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愛犬の抜歯で後悔したくない飼い主さんのために。知っておきたいリスクについて

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成長しても乳歯が抜け落ちない犬や、重度の歯周病を患っている犬は、動物病院で抜歯を勧められることがあります。飼い主さんとしては、全身麻酔をしてまで本当に抜歯が必要なのか…と考えてしまうかもしれません。

今回は、犬の抜歯で後悔しないために、知っておきたい抜歯のリスクや抜歯について飼い主さんが考えるべきことについてご紹介します。

愛犬の抜歯で後悔したくない飼い主さんのために。知っておきたいリスクについて
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目次

  1. 犬の「抜歯」処置に潜むリスクについて
  2. 犬の抜歯をする前に…飼い主さんに考えてほしいこと
  3. 愛犬の抜歯で後悔しないためにできること

犬の「抜歯」処置に潜むリスクについて

犬の歯の骨
Coyoteprince

 犬の抜歯処置には、次のようなリスクが伴います。

全身麻酔によるリスク

 抜歯をする上で最もリスクを考えなければならないのが、全身麻酔です。

麻酔をすると脳の機能が鈍くなり、抜歯などの治療をしやすくなりますが、全身麻酔は脳だけでなく、心臓や呼吸の機能も鈍らせてしまいます。

特に高齢犬や持病がある子は、麻酔のリスクが高くなります。

全身麻酔のリスクが比較的高い犬種とは

 犬は犬種によって体の大きさや形態的特徴などに違いがあり、麻酔の影響を受けやすいといわれている犬種があります。

ボーダーコリーやシェットランドシープドッグ、イングリッシュシープドッグ、オーストラリアンシェパードなどの牧羊犬、そしてグレーハウンドは特定の麻酔から醒めにくいことがあります。

パグやフレンチブルドッグ、ボストンテリア、シーズーなどの短頭種は気管が閉塞しやすく、気道を確保するための気管チューブの設置が難しいことがあります。

顎の骨が折れることがある

 重度の歯周病などで抜歯をする場合、歯根周囲の細菌感染により下顎の骨が溶け、少し力を加えただけでも病的に骨折することがあります。 

歯が折れることがある

 犬の歯根は、抜歯をするときに途中で折れてしまうことがあります。特に乳歯が残ってしまった場合には、歯根が吸収されることもありますが、残った歯が永久歯の成長を妨げたり、噛み合わせが悪くなったり、歯肉内に残った歯が腐り歯周病の原因にもなることもあります。

また、歯髄がむき出しになって痛みや出血が見られたり、歯根部まで感染が広がって炎症を起こし、感染症を引き起こす可能性があります。

犬の抜歯をする前に…飼い主さんに考えてほしいこと

犬と遊ぶ人
stephencphotog

 犬の抜歯で後悔しないために、飼い主さんが考えるべきことをご紹介します。

抜歯のメリット・デメリットについて考える

 犬の抜歯には、メリットとデメリットがあります。

メリット

 歯周病が進行した歯は出血や痛みを伴い、感染症を引き起こす可能性があります。また、乳歯が残っていれば歯並びが悪くなったり歯周病を患いやすくなります。これらの問題は、抜歯により解決することが可能です。 

デメリット

 抜歯処置には前述したような全身麻酔などのリスクがあり、最悪の場合は命を落としてしまう危険性もあるということです。 

治療について迷ったら、他の動物病院にも相談を

 人の病院は「内科」「皮膚科」「眼科」など診療する分野が限られていますが、多くの動物病院では、一人の獣医師が全ての分野を診療します。そのため、病院によって得意・不得意があります。

獣医師の診断や治療法に疑問を抱いたり、話を聞いてもなかなか理解できない、という場合には、セカンドオピニオンで別の獣医師の意見を求めましょう。飼い主さんが病気について理解し、納得した上で治療を受けることが大切です。

愛犬の抜歯で後悔しないためにできること

犬と遊ぶ
Pixabay Pexels

 歯周病になる犬は多く、あなたの愛犬にも抜歯が必要になるときが来るかもしれません。後々後悔しないためにも、抜歯処置についてわからないことや疑問に思うことは動物病院によく相談し、メリット・デメリットについても調べた上で治療に臨みましょう。 

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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