【世田谷区】避難所情報|ペット同行避難のルールや必要な防災グッズなどを事前確認しよう
いつ、どんな時に起こるかわからない災害。地震、台風、豪雨などの災害に備えるためには、事前にしっかりと準備をしておくことが大切です。特に、ペットと暮らしている私たちは避難場所についての情報は詳しくチェックしておきたいところ。
今回は、東京都世田谷区の災害時にペットを連れて行かれる避難場所、ペット同行避難のルールに加え、事前情報や用意しておきたい防災グッズなどをご紹介します。
目次
世田谷区では避難所にペットと避難できる?
世田谷区では、各避難所でペット同行避難の受け入れをしています。同行避難は、ペットと一緒に避難をすることができるというもので、避難所内に一緒に入れるということではありません。
同行避難できる場所は、各避難所によって異なりますが、世田谷区の場合は、主に校庭などの人の避難場所から離れたところでの屋外避難となります。なお、屋根のない場所の場合は、ブルーシートなどで雨よけが設置されます。
世田谷区でペットと同行できる避難所は92カ所
世田谷区の避難所は、世田谷地区25か所、北沢地区16か所、玉川地区24か所、砧地区17か所、烏山地区10か所で総数は92か所あります。すべての避難所にペットと同行避難することが可能です。主な避難所は以下の通りです。
事前に確認して自分が行くべき避難所を把握しておきましょう。
避難所 (世田谷区) | 郵便番号 | 住所 |
桜木中学校 | 156-0053 | 東京都世田谷区桜1丁目48−15 |
世田谷小学校 | 156-0051 | 東京都世田谷区宮坂1丁目38−4 |
駒沢小学校 | 154-0012 | 東京都世田谷区駒沢2丁目10−6 |
旭小学校 | 154-0003 | 東京都世田谷区野沢1丁目4−3 |
山崎小学校 | 154-0022 | 東京都世田谷区梅丘3丁目9−1 |
奥沢小学校 | 158-0083 | 東京都世田谷区奥沢3丁目1−1 |
双子玉川小学校 | 158-0094 | 東京都世田谷区玉川4丁目6−1 |
千歳小学校 | 157-0066 | 東京都世田谷区成城9丁目6−1 |
芦花小学校 | 157-0063 | 東京都世田谷区粕谷2丁目22−1 |
世田谷区の避難所におけるペットのサポート体制は?
世田谷区には令和元年度時点で38,190頭の犬が登録されています。すべての避難所への同行避難が可能な体制をとっていることが特徴の世田谷区ですが、同行避難した場合、避難所ではどのようなサポート体制がとられているのでしょうか?
ペットの避難ガイドラインはある?
世田谷区には、ペットと同行避難するためのガイドラインが設けられています。世田谷区のホームページ内にガイドライン「災害時のペットの避難について」に詳しく記載されています。
また、世田谷保健所生活保険か、危機管理室災害対策課と東京都獣医師会世田谷支部によって6ページにわたる「災害時にペットを守るために」といったパンフレット(PDFもあり)を作成し配布されています。
災害備蓄品としてフードの用意はある?
世田谷区には、災害備蓄品としてのペットフードの用意はありません。同行避難の際には、飼い主がケージ、フードを持って避難することが求められています。
一緒に避難できる動物に制限はある?
世田谷区で同行避難が可能な動物は、原則として犬・猫などの小動物で、避難者に危険を及ぼさない動物とされています。なお、同行避難の際には、飼い主がケージやキャリーを準備する必要があります。
また、世田谷区ではペット同行避難を想定した地区ごとの防災訓練も実施しています。詳細は、区のホームページやお知らせによって周知が行われます。
避難所でペットがケガや病気をしたら診察を受けられる?
世田谷区では、避難所内にペット専用の診察施設を開設する予定はありませんが、災害時の動物救護活動について協定を結んでいる東京都獣医師会世田谷支部と協力して、被災動物の救護活動が行われます。応急手当などは、東京都獣医師会世田谷支部に所属する動物病院が救護所となります。
避難所でペットはどのように管理される?
世田谷区の避難所では、同行避難をした場合「避難所ペット登録カード」に必要事項を記入し、避難所運営本部に提出する必要があります。犬の登録をしている場合は「避難所ペット登録カード」に鑑札番号の記入が求められます。
避難所では、避難者の滞在スペースとペットの滞在スペースは完全に分離され、ペットはケージ内・つなぎ留めによって飼育し、飼い主が管理することになります。
滞在スペースは各避難所によって割り当てられている場所が異なります。たとえば校庭の場合は、鉄棒や鉄柱のある場所を選び、ケージまたは支柱につなぎ留めるなどし、ブルーシートなどを使用して雨よけを作ります。
なお、ペット用トイレの場所は、避難所運営本部が指定をすることとなっています。
世田谷区では避難所のペットをサポートするボランティアを募集中
独自の同行避難対策を設けるなどペットとの同行避難に力を入れている世田谷区では、避難所でのトラブル等を軽減するため、3タイプに分かれた「被災動物ボランティア」を募集しています。
「災害時活動ボランティア」は避難所の被災動物のためのスペースの管理や提供された施設などの維持運営及び被災動物の世話を行い、「情報管理ボランティア」はホームページやSNSなどへ被災動物の受け入れ状況などに関する情報を発信、「施設提供ボランティア」は被災動物を一時保護するための施設や場所などを提供するものです。
愛犬だけでなく、犬を始めとしたすべての動物たちのサポートをしたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
世田谷区で避難所にペットと避難する際のルールは?
世田谷区では、共同して、避難所での食料調達を含めた飼育、飼育場所の清掃を定期的に行う飼い主グループを設置することを求めています。飼い主グループは事前に運営本部とのパイプ役としての代表者を決めておき、グループの要望や相談などの窓口とします。
このほかに、避難所内での飼育ルールを避難所に掲示するなど、ルールの周知徹底を図ります。主なルールは次の通りです。
- 受け入れできる動物は、犬や猫などの小動物で避難者に危険を及ぼさない動物
- ペットの滞在スペースは人の滞在スペースとは完全に分離し、ペットはケージまたはつなぎ留めによって飼育する
- 避難所にペットを連れてきた地域住民は、「避難所ペット登録カード」に必要事項を記入し、避難所運営本部に提出する。飼い犬の登録を行っている場合は、鑑札番号を記入する
- ペットを入れたキャリーやケージに番号をつけて管理する
ペットの飼い主なら用意しておきたい防災グッズ5選
世田谷区では、同行避難の際にケージ、フードなどを用意しておく必要があります。避難所で足りないものがないように、事前にペット用の防災バッグに防災用品を準備し、いつでもすぐに持ち出せる状態にしておくのがおすすめです。常用している薬や療法食などがある場合は忘れないようにしましょう。
ここでは、災害に備えて準備しておきたいおすすめ防災グッズを5点ご紹介します。
大きめのものを用意しておこう!折りたたみ式のボウル
犬が避難するにあたっての必需品となるのがフードボウルと水のみボウルです。世田谷区では、フードとともにフードボウルを持って避難することを求めています。
シリコンの折りたたみタイプのボウルは、かさばらずに持ち運べて便利です。散歩用とは別に、いつものボウルより1サイズ大きくフタ付きのタイプを用意しておくことがおすすめです。こちらは同サイズが2個セットになったタイプ。
- 商品名: Pawaboo/携帯ペットボウル
車載用にも便利!コンパクトに折りたためるケージ
持ち運びを前提として作られたコンパクトに折りたためて軽いケージを用意しておくのがおすすめです。また、避難生活で犬がストレスを受けないように、日常から使用しているケージを避難用とすることが重要です。
車載用として最適なサイズのこのケージは、ペグで地面に固定でき、取り外し可能な屋根付きで、全面にメッシュを使用した通気性に優れたタイプ。S、M、Lと3サイズ揃っているので、犬種や頭数に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
- 商品名:サンワード/アコーディオンケージ
忘れずに用意しておきたい!写真入りの愛犬手帳
避難先ではペットを一時預けたり、飼い主と離れて生活しなくてはいけない場面もあります。そんなときのために、誰が見てもわかりやすい写真入りで健康状態を含めた犬の情報を記録した手帳を一冊用意することを世田谷区では推奨しています。
この犬の健康手帳は、犬のプロフィール、狂犬病やワクチンの記録のほかに通院記録、体重などを書き込める上、緊急時情報カードが付属しています。かかりつけの動物病院やしつけに関すること餌に関することなどのチェック項目も書き込めるため、いざという時に役立ちます。
- 商品名:わたしいぬわたしねこ/犬の健康手帳
高吸収、消臭機能つきのトイレシートは必需品!
避難所で大きな問題となるのがトイレです。慣れない環境下では、いつもは失敗しない犬でもトイレを失敗してしまったり、ストレスから下痢をする可能性もあります。また、集団生活となる避難所では、臭いの問題も大きいため、吸収力が高く消臭力に優れたトイレシートを選びたいところ。
このトイレシートは、炭の力で臭いを吸着、1枚の吸収量が約810ccとたっぷりで、大型犬や多頭飼いでも安心して使用できます。トイレシートは消耗品のため、多めに用意しておきましょう。
- 商品名:超吸収厚型 炭入り消臭ペットシーツ
世田谷区の避難所情報を把握して愛犬と一緒に備えよう
東京都世田谷区は、災害時のペットの同行避難への取り組みに前向きな自治体です。もちろん、飼い主さん自身がいざというときに備えておくことが何よりも大切です。愛犬用の防災バッグを準備したり、同行避難を想定した防災訓練に参加したりするなど、日頃からペットの防災を意識して準備しておいてくださいね。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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