょう。最近ではいろいろなタイプのベッドが出ているので、愛犬にぴったりのベッドがきっと見つかるはずです。
愛犬に快適な眠りを提供するには、空調管理も大切です。夏と冬は特に温度管理に気をつけましょう。健康で長生きしてもらうには良質な睡眠が欠かせないので、愛犬に合わせた環境を作ってあげてくださいね。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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