banner

banner

【獣医師監修】犬が消化不良を起こす原因について|症状別の対処法、治療法を解説

お気に入りに追加

犬が消化不良を起こすと、下痢や嘔吐の症状が現れます。健康な犬が食べすぎなどのちょっとしたきっかけで消化不良を起こすこともありますが、病気によって下痢や嘔吐の症状が引き起こされることもあります。この記事では、犬の消化不良の原因や対処法、治療法についてご紹介します。

【獣医師監修】犬が消化不良を起こす原因について|症状別の対処法、治療法を解説
【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

目次

  1. 犬が消化不良になった場合に考えられる原因
  2. 消化不良の症状別の対処法
  3. 動物病院で行われる治療
  4. 原因不明の消化不良は病気が潜んでいることも

犬が消化不良になった場合に考えられる原因

子犬 トイレットペーパー

犬が消化不良になったとき、考えられる原因には次のようなものがあります。 

原因1・ストレスによるもの

犬は長時間のお留守番や運動不足、近所での騒音を伴う工事、新しいペットとの同居、ペットホテルでのお泊りなどでストレスを感じたときに、消化不良を起こすことがあります。

原因2・食餌によるもの

食餌の食べ過ぎやフードの急な切り替え、フードが体質に合わないなど、食餌の影響によって消化不良を起こすことがあります。また、食べてはいけない物を拾い食いすることによって下痢や嘔吐の症状が現れることもあります。

原因3・病気によるもの

消化不良を起こす病気はさまざまで、細菌やウイルス、寄生虫などの感染症や消化管にできる腫瘍、肝臓疾患などが挙げられます。食物アレルギーや拾い食いによる中毒が原因になることもあります。

かかりやすい犬種や年齢

1歳未満の子犬は免疫機能が十分でなく、寄生虫やウイルスへの抵抗性が弱い場合があります。ペットショップやブリーダーから飼い主さんの家庭に迎え入れられたばかりのタイミングなど、環境の変化によるストレスを感じた結果、消化不良になることがあります。

また、高齢になると免疫力が低下し、感染性の胃腸炎などにかかりやすくなります。

もともと胃腸が弱い体質など、消化不良の起こしやすさには個体差がありますが、犬種による違いは無いとされています。

消化不良の症状別の対処法

寝ている子犬

犬の消化不良の対処法は、原因や症状の程度によって異なります。

留守番の後、吐いている

犬は長時間留守番させたり、ひとりで過ごす時間が長くなるとストレスを感じて吐くことがあります。

犬にストレスをかけない生活を心がけよう

犬は長時間の留守番や運動不足など、様々な理由でストレスを感じます。

留守番の時間が長くならないよう注意し、愛犬とのコミュニケーションの時間を大切にすることで、落ち着く可能性があります。

食餌を変えたら便が緩くなった

犬は食べ慣れないものを食べると、軟便や下痢、嘔吐などの消化不良を起こします。

食餌を切り替えるときには、今与えているフードを少しずつ減らし、その分新しいフードを少しずつ増やすように混ぜながら、7〜10日くらいかけて徐々に切り替えるようにしましょう。

まずは絶食する

消化不良を起こしてしまったら半日〜1日絶食し、胃腸を休ませて回復を待ちましょう。水は一気に飲むと刺激になるので、常温の水を少しずつ与えます。

原因がわからない下痢や嘔吐

思い当たることが特になく、消化不良を起こしている原因がわからない場合は要注意です。

飼い主さんが留守にしている間にゴミ箱あさりをし異物を食べてしまっていたり、知らないうちにチョコレートなど中毒性の食べ物を食べてしまって消化不良を起こすことがあります。

また、感染症にかかっていたり熱中症になっている場合にも下痢や嘔吐の症状が現われます。

なるべく早く動物病院へ

原因によっては、対処が遅れると命に関わったり、回復しても後遺症が残ることもあります。原因不明の消化不良を起こしたときには、早急に動物病院を受診しましょう。

動物病院で行われる治療

毛布 犬

動物病院で行われる治療についてご紹介します。

治療法は原因によって異なる

治療法は原因によって異なります。

症状が重い場合は、糞便検査のみでなく、血液生化学検査、レントゲン検査、エコー検査、アレルギーを調べる血液検査などを行う場合があります。

原因が推定できた後は、それぞれの原因に応じて適した治療を進めていきます。例えば、寄生虫感染が疑われれば駆虫薬の投与、食物アレルギーが原因であれば抗炎症剤の投与、一過性の胃腸炎であれば皮下点滴などが実施されます。

症状によっても対処法は異なる

荒れた腸粘膜を保護するお薬や、消化管の運動機能を改善する薬、下痢止め、吐き気止めなどを投与します。

激しい下痢や嘔吐が見られる場合、脱水症状になる可能性があるので、点滴をして電解質を補正することもあります。

原因不明の消化不良は病気が潜んでいることも

犬 餌

犬は身体に問題がなくても食餌の影響などにより消化不良を起こすことがありますが、原因がはっきりしない場合や他の症状を伴う場合には病気の疑いがあります。自宅で対処しても症状が改善されなかったり、原因不明の消化不良を起こしている場合には、悪化する前に動物病院を受診しましょう。

こちらの記事もチェック

  【獣医師監修】犬も「うつ病」になる?原因や治療・予防法について

あわせて読みたい

【獣医師監修】犬も「うつ病」になる?原因や治療・予防法について

気分が落ち込んだり、食欲が低下したり、何をしても楽しめなくなる「うつ病」。私たち人間にとっては身近な病気で、誰でも発症する可能性があります。では、犬は「うつ病」になることがあるのでしょうか? ここでは、犬のうつ病について原因や治療、予防法についてご紹介します。

【獣医師監修】下痢の時は普段通りの食事でも良い?好ましい与え方と消化しやすい食材

あわせて読みたい

【獣医師監修】下痢の時は普段通りの食事でも良い?好ましい与え方と消化しやすい食材

犬が下痢になった時、食事はいつも通りで良いのか迷いますよね。すぐに病院に連れて行くべきなのか、少し様子を見るべきなのかの判断も基準が分からなければ難しいでしょう。 今回は愛犬が下痢になった時に飼い主さんが最初にするべきことと、お腹に優しい食事について紹介します。

banner

choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード