banner

banner

落花生(ピーナッツ)は犬にあげても大丈夫?成分や伴うリスクを紹介

お気に入りに追加

おやつやおつまみの定番である落花生(ピーナッツ)。ピーナッツバターやアイスクリームとしても、人気のある好きな食べ物ですよね。犬用の噛むおもちゃやおやつにもピーナッツフレーバーのものがあることからも、犬が好きな香りであることがわかります。では、犬に落花生を与えることは問題ないのでしょうか?ここでは、落花生の成分や与える場合の注意点などについて解説します。

落花生(ピーナッツ)は犬にあげても大丈夫?成分や伴うリスクを紹介
【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

目次

  1. 犬に食べさせても平気?落花生の成分とは
  2. 犬に落花生を与える際の注意点
  3. 落花生を食べさせた場合に起こり得る症状と対処法
  4. 落花生をあげることはリスクを伴うことを忘れないで

犬に食べさせても平気?落花生の成分とは

落花生

まずは落花生(ピーナッツ)の成分から見ていきましょう。

ビタミンE

ビタミンEは身体の機能を正常に保つ働きをしています。脂溶性ビタミンと呼ばれる水に溶けない性質をもつビタミンで、主に脂肪組織や肝臓に貯蔵されます。摂取し過ぎるとビタミンEの過剰症を起こす可能性があります。

オレイン酸・リノール酸

オレイン酸は血液中のLDLコレステロールを下げる効果があります。リノール酸は体内で合成できないため、必須脂肪酸と呼ばれており、動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らすなどの様々な作用を持っています。

犬に落花生を与える際の注意点

落花生

落花生を与える際の注意点を4つご紹介します。

量を与えすぎない

落花生を与えすぎるとカロリーオーバーになり、肥満になってしまいます。肥満は糖尿病や心臓病、関節疾患などを引き起こす原因になるので、量は加減しましょう。

殻や薄皮は取り除く

犬は落花生の殻を消化できないため、胃や腸に詰まらせ閉塞を起こしてしまう危険性があります。飼い主さんが誤って床に落としたり、犬が見つけてしまうような場所に保管しないよう注意しましょう。薄皮も、消化に悪いので与えないようにしましょう。

人用に加工されたものは与えない

落花生の加工食品には塩分や糖分が多く含まれたものがたくさんあります。犬が食べると過剰摂取になってしまうので、与えないようにしましょう。

食べさせた後は様子を観察する

犬は落花生を食べた後、体調に変化が現れることがあります。何か起きた場合にすぐに対処できるよう、飼い主さんは犬の様子に異変が無いか注意して観察しましょう。

落花生を食べさせた場合に起こり得る症状と対処法

寝ている犬
kmjohnston Unsplash

落花生を食べても何ら問題の無い子もいますが、中には体調に変化が現れる場合もあります。どのような症状を引き起こす可能性があるのか、また、どのような対処法があるのかをご紹介します。

喉に詰まらせる

小型犬や子犬が落花生を食べると、喉に詰まらせる危険性があります。また、噛む力や飲み込む力が弱くなった高齢犬にも同じことが言えます。消化しやすくするためにも、細かく砕いたり、熱を加え柔らかくして与えましょう。

アレルギー

犬の体質によっては、落花生に対してアレルギー反応を示す子がいます。食物アレルギーを発症すると、たとえ少量の摂取であっても皮膚の赤みや痒み、下痢や嘔吐などの症状が見られます。

与えることを止めるだけで症状が改善することもありますが、早めに動物病院で診てもらうと安心です。この時、与えた量や時間を獣医さんに伝えることが大切です。

下痢や嘔吐

落花生は犬にとって消化の良いものではありません。消化不良を起こし、軟便や下痢、嘔吐を引き起こす可能性があります。

一過性のものであれば様子を見ることも可能ですが、下痢になってしまったときや改善が見られない場合には早めに動物病院を受診することをおすすめします。

落花生をあげることはリスクを伴うことを忘れないで

落花生

犬が良質なドッグフードを食べている場合、基本的に他のものを与える必要はありません。嗜好性の高い食べ物を与えることにより、それまで問題なく食べていたフードを突然食べなくなることも考えられます。犬が病気のときなど、食欲が低下していて、とにかく何か食べるものを与えたいと考えている時などに参考にしてください。

こちらの記事もチェック!

