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犬はブロッコリーを食べても大丈夫?与える場合の注意点や調理法などを解説!

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栄養豊富でおいしい緑黄色野菜のブロッコリーは、犬にも与えてよいのでしょうか。私たちが普段、栄養満点だからと食べている野菜でも、犬にとっては健康を損ねる食材もあるので注意が必要です。今回はブロッコリーを愛犬に与える際の適切な調理法や、注意点などをご紹介します。

犬はブロッコリーを食べても大丈夫?与える場合の注意点や調理法などを解説!

目次

  1. 犬はブロッコリーを食べても大丈夫?
  2. ブロッコリーの調理法と注意点とは?
  3. ブロッコリーの栄養素とは?
  4. 愛犬にブロッコリーを食べさせる時は適量を心掛けて

犬はブロッコリーを食べても大丈夫?

ブロッコリー

 健康な犬であれば、ブロッコリーを食べても大丈夫です生の状態でも茹でて加熱した状態でも食べられます。

ただし、犬にとってブロッコリーは絶対に必要な食材ではないので、たくさん与える必要はありません主食のフードのトッピングやおやつとして、少量与える程度にしておきましょう。犬が好んで食べたがる嗜好性の高いおやつは、偏食や肥満の原因になるため、野菜であるブロッコリーを上手に活用するのは賢明です。 

ブロッコリースプラウトもOK?

 ブロッコリーの種を発芽させたブロッコリースプラウトは、近年スーパーフードとして注目を集めています。ブロッコリーの新芽であれば犬にあげてもよさそうですが、含まれている「スルフォラファン」の濃度がブロッコリーと異なるため、与えるのは控えるようにしましょう。

スルフォラファンとは、抗酸化作用や解毒作用のある成分です。ブロッコリーにも含まれていますが、含有量はブロッコリースプラウトのほうが多いことから、犬が食べると胃を刺激しすぎてしまうことがあります。そのため、与えるとしても少量にとどめる、もしくは全く与えないのが無難です 

ブロッコリーの調理法と注意点とは?

ブロッコリー

 ブロッコリーはどのようにして愛犬に与えるのが適切なのか?調理法と注意点を覚えておきましょう。 

茹でて与える場合

 消化不良にならないか心配な場合は、茹でてから与えるとよいでしょう。茹でる際は塩を入れる必要はありません。なお、固い皮に覆われている茎の部分は、皮を剥いてから茹でると柔らかくなります。

茹で時間は2~3分程度で十分です。長い時間茹でるとビタミンがどんどん水に溶け出してしまいます。茹でたら粗熱をとって冷まし、愛犬が食べやすい大きさにカットしてあげましょう。

生のまま与える場合

 水溶性ビタミンであるビタミンBやビタミンCは、茹でると水に溶け出してしまうので、生のまま与えると多くのビタミンを摂取できます。ただし、生の状態のブロッコリーは消化しづらいので、細かくカットしてから与えるようにしましょう。

なお、茎の部分はとても固いので、生のまま与えるには花蕾(からい)の部分だけにし、茎は茹でたほうがよいです。

疾患を抱えている場合は食べさせない

 ブロッコリーをはじめとしたアブラナ科の野菜を犬が食べると、甲状腺ホルモンの生成が抑制され、甲状腺機能が低下する可能性があるので、甲状腺の疾患がある場合は摂取を控えたほうがよいでしょう。

また、ブロッコリーにはシュウ酸が多く含まれており、シュウ酸を摂取しすぎると尿路結石になりやすいといわれています。尿路結石は再発することが多いので、過去に尿路結石を患ったことがある場合は、ブロッコリーを与えないほうが無難です。

ブロッコリーの栄養素とは?

ブロッコリー

 ブロッコリーにはさまざまな栄養素が含まれており、犬にもいくつかのメリットをもたらします。 

便通をサポートする「食物繊維」が豊富

 ブロッコリーには食物繊維が豊富に含まれているため、便通の改善に役立ちます。ただし、犬の場合は食物繊維は摂取しすぎると下痢や軟便の原因になるので、与えすぎに注意しましょう。 

代謝や神経の働きを助ける「カリウム」が豊富

 「カリウム」は身体の代謝や神経活動に必要な栄養素です。代謝を促進するため、塩分の取り過ぎにも効果を発揮してくれる頼もしい栄養素です。逆に不足すると不整脈などを起こす恐れがあり、生きていく上で欠かせない栄養素のひとつと言えます。 

ブロッコリーは各種ビタミンが豊富

 ブロッコリーには、抗酸化作用や解毒作用を持つスルファラフォンをはじめ、ビタミンBやビタミンC、ビタミンE、ビタミンKなど、豊富なビタミン類も含まれています。ビタミンCやビタミンEにも抗酸化作用があり、人間の場合は、活性酸素を抑制し老化予防をサポートしてくれます。

なお、ブロッコリーは野菜の中でもビタミンCの含有量がトップクラスで、100g中120mgも含まれています。この含有量は、ビタミンCが豊富だといわれているレモンの2倍以上です。ビタミンCは抗酸化作用以外に、免疫力を高める働きもあるため、筋肉や血管・皮膚などを丈夫に保つのに役立ちます。

愛犬にブロッコリーを食べさせる時は適量を心掛けて

犬
KrystianGraba

 犬が食べてもメリットを得られるブロッコリーですが、食べ過ぎは健康を損ねる原因になるので、少量にとどめるようにしましょう。 また、生のままでも食べられますが、消化のことを考えると茹でてから与えたほうが安心でしょう。普段の食事のトッピングやおやつとしてなど、上手に活用して愛犬の健康を維持していってくださいね。

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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