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マルチーズが老犬になったら|愛犬がシニア期に入ったら注意したいこと

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迎えたときは小さかった愛犬も、歳を重ねていつかはシニアと呼ばれる年齢になります。犬は人間よりも早いスピードで歳を重ねていくので、ゆくゆくは愛犬の介護をしなければいけなくなることもあるでしょう。高齢になった愛犬が少しでも快適に暮らせるように飼い主さんがしてあげられることはなんなのでしょうか?本記事では、マルチーズがシニア期に入ったら注意したいことをご紹介します。

マルチーズが老犬になったら|愛犬がシニア期に入ったら注意したいこと
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目次

  1. マルチーズがシニア期に入ったら注意したいこと|食事面
  2. マルチーズがシニア期に入ったら注意したいこと|環境面
  3. マルチーズがシニア期に入ったら注意したいこと|健康面
  4. 愛犬の老化のサインを見逃さないで

マルチーズがシニア期に入ったら注意したいこと|食事面

マルチーズ

愛犬が高齢になったら今まで通りの食事というわけにはいかないケースもあります。ここではどんなことに気をつけるべきなのかをご紹介します。

ドッグフードを見直そう

「子犬」「成犬」「シニア」など、ライフステージに合ったドッグフードが売っているので、愛犬がシニア期に入り、「これまで食べていたドッグフードの食いつきが悪くなった」、「食べにくそうにしている」などの様子が見られたら「高齢犬用」、「シニア用」と記載のあるドッグフードに変更しましょう。シニア期に与えるドッグフードは消化しやすく、関節保護や皮膚・被毛に艶を与える成分など健康を維持をサポートする成分が入っているものを選ぶのがおすすめです。

ドッグフードを切り替える際はいきなり全部変えるのではなく、今まで食べていたフードに少しずつ新しいフードを混ぜるようにして切り替えてください。

子犬からシニアまで全年齢対応のドッグフード(オールステージのドッグフード)を与えていて、変わりなく食べているようであれば、シニア用に変える必要はありません。

量や回数を調整しよう

高齢になると運動量が減るので相対的に食欲も落ちて今までと同じ量を与えても残してしまうことがあります。また、味覚や嗅覚が変化して食の好みが変わることも珍しくありません。

反対に食欲旺盛になる子もいますが、食べすぎは肥満の原因になるほか、消化不良を起こして嘔吐や下痢を引き起こすこともあります。また、脳腫瘍や認知症などの病気が原因となって食欲が増進されることもあるので、愛犬の食欲に変化が見られたらまずはかかりつけ医に相談してみましょう。

加齢によって消化器官をはじめ内臓機能が低下するため、食べ物をうまく消化できないことがあります。そのため、食事の回数を1日3~4回に増やし、1回のフードの量を減らすことで消化器への負担を減らしてあげましょう。

マルチーズがシニア期に入ったら注意したいこと|環境面

マルチーズ

愛犬がシニア期に入ったら今までの環境を見直す必要があります。どんなことに注意するべきなのか見ていきましょう。

段差をなくそう

若い頃は問題なくても、高齢になるとちょっとした段差でも転んでしまうことがあります。思わぬ場所で骨折や脱臼などの怪我をしてしまうことも珍しくないので、愛犬の行動範囲にはできるだけ段差がないようにしましょう。

また、テレビや空気清浄機など家電のコード類もむき出しにしていると躓いたり、齧って感電してしまう恐れがあります。できればまとめてケースに入れたり、地面に置かないなどの工夫をして、怪我や事故を未然に防ぐことが大切です。

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滑らないように注意しよう

犬を迎えた際にカーペットを敷いたり滑り止めマットを用意して対策したという飼い主さんも少なくないと思いますが、シニアになってマットに躓いてしまうような様子が見られたら、肉球に貼る滑り止めシールを活用してみてください。

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室温に気を配ろう

犬は高齢になると体温調整がうまくできなくなることがあります。仕事などで家を空ける際でもエアコンなどを使って快適な室温を保つようにしましょう。特に夏は室内にいても熱中症になることもあるので、注意が必要です。

