banner

banner

サル―キの適正体重は?かかりやすい病気と寿命について

お気に入りに追加

優雅な立ち姿で気品に満ちあふれたサルーキ。すれ違ったなら、思わず目を奪われてしまう方も多いはず。

しかしながら、その素敵な姿も飼い主さんの健康管理があってこそのものです。

この記事では、サルーキの適正体重や寿命、かかりやすい病気、体重管理で気をつけたいことについて解説します。

サル―キの適正体重は?かかりやすい病気と寿命について
【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

目次

  1. サルーキの適正体重は?
  2. サルーキの体重管理で気をつけたいこと
  3. サルーキの体重管理|寿命とかかりやすい病気を知っておこう
  4. サルーキの体重管理で長く健康に暮らそう

サルーキの適正体重は?

サルーキ
chewy Unsplash

 サルーキの適正体重と、成長に伴う体重の変化をご紹介します。

適正体重

 日本国内における犬種の認定および犬種標準の指定を行う「ジャパンケネルクラブ(JKC)」では、体高は平均58~71cmでメスは比較的小さい、とされており、体重についての規定はありません。

20~25kgくらいがサルーキの体重の目安になるようですが、骨格のサイズなどにより個体差があります。

体重の変化

 サルーキの成長に伴う体重の変化の例をご紹介します。

サルーキの月齢と体重の推移

  • 出生時・・・500g
  • 2ヶ月・・・6kg
  • 3ヶ月・・・11kg
  • 4ヶ月・・・14kg
  • 6ヶ月・・・19kg
  • 8ヶ月・・・21kg
  • 12ヶ月・・・23kg

 これは一例であり、推移の仕方は身体が成熟した成犬時の体重などにより異なります。あくまで目安として参考にしてください。

サルーキの体重管理で気をつけたいこと

サルーキ
elisabettabellomi

 サルーキの体重管理をする上での注意点をご紹介します。 

ごはんの量

 サルーキの主食は栄養バランスの取れた「総合栄養食」を選びましょう。パッケージに記載された給与量を目安に与えますが、必要なカロリーは与える子の生活環境などによって異なるため、愛犬の様子を見ながら給与量を加減しましょう。 

散歩の目安

 猟犬として活躍していたサルーキは、多くの運動量を必要とします。散歩のは1日2回、1回につき30分~1時間くらいを目安に行いましょう。 

好きな運動

 活発に走り回ることが大好きなので、ドッグランで思い切り走らせたり、フリスビーなどを使って遊んであげると良いでしょう。

運動不足は問題行動にも繋がるので、時間を見つけてストレスを発散させてあげましょう。

サルーキの体重管理|寿命とかかりやすい病気を知っておこう

サルーキ
elisabettabellomi

 サルーキの平均寿命と最高齢、かかりやすい病気についてご紹介します。

平均寿命

 サルーキの平均的な寿命は12~14歳くらいと考えられています。大型犬の中では比較的長生きと言えるでしょう。 

最高齢

 サルーキの最高齢について公式な記録はありませんが、日本では17歳で生涯を全うした子は複数頭いるようです。

かかりやすい病気

 サルーキがかかりやすい病気には皮膚病や骨折、胃拡張胃捻転症候群などがあります。 

皮膚病

 中東原産のサルーキは乾燥した地域で生活する分には問題ありませんが、日本のような高温多湿の気候では皮膚が蒸れやすく、皮膚トラブルが起きやすくなります。

皮膚病になると皮膚が赤くなる、身体を痒がる、脱毛するなどの症状が見られます。サルーキにはスムースタイプと耳や四肢、尾に飾り毛のあるタイプの2種類がいますが、どちらであっても定期的にお手入れが必要です。ブラッシングやシャンプーで皮膚と被毛を健康的に保ちましょう。

骨折

 狩猟犬として活躍していたサルーキは非常に足が速く、広い場所で走り回ることが大好きです。しかし四肢の骨は細く、大きな衝撃が加わると骨折しやすいという弱点があります。特に子犬期は身体が未発達で、好奇心も旺盛であるため骨折しやすく、注意が必要です。

階段や段差のある玄関など、近付いて欲しくない場所にはゲートを設置したり、近付けないための工夫をしましょう。

胃拡張胃捻転症候群

 胃拡張胃捻転症候群(いかくちょういねんてんしょうこうぐん)はジャーマン・シェパードやドーベルマンなどの胸の深い大型犬に多い病気です。

食後の過度の運動などが原因で胃にガスや液体が溜まって胃拡張になり、胃が捻じれることで発症します。ショックを起こす緊急性の高い病気であり、数時間で命を落とすことも多いので、早急な対処が求められます。

心因性の病気

 サルーキは感受性が豊かで、神経質なところもあるため、心因性の病気にかかりやすい傾向があります。

運動不足や長時間の留守番、ペットホテルに預けられる、家族構成が変わるなどということでストレスを感じ、体調を崩すことがあります。ストレスがかかると主に食欲不振や下痢、軟便、嘔吐などの消化器症状を呈します。愛犬の様子を良く観察し、できる限りストレスの原因を取り除いてあげましょう。

サルーキの体重管理で長く健康に暮らそう

サルーキ
salsa08

 いかがでしたか?サルーキはスリムなボディラインが魅力的ですが、これは飼い主さんがきちんと体重管理できてこそ維持できるものです。もちろん、痩せすぎも健康には良くないので、判断が難しいようであれば定期的に体重測定したり、動物病院でボディコンディションをチェックしてもらうと良いでしょう。適切な健康管理で、愛犬を長生きさせてあげてくださいね。 

banner

komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

関連記事

【獣医師監修】犬の門脈シャントはどんな病気?初期症状や発症の原因、治療法・予防法が知りたい

健康管理/病気

【獣医師監修】犬の門脈シャントはどんな病気?初期症状や発症の原因、治療法・予防法が知りたい

犬の門脈シャントという病気をご存じでしょうか?なかなか聞きなじみのない病名ですが、ヨークシャー...

2024年4月26日

【獣医師監修】犬のパテラについて|原因は?どんな症状?治療法や予防法などまとめて解説します

健康管理/病気

【獣医師監修】犬のパテラについて|原因は?どんな症状?治療法や予防法などまとめて解説します

犬の膝関節の病気「膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)」をご存知でしょうか?膝蓋骨は英語で「パ...

2024年4月25日

【獣医師監修】犬の組織球腫とは。自然に消える?かかりやすい犬種や治療法を解説

健康管理/病気

【獣医師監修】犬の組織球腫とは。自然に消える?かかりやすい犬種や治療法を解説

犬の疾患のひとつ「組織球腫」について耳にしたことはあるでしょうか?おそらく、実際に自分の愛犬が...

2024年4月23日

マルチーズの耳ってどんな形?犬の耳の形やお手入れが必要な理由を知ろう!

健康管理/病気

マルチーズの耳ってどんな形?犬の耳の形やお手入れが必要な理由を知ろう!

ふわふわの被毛にまんまるの目をしたマルチーズは、古くから人間と暮らしてきた歴史を持ち、何世紀に...

2024年4月22日

【獣医師監修】マルチーズがかかりやすい病気にはどんなものがある?予防するためにできることを知っておこう

健康管理/病気

【獣医師監修】マルチーズがかかりやすい病気にはどんなものがある?予防するためにできることを知っておこう

犬は人間よりも寿命が短いですが、家族の一員である大切な愛犬にはできるだけ健康で長生きしてもらい...

2024年4月22日

もっと見る

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード