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プードルなのにでかい!?トイ・プードルだけじゃない大きさの種類について

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日本で大人気の小型犬と言えばチワワやトイプードルを挙げる方が多いかと思います。実際、街中でもよく見かける犬種たちですが、見た目はトイプードルそっくりなのにとても大きい子を見かけて驚いた方もいるのではないでしょうか?実はもともとプードルは大型犬ほどの大きさの犬種だったのです。今回は小さい子たちだけじゃないプードルの種類についてご紹介します。

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目次

  1. まずはじめに|プードルの歴史について
  2. プードルの大きさは正式には4種類
  3. 大きさで性格に違いはある?その他の特徴は?
  4. プードルには色々なサイズがいる!

まずはじめに|プードルの歴史について

歴史 本

皆さんがよく見かける小柄で可愛らしいプードルは「トイ・プードル」と呼ばれるサイズですが、プードルには大きさにいくつか種類があります。

まずはじめにプードルの歴史からお話ししましょう。

プードルは長い歴史を持つ犬種|ルーツには諸説あり

プードルはもともと大型犬ほどのサイズ感のある犬でした。現在のスタンダードプードルやそれよりも少し大きいくらいのサイズで、使役犬や猟犬として人々のパートナーとして活躍していたのです。

16世紀末ごろからフランスの貴族の間で人気となり、愛玩犬として小型化が進んだことで、より小さいサイズのプードルが誕生していったとされています。

フランスの国犬で、フレンチプードルと呼ばれることもあります。そのためフランスが原産だと思われがちですが、そのルーツははっきりとは判明しておらず、ドイツの水辺で猟をしていた犬が祖先ではないか、ロシアや中央アジア北部に分布していた犬が原産ではないかなど、諸説あるミステリアスな犬種なのです。

泳ぎが得意なことから鴨などの猟の際に重宝されており、犬種名はドイツ語で「水の中でバチャバチャ音を立てる、水を跳ね返す」という意味の「プーデルン(プデル)」からきているとされています。フランスでは鴨を獲る犬として「カニッシュ(カニシェ)」と呼ばれているそうですよ。

プードル特有の、胴回りや四肢の一部の被毛を刈り上げたカットスタイルは「コンチネンタルクリップ」と言われ、泳ぎやすく、心臓や体温を低下させないように考えられ生まれたスタイルでした。プードルのショードッグとして正式なスタイルの1つです。

頭がよいのでしつけやすく、人に従順なため現在では愛玩犬として広く知られていますね。

プードルの大きさは正式には4種類

プードル

プードルの大きさは4種類あり、よく知られているトイから、ミニチュア、ミディアム、スタンダードの順で大きくなります。大きさに違いはあるものの、どの大きさでも犬種としてはプードルという扱いになります。

ティーカップに入るほどの大きさで知られるティーカッププードルやタイニープードルはJKC(ジャパンケネルクラブ)では正式なサイズとして認められていません。豆柴や小豆柴と同じですね。

では、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

トイプードル

1番見かけることの多いのがトイプードルではないでしょうか。超小型犬であり、体高は約25~28㎝、体重は3~5㎏です。タイニープードルやティーカッププードルは正式な犬種名ではなく、トイプードルよりも小さい場合の呼び名であるので、血統書には両親犬と同じ犬種名が記載されます。

全ての犬種の中でもトップクラスで賢いのでしつけはしやすいですが、小型犬ならではの神経質な一面も持ち合わせています。小さいながらも活発なので、室内だけでなく毎日のお散歩は欠かせません。

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ミニチュアプードル

体高約28~35㎝、体重5~8㎏の小型犬です。訓練性の高さから海外では探知犬や災害救助犬としても活躍しており、運動神経のよさを活かしてサーカスなどにも出演する人気のサイズです。一説にはトリュフ探知犬として能力を発揮するために、このサイズのプードルが作出されたとも言われています。

トイプードルとして飼ったのになんだか大きい…という場合はこのサイズに該当する可能性が高いです。標準のサイズより大きく成長することを「デカプー」と呼ぶことがありますが、デカプーになる理由としては、小さいサイズのプードルはもともとスタンダードプードルが元になっているため、小型化されたとはいえ大きく成長してしまうことがあるようです。「先祖返り」とも言われています。もちろん個体差はありますが、「トイプードルの両親から生まれたけど成長したらミニチュアプードルのサイズだった」、「兄弟の中で1匹だけなんだか大きい」というケースも大いにしてあります。

また、悪徳なブリーダーにより、ミニチュア、ミディアムサイズのプードルの子犬に十分な餌を与えず、体重操作をしてあたかもトイプードルであるかのように見せ、売るということもあるようです。お迎えを考えている人は信頼できるブリーダーなのかを見分けることが大切ですね。

血統書に記載のサイズよりも大きく成長してしまったプードルは、JKCに申請・計測ののちバラエティー変更ができるという特徴があります。

血統書の変更は、他にもダックスフンドやショロイツクインツレなど、サイズにバラエティーのある5種が認められています。

【参考】JKCホームページ:https://www.jkc.or.jp/archives/faq/3768

ミディアムプードル

ミディアムプードルは、2003年にJKCに認定された歴史の浅い犬種です。日本での登録数は少なく珍しい種類で、スタンダードプードルを小型化する過程で誕生したサイズと言われています。体高は約35~45㎝、体重8~15㎏の中型犬くらいの大きさになります。ミディアムというサイズを認めていない国もあり、分からないことが多い犬種でもあります。

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スタンダードプードル

プードルといえばトイプードルを連想してしまいがちですが、スタンダードプードルは1番古い歴史を持ち、すべてのプードルの基本とされています。体高は約45~60㎝、体重15〜25㎏の大型犬です。国内ではなかなか見かけることはないので、実際に目にするとプードルなのに大きい!と驚いてしまうかもしれません。手足は華奢なので骨折しないよう配慮が必要です。

穏やかな性格で、盲導犬や警察犬としても活躍しています。しかし大型犬であるので、しっかりしつけをしないとその力の強さからトラブルになる可能性もあります。運動神経抜群で運動量は多いので、朝晩の1日2回、各1時間程度の散歩が必要です。定期的にドッグランに連れて行くとストレス発散にもなります。

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大きさで性格に違いはある?その他の特徴は?

プードル

小型になればなるほど神経質で臆病などの性質はあるものの、身体の大きさや毛色が要因で基本的な性格が大きく変わることはないとされています。どのサイズのプードルもフレンドリーで賢く、人によく懐き泳ぎも得意で活発です。愛らしい顔はもちろん、飛び跳ねるように歩く姿も可愛らしいと人気があります。

スクエアな体つきで体高と体長がほぼ同じという特徴があります。

コートタイプはシングルコートで抜け毛は少ないものの、伸び続ける巻き毛なので絡まったり毛玉ができないよう、こまめなブラッシングとトリミングが必要です。様々なカットスタイルが楽しめるところもプードルの魅力の1つですね。ちなみにプードルの被毛は、水に濡れても乾きやすいことから巻き毛になったともいわれています。被毛のバリエーションは豊富で、ブラウンやブラック、レッド、ホワイト、クリーム、シルバー、グレーなどがあり、すべてJKCに認められています。

大変頭がよいのでしつけはしやすいものの、賢いがゆえにいたずらを覚えることも早いので、いたずらを成功させない環境づくりが大切です。また、可愛いからと言って甘やかしてしまうと、飼い主の言うことを聞かないわがままな犬になります。飼い主がリーダーシップを発揮して、子犬のうちからしっかりとしつけることが重要です。

人と行動することを好むのでドッグスポーツにも向いています。骨折などの怪我に気をつけつつ、一緒に身体を動かして楽しむと絆が深まるでしょう。

プードルには色々なサイズがいる!

プードル

今回はプードルの大きさの種類についてご紹介しました。日本では住環境や飼いやすいさから小型犬が人気の傾向にあり、トイプードルを見かけることが多いですが、どの大きさのプードルも魅力たっぷりです。大きさによってかかりやすい病気や怪我もあるので、お迎えする際は留意しておきましょう。

現在プードルとしてJKCに認められているのは4種類ですが、今後、タイニープードルやティーカッププードルも正式に認められる日が来るかもしれませんね。

タイニープードルやティーカッププードルについてはこちらの記事で解説しています

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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