マルチーズはシングルコートのため寒さに弱いですが、歳を重ねると基礎代謝が落ちたり筋肉量が減ることで体温が下がり気味となるため、より寒がりになります。飼い主さんが在宅であれば、ストーブなどで部屋を全体的に温めてあげると良いかもしれません。暖かい空気は上の方に溜まってしまうので、サーキュレーターを使って空気を循環させると暖房効率があがりおすすめです。仕事や用事で留守にする間など、ヒーターをつけるのが心配な場合には段ボールでケージを囲ったり、毛布などを入れてあげましょう。低温やけど対策をしっかりするなら、湯たんぽもおすすめです。

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ただし、冷風であっても温風であっても直風は居心地が悪く、乾燥を招いて皮膚トラブルの原因となることもあるので、寝床の位置には気をつけてください。寒くなりすぎたとき、暖かくなりすぎたときに避難できる場所を作っておいてあげると、愛犬が移動して自分で調整することができます。

室温とあわせて、湿度に気を配ることも忘れないようにしてください。

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寝床とトイレを近づけよう

シニアになると歩くスピードが落ちるため、排泄したいと思ってトイレに向かっても間に合わず粗相をしてしまうケースがあります。飼い主さんが仕事などで家を留守にする時間が長い場合はすぐに掃除することができないので、無理なく行動できる範囲に寝床やトイレを配置しておきましょう。

家具の配置は変えなくてOK

長年過ごしてきたおうちのことは犬もよく分かっているものです。そのため、シニアになって視力が落ちていてもなんとなくどこに物があるか感覚的に覚えています。よくぶつかりそうになる、ぶつかったら物が落ちて危ないなどの理由であれば移動するのも1つですが、配置を変えてしまうことでかえって分からなくなってしまうケースもあるので、敢えて変える必要はないでしょう。

角や取っ手などによって怪我の恐れがある場合には、保護クッションなどを活用すると◎。

マルチーズがシニア期に入ったら注意したいこと|健康面

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健康診断を定期的に受診しよう

シニア期に入ったら年に2回は健康診断を受診するようにしましょう。オプションでさらに詳しい検査ができる設備が整っている動物病院もあります。

マルチーズは僧帽弁閉鎖不全症という心臓病にかかりやすいです。僧帽弁閉鎖不全症は小型の高齢犬に多く見られますが、初期症状がほとんど見られないケースも多く、定期的な健康診断で心臓の音を聞いてもらい雑音が混ざっていないかチェックしてもらったり、レントゲンや超音波検査、心電図、血液検査が早期発見するカギとなります。そのため、通える範囲にこのような検査のできる動物病院があると良いかもしれません。

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なるべくお散歩に行こう

シニア期に入ると歩くスピードが遅くなったり、お散歩中に疲れて歩けなくなる様子が見られるようになることもありますが、できるだけ日々の運動の機会は設けるようにしましょう。老化によって筋肉は衰えるため少しずつ足腰が弱くなりますが、運動をしないことでさらに筋力が落ちて老化のスピードが早まり寝たきりになってしまうこともあります。

お散歩の効果は、筋力維持や肥満予防だけではありません。色々なニオイを嗅いで、さまざまな音を聞き、他の犬や人と触れ合うことは脳への刺激となってストレス発散となったり、認知症の予防にも効果があると言われています。

自分の足で歩くのが難しい場合や、途中で歩けなくなってしまう場合は犬用カートを活用するのがおすすめです。

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歯周病に注意しよう

3歳以上の犬の8割が歯周病を患っていると言われていますが、高齢になると免疫力の低下により細菌への抵抗力が弱まり歯周病の罹患率がさらにあがるため注意しましょう。特に小型犬は大型犬と比べて唾液の粘度が高く歯石がつきやすいため、歯周病になりやすいとされています。歯周病は重度になると全身疾患を引き起こしたり命に関わることもある怖い病気なので、日頃の口腔ケアがとても重要です。子犬の頃から歯磨きの習慣をつけ、シニアになっても健康的な口内環境を維持できるようにしましょう。

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愛犬の老化のサインを見逃さないで

マルチーズ

人間の何倍もの早さで高齢になる犬たち。高齢になると今までできていたことが出来なくなったり、反応が鈍くなったりすることもありますが、失敗が増えても怒らずに、愛犬が快適になるべく自立して過ごせる環境を整えてあげましょう。

老化だと思っていた行動の変化が実は病気の症状であるというケースも珍しくはありません。異変を感じたらまずはかかりつけ医に相談してみることが大切です。

いつまでも元気でいてもらうために少しの変化も見逃さず、それでいて優しく見守ってあげたいですね。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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