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【獣医師監修】健康維持のために大切な犬の歯磨きについて|上手なやり方や適切な頻度と慣れてもらうためのコツ

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皆さんの愛犬は、きちんと毎食後の歯磨きはできていますか?

犬の口腔内は人間と異なり、虫歯ができにくい環境ではありますが、それでも歯磨きなどのデンタルケアを怠れば歯周病などになり、健康に影響を及ぼします。そのため、日頃から歯磨きをして歯垢や歯石の付着を防ぐことが大切です。

とはいえ、歯磨きを嫌がる犬は少なくないため、お悩みの飼い主さんも多いのではないでしょうか?

そこで今回は、歯磨きのやり方や頻度、歯磨きに慣れさせるコツなどについて解説します。

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目次

  1. 犬の歯磨きはどれくらいの頻度ですればいい?
  2. 犬に歯磨きを慣れてもらうには
  3. 犬の歯磨きの上手なやり方
  4. 毎日の歯磨きで愛犬の歯を守ってあげよう

犬の歯磨きはどれくらいの頻度ですればいい?

犬 歯磨き

犬の歯磨きの頻度としては、毎日やるのが理想的です。できれば毎食後に歯磨きをするとよいですが、それが難しい場合は夜寝る前に1回はするとよいでしょう。寝る前の歯磨きだけでも、寝ている間に歯周病菌が増殖するのを防げます。

一度に全部の歯を磨ければベストですが、犬が嫌がる場合は前歯だけ、奥歯だけなど、毎日少しずつ磨きましょう。2〜3日に1回の歯磨きでは習慣化するのが難しいので、短時間でも毎日歯磨きをして習慣化することが大切です。

犬に歯磨きを慣れてもらうには

犬 歯磨き

歯磨きをしたことのない大抵の犬は、いきなり歯ブラシで歯磨きをしようとすると嫌がります。嫌がるところを強引にやろうとすると歯磨きが嫌いになってしまい、歯磨きどころか歯ブラシを見るだけでも逃げてしまうこともあります。

そのため、歯磨きを上手にできるようにするには、段階を踏んで慣れさせていくことがポイントです。

口を触られることに慣れさせる

まずは、マズルや口元を触られることに慣れさせることから始めましょう。マズルや口元を指や手のひらで触れて、おとなしく触らせてくれたら褒めてあげます。

口元を触られることに慣れてきたら、指を歯ブラシに見立て唇をめくって前歯や犬歯など触りやすいところを触ってみます。このときも歯に触らせてくれたら褒めてあげましょう。少しずつ慣れてきたら、奥歯も指で触って慣れさせていきます。マズルや口元、口の中は敏感な部分なので、触るのは短時間で切り上げるようにしましょう。

なお、どうしてもマズルや口元を触らせない場合は、おやつを活用するのが効果的です。おやつの先端だけ少し手から出して握り、愛犬の口元に差し出します。愛犬がおやつに夢中になっている間に口元や、唇をめくって歯を触ります。慣れてきたらおやつなしでもできるようにしていきましょう。

注意点としては、毎回おやつをたくさんあげていると肥満になってしまいますので、ほんの少量だけ与えるようにしてください。口周りを触らせる練習は、生後半年になる前の、まだ乳歯の頃から始めて大丈夫です。

歯磨きシートでこすり磨きをする

口元や歯を触られることに愛犬が慣れてきたら、歯磨きシートを使って歯を磨くことに慣れさせるのもひとつの手です。歯磨きシートを人差し指にぴったりと巻きつけ、歯の表面をこすって磨いていきます。歯磨きシートはきつめに指に巻かないと、歯磨きの途中で愛犬がくわえて引っ張ったりすると外れてしまうので注意が必要です。また、歯磨きシートをそのまま誤飲してしまう子もいますので、十分に注意して行いましょう。

慣れないうちは前歯や犬歯をこする程度から始めて、慣れてきたら前歯から奥歯まで磨いていきましょう。

犬の歯磨きの上手なやり方

犬 歯磨き

歯磨きシートに慣れたら、いよいよ歯ブラシを使っての歯磨きです。犬用歯ブラシにはいろんな形状のものが市販されていますので、愛犬の口や歯のサイズに合った磨きやすいものを選びましょう。どのようなものを選べばよいか分からない場合は、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。

歯磨きのやり方は、以下のようにして行います。

歯ブラシに慣らす

歯ブラシに慣らすために、歯ブラシを触らせたりニオイを嗅がせたりすることから始めましょう。愛犬が好みそうなフレーバーの歯磨きジェルや歯磨きペーストを使うのもひとつの手です。慣れてきたら、歯ブラシを口の中に入れ、歯ブラシの感触に慣れさせます。

前歯から奥歯に磨き進める

鉛筆の持ち方のようにして歯ブラシを持ち、横方向に歯ブラシを小刻みに動かして前歯から奥歯に向かって磨いていきます。ゴシゴシと力を入れず、優しく磨いてあげましょう。

奥歯は磨き残しが多くなりがちなので、特に意識して磨いてあげてください。最初は歯の外側を磨くことからはじめ、裏側も磨けるようになれば完璧です。

毎日の歯磨きで愛犬の歯を守ってあげよう

犬 歯磨き

最初から抵抗せず、歯磨きをさせてくれることはほとんどないので、口元を触られることに慣れさせることからはじめ、徐々に歯ブラシで歯磨きができるように移行していくのがポイントです。どうしても嫌がるようなときは、適宜おやつも活用しながらやるとよいでしょう。 毎日の歯磨きを習慣化し、愛犬の歯を守ってあげてください。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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