ポメラニアンのサマーカット実は危険?その理由や注意点を解説します!

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暑くなってくると、サマーカットをしているポメラニアンを見かけることがあります。確かに、自慢のふかふかの被毛を見ている側としては、夏の暑い中ふかふかのままよりも涼し気にサマーカットしたほうが暑さをしのげるように感じるかもしれません。しかし実はサマーカットは、気をつけておかないとポメラニアンの命を危険にさらす可能性があるのです。

今回は、ポメラニアンのサマーカットに隠れた危険な落とし穴と、サマーカット以外の暑さをしのぐ方法を見ていきましょう。

ポメラニアンのサマーカット実は危険?その理由や注意点を解説します!

目次

  1. ポメラニアンのサマーカットが危険なワケ
  2. ポメラニアンと夏を涼しく過ごす方法
  3. サマーカット以外のポメラニアンに人気なスタイルにも要注意
  4. ポメラニアンと涼しい夏を過ごす工夫を!

ポメラニアンのサマーカットが危険なワケ

注意
DavidRockDesign

 サマーカットとは、愛犬の被毛を普段よりも短く刈り込むカットスタイルのことです。被毛が短くなる分、毛玉や抜け毛のお手入れが楽チンになることから、飼い主さんのあいだでは人気のカットスタイルになってきました。

そんなサマーカットですが、実はポメラニアンを含む犬たちにとっては危険な落とし穴が隠れているのをご存知ですか?まずは、サマーカットに隠れた危険を見ていきましょう。

体温調節が上手くできなくなる

 ポメラニアンのふわふわの被毛は、長いオーバーコートと短くて綿毛のようなアンダーコートのダブルコート(二重構造)になっています。柔らかい下毛が年に2回、春ごろと秋ごろに生え変わることによって、来たる夏の暑さや冬の寒さにも順応できるようになっているとても優秀な仕組みなのです。

せっかく夏の暑さに備えて被毛が生え変わったのに、サマーカットのように必要以上に毛を短くカットしてしまうと正常に体温調整することができなくなってしまいます。それだけではなく、被毛が短くなることで直射日光が皮膚に当たりやすくなり、日焼けや熱中症の危険性も高くなります。

最近の研究によると、被毛を短く刈り込むサマーカットが夏の暑さに対する防御力を奪い、かえって逆効果になるのではと考えられています。

ポメラニアンと夏を涼しく過ごす方法

ポメラニアン
who_is_trent Unsplash

 ポメラニアンの下毛は密集しており、夏の暑い日はせわしなくパンティングをします。暑い季節に、ポメラニアンとできるだけ涼しく過ごす方法を見ていきましょう。 

クーリングパッドやベストの活用

 最近では、犬たちが快適に夏を過ごすための便利グッズが数多く販売されています。その中でも特に根強い人気を集めているのが、ずっとひんやりしているクーリングパッドやベストです。 

冷たいおやつを導入

 暑い日が続くと、さすがのポメラニアンも食欲が落ちてしまうこともあります。そんな時期には、冷たいおやつで内側からポメラニアンの体温を下げるのも良いですね。ポメラニアンの好きなおやつを氷の中に入れた手作りアイスや、犬用のアイスクリームなど、ポメラニアンが食べられる冷たいおやつはたくさんあります。また、水の中に氷を入れてあげるなど、様々な工夫が可能です。

愛犬がくつろぐ場所にクーリングパッドを用意しておけば、暑くなったらその上で寝転がるだけで直に体温を下げることができます。クーリングベストのほうは、お散歩やお出かけ先で効果的にポメラニアンの体温を下げることができます。

ブラッシングで下毛を取り除く

 換毛期に入ると、ポメラニアンの下毛がたくさん抜けます。この時期に、分厚い下毛をしっかりと取り除くようにブラッシングをこまめにしてあげることで、暑い季節を迎えるまでにできる限り冬用の毛を少なくすることができます。ブラッシングはポメラニアンとコミュニケーションを取る目的でも非常に重要な習慣ですね。 

水遊びで楽しみながら暑さ対策

 日本の夏の暑さは尋常ではありません。いくら時間帯に気を付けても、散歩に連れて行くのがはばかられるほど蒸し暑い日も少なくありません。

散歩をするには暑過ぎる、そんな日は水遊びも選択肢のひとつとしておすすめです。水遊びは体温を下げてくれると同時に、ストレス発散にもなりますね。しかし、水嫌いのポメラニアンに無理はさせず、少しずつ慣らすように心がけてください。

サマーカット以外のポメラニアンに人気なスタイルにも要注意

ポメラニアン
Dids Pexels

 最近になって、「柴犬カット」や「たぬきカット」「ライオンカット」など様々なポメラニアンのカットスタイルが見られるようになってきましたね。特に日本における柴犬カットの人気はとても高いように思えます。 

人気のカットスタイルも結局はお洒落の域を出ない

 全体を短めに揃えてまるで小さな柴犬かのように短毛種に見せるカットを「柴犬カット」、顔周りや胸元にボリュームを残しながら胴体から先は短く刈り込む「ライオンカット」や「たぬきカット」も、結局のところはサマーカットと同様に必要以上に被毛を短く整えるカットスタイルです。

お洒落としてカットを楽しむことが必ずしも問題とは言い切れませんが、本来のポメラニアンの被毛の機能が少なからず損なわれるということに目を向けることも大切です。

ポメラニアンと涼しい夏を過ごす工夫を!

ポメラニアン
funeyes

 サマーカットを施したポメラニアンの姿はスッキリとしており、なんとなく涼しそうに見えますね。しかし、ポメラニアンにとってみたら、サマーカットは実は逆効果になる危険性があります。

サマーカット以外にも、ポメラニアンと夏を涼しく過ごす工夫はたくさんあります。サマーカットを検討する前に、色々な工夫をしてポメラニアンと涼しい夏を楽しむ準備をしてみてください。

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