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愛犬に手作りごはんを作りたい|メリット・デメリットは?おすすめのレシピ本も紹介

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愛犬に新鮮で美味しい手作りごはんを与えたいという飼い主さんの声をよく耳にします。ドッグフードから手作りに変えたことによって毛艶や便の調子が良くなったという話も少なくなく、手作り食には様々なメリットがあります。しかし、手作り食を始めるにはメリットだけでなくデメリットがあることも知っておかなければなりません。今回は、ドッグフードの安全性についてや、手作り食のメリット・デメリット、おすすめのレシピ本を紹介していきます。

愛犬に手作りごはんを作りたい|メリット・デメリットは?おすすめのレシピ本も紹介

目次

  1. ドッグフードにまつわる話は本当?
  2. 手作りごはんを与えるメリット・デメリットって?
  3. 手作りごはんを作るにあたっておすすめのレシピ本
  4. 愛情たっぷりの手作りごはんを作ってみよう

ドッグフードにまつわる話は本当?

ごはんを食べる犬
chewy Unsplash

 価格が安いドッグフードには、低コストにするために大量の添加物や「3D」…Dead(死んだ動物の肉)・Dying(死にかけていた動物の肉)・Diseased(病気の動物の肉)の肉と言われる副産物が含まれている話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?この話を聞くとドッグフードを与えるのがとても怖くなりますが、実際のところはどうなのでしょうか? 

ペットフード安全法が施行されている

 大切な愛犬に死んだ動物の肉や病気の動物の肉を与えていたと考えるとぞっとしますが、2009年から施行された「ペットフード安全法」が存在します。この法律によってペットの健康に害になるフードの製造・販売は禁止されました。また、日本国内に流通するフードを監視しており、厳重な管理下で製造されています。そのため、病原微生物に汚染された原材料の使用の禁止や、カビの発生防止管理も徹底されています。

ドッグフードに含まれる添加物については、主に品質を保持するための添加物と栄養を補給するための栄養添加物が使われています。これらの添加物についてもペットフード安全法によって使用上の注意が必要とされる添加物は上限値が定められていたり、安全性が確認されたもののみを使用しています。そのため、国産のドッグフードであればなおさらのこと不安を煽るネット上の話は信憑性が低いと言えるでしょう。

手作りごはんを与えるメリット・デメリットって?

ごはんを食べる犬
moob Unsplash

 愛犬にも新鮮で愛情たっぷりの食事を与えたいという飼い主さんが増えてきていますよね。犬に手作り食を与えると喜んで食べてくれるだけでなく、様々なメリットがあります。同様にデメリットや注意する点もあるため、両面をしっかりと確認していきましょう。 

犬の手作り食のメリット

 手作り食には、犬にとって嬉しいメリットがたくさんあります。まずは、手作り食を与えるメリットについてご説明していきます。 

  1. 自分で材料を選べる
  2. 食欲増加
  3. 水分をたっぷり摂取できる

1.自分で材料を選べる

 手作り食は、飼い主自身が与える素材を選んで作るため、安心感があります。そして、季節ごとの旬の食材を取り入れたり、新鮮なものを与えられるというのもメリットの一つでしょう。少し便が緩かったら消化の良いものを取り入れたり、体重が増えてきたら低カロリーの食材に変更したりと愛犬の体調に合わせて、すぐに食事内容を変更できるという利点もあります。

2.食欲増加

 ドッグフードだと食が進まない子でも、新鮮な手作り食に変えるとぺろりと完食してくれることが多いです。嗅覚が優れている犬は、食事の匂いを重要視するので、風味をつけてあげると更に食いつきがよくなるでしょう。 

3.水分をたっぷり摂取できる

 ドライフードは、品質管理のために水分を極限まで抜いてしまうため、フードを食べるだけでは水分量が足りません。しかし、手作り食は食材そのものに水分が含まれているので、食事をするだけでもたっぷりと水分を取ることができるのです。水分をしっかりと取ることでおしっこの量が増えて、体内の老廃物を上手に排泄することができます。そのため、皮膚疾患や涙やけが改善されたという犬も少なくないようです。 

犬の手作り食のデメリット

 メリットがたくさんある手作り食ですが、デメリットも忘れてはなりません。むしろデメリットをよく確認して継続できるかどうか検討するようにしましょう。 

  1. 栄養バランス
  2. 手間とコストがかかる

1.栄養バランス

 メリットがたくさんある手作り食を始めるのに一番ネックになるのは、栄養バランスを考えて作れるかどうかではないでしょうか。犬と人間では、必要な栄養素も量も違ってくるので、犬が必要とする栄養素についての知識が必要になります。

栄養バランスが崩れていても、すぐに犬の体に症状が出ることはほとんどありませんが、ジワジワと体内で支障がでているかもしれません。手作り食を与えている場合は、定期的な健康診断をして、より一層、愛犬の体調をチェックするといいですね。

2.手間とコストがかかる

 栄養バランスを考えることに加えて、大変なのが作る手間がかかるということ。ドッグフードなら量を測ってあげるだけなので、すぐにあげることができますが、手作り食だとそうはいきませんね。野菜を煮たスープを製氷皿に入れて冷凍したり、数日分を作り置きしておく、お肉や魚は一回分の大きさにカットして冷凍保存しておくなど工夫すると毎日の調理時間はぐっと減りますが、やはりドッグフードに比べると手間がかかります。

また、手間だけでなくドッグフードよりもコストがかかります。手作り食にすると毎日与えるタンパク質の量も多く、栄養バランスを補助するためのサプリメントも必要となるため、フードを与えるよりも食費が高くなります。

手作りごはんを作るにあたっておすすめのレシピ本

 手作り食のデメリットを聞くと躊躇してしまう方もいるかもしれません。しかし、とっても美味しそうで食欲をそそる手作り食を与えている方は、たくさんいらっしゃいます。栄養バランスや作り方などが気になる方はレシピ本があるので参考にしてみてくださいね。 

おすすめの手作り食レシピ本「かんたん! 手づくり犬ごはん」

 このレシピ本は、人間の料理本のように写真付きで分かりやすくなっています。皮膚トラブルや太り気味だったりと愛犬の体調に合わせたレシピが紹介されているので、それぞれに合ったご飯を作ることができます。

また、栄養バランスや体型別の給付量についても分かりやすく説明されているので、手作り食を難しく考えずに始めたい方への初めてのレシピ本としておすすめです。

商品情報

  • 商品名:かんたん! 手づくり犬ごはん
Amazon商品ページはこちら

愛情たっぷりの手作りごはんを作ってみよう

犬
Chiemsee2016

 手作り食は、ドッグフードと比べると栄養バランスを考えたり、作る手間やコストなどデメリットも多くあります。しかし、手間暇をかけて作ったごはんを美味しそうに完食してくれる姿を見ると、とてもうれしくなりますね。まずは、栄養バランスの知識を取り入れる必要がありますが、レシピ本やInstagramの投稿を参考にしながら、手作り食を楽しみながら与えてみてはいかがでしょうか。

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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