犬にピーナッツを与える場合の適量は?気になる栄養素やアレルギー、簡単レシピもご紹介!

あわせて読みたい

犬にピーナッツを与える場合の適量は?気になる栄養素やアレルギー、簡単レシピもご紹介!

いつでもどこでも手に入れられるピーナッツは、気軽に食べられるおやつ、おつまみとして私たち人間にとって身近な食品です。アメリカ製の犬用知育玩具にはピーナッツバターが付属品として付いていることもあり、アメリカでは犬が大好きな味として認識されています。しかし脂肪の多いピーナッツはどのくらいの量であれば犬に与えても健康に害がないのでしょうか。今回は、犬にピーナッツを食べさせても大丈夫なのか、与える場合の目安量や注意点の他に、ピーナッツを使った美味しいレシピについてもご紹介します。

犬にピーナッツバターは与えない方がいい?あげない方がいい理由や・注意点・引き起こす症状など

あわせて読みたい

犬にピーナッツバターは与えない方がいい?あげない方がいい理由や・注意点・引き起こす症状など

アメリカ人のソウルフードとも言えるピーナッツバター。犬の爪切りの際に、自分のおでこにピーナッツバターを塗り、犬が舐めている間に爪切りをするという動画をご覧になった方も多いのではないでしょうか?なんともピーナッツバター好きのアメリカ人らしい発想です。動画の通り、犬もピーナッツバターが大好物ですが、だからと言っておやつ代わりやご褒美として積極的に与えることはおすすめできません。 今回は、犬にピーナッツバターを与えない方がいい理由、与える場合に知っておきたい分量や注意点、ピーナッツバターを犬が食べた場合に考えられる症状について解説します。

banner

nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

注意が必要な食べ物に関する記事

【獣医師監修】犬がアレルギーを発症しやすい食べ物は?こんな症状があったら要注意

健康管理/病気

【獣医師監修】犬がアレルギーを発症しやすい食べ物は?こんな症状があったら要注意

愛犬が季節を問わず身体をやたらと痒がったりしていたら、「食物アレルギー」の体質である可能性があ...

2023年10月25日

【獣医師監修】犬に「ねこまんま」を食べさせても大丈夫?知っておきたいメリットとデメリットについて

飼い方/育て方

【獣医師監修】犬に「ねこまんま」を食べさせても大丈夫?知っておきたいメリットとデメリットについて

皆さんは「ねこまんま」と聞くとどのようなものを思い浮かべますか?猫が食べるご飯だと思う方もいれ...

2023年9月7日

さくらんぼは与え方に注意すれば犬に食べさせても大丈夫!適量と栄養素について解説

食べもの

さくらんぼは与え方に注意すれば犬に食べさせても大丈夫!適量と栄養素について解説

日本では5月〜7月に旬を迎えるさくらんぼ。甘酸っぱさが癖になって、ついついたくさん食べてしまい...

2023年4月14日

犬にトマトを食べさせても⼤丈夫?栄養素や与える際の注意点について

食べもの

犬にトマトを食べさせても⼤丈夫?栄養素や与える際の注意点について

トマトは抗酸化作用が強く、ビタミンやミネラルが豊富な上に、料理の幅を広げてくれる美味しくて人気...

2023年4月13日

犬にヤクルトを飲ませてもいいの?賛否両論の理由と注意点を知っておこう!

食べもの

犬にヤクルトを飲ませてもいいの?賛否両論の理由と注意点を知っておこう!

腸内環境を整えるために、乳酸菌飲料「ヤクルト」を飲んでいる方もいるかと思います。腸内の良い菌を...

2023年12月15日

もっと見る

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード