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柴犬の性格にあったしつけ方法は?ポイントや飼い主の心持ち

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かわいらしい姿で人気の柴犬は、優しい性格と飼いやすさから世界中で愛されています。

そんな柴犬ですが、しつけをするうえで気をつけなければいけないポイントがあるのを知っていますか?

この記事では、柴犬のしつけ方法やしつけのコツを紹介します。

基本となるトイレトレーニングはもちろん、いざというときに役立つクレートトレーニングのしつけもあわせて解説するので、柴犬をしつける際の参考にしてみてください。

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目次

  1. 柴犬の性格・特徴
  2. 柴犬のしつけの始め時
  3. 柴犬に必要なしつけ
  4. 柴犬をしつけるときの飼い主の心持ち
  5. 柴犬をしつけるときのポイント
  6. まとめ

柴犬の性格・特徴

上を見上げる柴犬

柴犬には、飼い主への忠誠心が高く、警戒心が強いという特徴があります。

犬の性格や特徴を知ることで、しつけをスムーズに行うことができますので、まずは柴犬の性格や特徴について、詳しく紹介します。

飼い主への忠誠心が高い

柴犬はもともと猟犬として扱われてきた犬種です。

そのため、飼い主に対する忠誠心が高く従順な性格をしています。

また、猟犬をはじめとする使役犬は人の指示を認識する能力に優れており、それは柴犬も例外ではありません。

柴犬は飼い主からの指示を的確に判断し、行動に移すことのできる高い知能を持ち合わせた賢い犬種だといわれています。

警戒心が強い

柴犬は警戒心が強く、飼い主以外の人がむやみに触れようとすると攻撃性をみせる場合があります。

そのため、飼い主による適切なしつけが必要不可欠です。

一方で、その飼い主以外に懐きづらい従順な性格が好まれ、東洋犬の代表的な犬種として海外でも人気が高まっています。

柴犬のしつけの始め時

柴犬の顔

柴犬のしつけをはじめるのに適したタイミングはいつ頃でしょうか。

適切なタイミングでしつけを開始するためにも、時期を間違えないように注意してください。

早ければ早いほどいい

柴犬に限らず、犬のしつけは子犬期からスタートするのが望ましいです。

詳しくは後述しますが、生後3週齢(21日)~12週齢(84日)までが犬の「社会化期」といわれており、母犬や兄弟、人などから多くの刺激を受けて適切な社会行動を身につける時期です。

飼い主によるしつけもこの時期からスタートさせることで、しつけの内容をスムーズに覚えてくれます。

柴犬に必要なしつけ

黒い柴犬

柴犬に必要な基本的なしつけをご紹介します。

しつけは犬と生活する上でとても大切なことなので、しっかりと内容を理解しておきましょう。

トイレのしつけ

トイレのしつけとは、決まった場所で排泄ができるようにするトレーニングのことです。 

トイレのしつけが必要な理由

散歩中に外で排泄するクセがついてしまうと、台風や大雨のときでも外に連れ出さなければなりません。

また、ケガや病気、老化といった原因で犬が寝たきりになった場合、トイレを我慢する要因となってしまいます。

トイレのしつけ手順

トイレのしつけは次の順番で行うのがおすすめです。

  1. 排泄のタイミングを見逃さないように観察
  2. トイレに誘導する
  3. コマンド(声掛け)で排泄を促す
  4. 排泄したらすぐ褒める

 順番に解説していきます。 

 ① 排泄のタイミングを見逃さないように観察犬が排泄する

排泄の主なタイミングは、次の5つです。

  1. 食後
  2. 水を飲んだあと
  3. 寝起き
  4. 散歩のあと
  5. その場をクルクル回っているとき

トイレのしつけは犬が排泄するタイミングでなければ意味がないため、排泄のタイミングを逃さないように観察します。 

 ② トイレに誘導する

トイレのある場所(サークルの中など)まで犬を誘導します。

この際、犬が好きなおやつやおもちゃなどを用いて誘導すると効果的です

③ コマンド(声掛け)で排泄を促す

犬が排泄行動を取るまで待ち、排泄をはじめたらコマンドによる声掛けをします。

コマンドはなんでもいいですが、犬が理解しやすい短い言葉が適切です。

④ 排泄したらすぐ褒める

犬が適切な場所で排泄したら、すぐに褒めてあげます。

ご褒美におやつを与える飼い主さんもいると思いますが、ご褒美におやつを与えると、「排泄をすればおやつがもらえる」と認識し、ちょこちょこと排泄をするようになってしまいます。

 【補足】トイレの場所はなるたけ変えない

トイレの場所は一度決めたら変更しないのが理想です。

トイレを場所で覚える犬も多いため、トイレの場所を変えることは犬にとって戸惑いの原因となります。

やむを得ずトイレの位置を変更する場合は、一気に移動させると犬が戸惑ってしまうため、少しずつ目的の場所へずらすのがポイントです。

食事のしつけ

食事のしつけとは、飼い主の許可が出るまで食べ物を食べないよう我慢させることです。 

食事のしつけが必要な理由

食事のしつけとして「待て」を覚えさせることで、誤食や盗み食いの防止に役立ちます。

食事のしつけ手順

食事のしつけは次の手順で行うのがおすすめです。

  1. 体を後ろから軽く押さえながらコマンドで声掛けする
  2. 犬が静止できたら手を少しだけ離す
  3. コマンドによる声掛けで食事を開始する

 順番に解説していきます。 

 ① 体を後ろから軽く押さえながらコマンドで声掛けする

犬の前にエサを置いた状態で、体を後ろから軽く押さえながら「待て」などのコマンドで声掛けします。

はじめのうちは3秒程度からはじめ、徐々に時間をのばしていきます。

② 犬が静止できたら手を少しだけ離す

犬が自ら静止できたら少しだけ体から手を離します。

③ コマンドによる声掛けで食事を開始する

犬がエサに近づいたら、「よし」などのコマンドを用いて食事を開始させます。

≪ポイント≫食事のしつけをする際は犬の遊び食いに注意し、10分ほどしてもエサが残っているようなら片づけてしまいましょう。いつでもエサが食べられる状態にすると、エサやおやつに対する関心が薄れ、しつけのごほうびとしての役割が低くなります。

クレートトレーニング

クレートトレーニングとは、クレートのなかでおとなしくしていられるようにするしつけです。

クレートトレーニングが必要な理由

犬は元来ナワバリを持つ動物です。その習性から、クレートを安心できる場所として認識させることで、留守番や車での移動の際、怖がらず入ってくれるようになります。

クレートトレーニングの手順

クレートトレーニングは以下の手順で行うのがおすすめです。

  1. お気に入りのおもちゃやおやつでクレートに誘導する
  2. クレートの扉をゆっくり閉める
  3. クレート内での滞在時間を少しずつのばす

順番に解説していきます。

① お気に入りのおもちゃやおやつでクレートに誘導する

おもちゃやおやつを用いて、犬をクレートまで誘導します。その際、「ハウス」といったコマンドによる声掛けも同時に行います。

② クレートの扉をゆっくり閉める

犬がおもちゃやおやつに夢中になっている間に、クレートの扉をゆっくりと閉めます。

③ クレート内での滞在時間を少しずつのばす

はじめのうちは短い時間からスタートし、少しずつクレート内での滞在時間をのばしていきます。

≪ポイント≫クレートトレーニングの目的は、犬にクレート内が安心できる場所だと認識させることです。そのため、犬を無理やりクレートに押し込むような行為は逆効果となります。犬が自発的にクレートへ入るよう誘導してください。

社会化トレーニング

社会化トレーニングとは、犬が他の動物や人と適切な関係を築くためのしつけです。 

社会化トレーニングが必要な理由

犬の社会化は、生後3週齢(21日)~12週齢(84日)の間で活発に行われます。母犬や兄弟と過ごすことで、甘噛みをする際の力加減や他の犬との付き合い方を学びます。

その他にも、人と生活する上で慣れが必要となる、さまざまな音やニオイ、刺激をどんどん吸収する時期です。

社会化が行われる時期に外部との接触を持たず育った犬は、無駄吠えや噛みつきなどの問題行動が増えるといわれています。

そのため、多くの刺激に触れさせ、自らの体験として学ばせる必要があります。

社会化トレーニングの手順

社会化トレーニングには明確な手順はありません。

ですが、人と生活する上で欠かせない以下の刺激に慣れさせてあげると良いでしょう。

  • 掃除機や洗濯機などの音がする大きなモノ
  • 家族以外の人との交流
  • 他の犬や猫(動物)との接触
  • 自宅以外の場所

≪ポイント≫犬の社会化期は多くの刺激を吸収する時期であるため、恐怖体験などのトラウマも深く心に刻まれてしまいます。犬の状態をみながら少しずつ環境に慣れさせていきましょう。

噛み癖や吠え癖防止

噛み癖や吠え癖防止トレーニングとは、犬による咬傷事故や騒音トラブル防止の観点から行うしつけです。 

噛み癖や吠え癖防止トレーニングが必要な理由

飼い犬の噛み癖や吠え癖防止トレーニングが不十分だと、近隣住民との騒音トラブルや咬傷事故による損害賠償問題に発展する恐れがあります

他人に迷惑をかけないためにも、飼い主の責任としてしっかりとしたしつけが必要です。

噛み癖や吠え癖防止トレーニングの手順

噛み癖や吠え癖防止トレーニングは、なぜ噛みついてくるのか、なぜ吠えているのかによって対応方法が異なってきます。

そのため、一概に適したトレーニングの手順はありません。

まずは「なぜ犬が噛んだり吠えたりするのか」を考えてあげることが大切です。

例①:食事中に噛みつこうとする犬の対処法

食事中に近づくと噛みつこうとする犬がいますが、その理由はエサを取られると思っているからだと考えられます。その際の解決法は、エサを食べ終わるまで近づかないです。

例②:インターフォンの音で鳴き声をあげる犬の対処法

また、インターフォンの音で鳴き声をあげる犬もいます。鳴き声を上げる理由として、びっくりしている、不安になっている、来客を威嚇していると、興奮状態にあることが考えられます。

インターフォンの音が鳴ったらおもちゃやおやつでクレートの中に誘導し、犬を安心させてあげます。犬の意識がそちらに向いている間に用事を済ませるという方法が有効です。

例③:何もないのに吠えたり噛んだりしている場合

犬の噛み癖や吠え癖がストレスによって引き起こされている可能性もあります。十分に運動させたり、遊んだりしてあげるなど、ストレス発散の方法を考えてあげましょう。

このように、犬が噛む・吠える理由によって必要となるしつけの仕方が変わってきます。

まずは「なぜ噛んだり吠えたりするのか」を考えてあげるようにしましょう。

柴犬をしつけるときの飼い主の心持ち

お手をする柴犬

しつけは継続的に行わなければ効果がありません。

そのため、しつけをする立場にある飼い主の心持ちがとても大切です。

「〇〇だったら〇〇する」というルールを先に決め、目標を達成するまで一貫性を持たせましょう。

たとえば「犬が上手に排泄ができたら褒める」と決めたら、いつも行うことです。この間は褒めてくれたのに、今日は褒めてくれないとなると犬が混乱してしまいます。

犬の性格や飼育環境、家庭の状況などによってルールは異なります。

飼い主と犬がともに負担を感じない程度のルール作りを心がけるようにしましょう。

柴犬をしつけるときのポイント

野原の中の柴犬

犬をしつけるときのポイントをご紹介します。

愛犬をしつける際はぜひ意識してみてください。

叱ることだけがしつけではない!褒めてのばそう

犬は褒めてのばしてあげるしつけ方法が効果的です。

これまで長く行われてきた犬のしつけは、"飼い主が犬のリーダーになる"という服従によるしつけでした。

犬の祖先であるオオカミがリーダーを頂点とする群れで行動していることから、「飼い主をリーダーに見立ててしつけを施すべきだ」とする解釈からきた論法です。

しかし現在では、飼い主はリーダーという立場ではなく「保護者」としてしつけに携わるべきだと考えらえるようになり、服従や恐怖によるしつけではなく、褒めてのばすしつけへと変化しています。

もちろん、犬が不適切な行動をしたときに叱るのは大切です。

しかし、叱るタイミングや強度を誤ってしまうと、犬の恐怖心を誘発し、しつけの妨げとなる恐れがあります。

このように、叱るしつけは取り扱いの塩梅が難しいのです。

その反対に、愛犬が好ましい行動を取ったときには、すぐに目一杯褒めてあげましょう。

そうすることで「これをしたら飼い主さんが喜んでくれる」と犬も自然と理解します。

しつけは"叱るよりも褒める"を念頭に置き、愛犬の成長を見守りましょう。

まとめ

今回は柴犬の性格や特徴、必要なしつけ、しつけのやり方について解説しました。

柴犬のしつけは、犬種の特徴や性格だけでなくその子特有の性格にも目を向けなければいけません。

人でいう向き不向きという概念は犬にもあります。適切なしつけが施せるように愛犬をよく観察してみましょう。

愛犬の「できた!」を一緒に喜んであげる姿勢を大切にしてくださいね。

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toto

この記事のライター

toto

子どものころからダックスと暮らしてきました。犬と生活していた経験を活かし、しつけ方のポイントやこんなときどうすればいいの?という疑問について分かりやすくお伝えします。

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