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パピヨンは寿命が長い?気をつけたい病気や長生きの秘訣

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小柄で華奢な体格なので体は丈夫なのか心配になる飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、実はパピヨンは小型犬の中でも遺伝性疾患が少なく、長生きすると言われている犬種です。では、平均寿命はどれぐらいなのか、気をつけたい病気と長生きの秘訣も併せてご紹介していきます。

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目次

  1. パピヨンの平均寿命ってどれくらい?
  2. パピヨンが気をつけたい病気
  3. パピヨンの老化のサインを知っておこう
  4. 長生きの秘訣1|食事の管理をして適正体重を維持する
  5. 長生きの秘訣2|適度な運動で肥満を防止する
  6. 長生きの秘訣3|怪我をさせない環境作り
  7. 長生きの秘訣4|その他に飼い主ができること
  8. 長生きの秘訣は毎日の健康管理から!

パピヨンの平均寿命ってどれくらい?

パピヨン

ペット保険を提供するアニコム損害保険株式会社が公表した犬の平均寿命の統計(2017年)によると、パピヨンの平均寿命は14.7歳となっています。犬種ごとの平均寿命では第10位にランクインしており、寿命が長い犬種と言えるでしょう。(※1)

パピヨンの年齢を人間の年齢に換算するとおおよそ以下のようになります。

パピヨン

人間

 生後3か月 

 4歳

 生後6か月  

 7歳半 

 生後9か月 

 11歳

 1歳 

 15歳 

 2歳 

 24歳

 3歳 

 28歳 

 4歳 

 32歳 

 5歳 

 36歳 

 6歳 

 40歳 

 7歳 

 44歳 

 8歳 

 48歳 

 9歳 

 52歳 

 10歳 

 56歳 

 11歳 

 60歳 

 12歳 

 64歳

 13歳 

 68歳 

 14歳 

 72歳 

 15歳 

 76歳 

 16歳 

 80歳 

 17歳 

 84歳

 18歳 

 88歳 

 19歳 

 92歳 

 20歳 

 96歳 

パピヨンが気をつけたい病気

パピヨン

かかりやすい病気を知っていると、日頃から予防措置を講じることができるので長寿につながります。また、病気になったとしても症状を早期に発見しやすくなります。パピヨンがかかりやすい病気を見ていきましょう。 

白内障

白内障は、加齢とともに発症しやすい病気です。発症すると目の中にある水晶体が白く濁っていき、徐々に視力が落ちていくので、早期発見・早期治療が重要です。症状が進行するにつれ白濁の程度が強くなっていき、段差につまずく、ものにぶつかりやすくなるなど、視覚障害に伴う行動が見られるようになります。病気の進行を遅らせることはできても内科療法では完治することがないので、根本的に治療する場合は外科治療が必要となります。

白内障の明確な予防方法は残念ながらないので、健康診断をする際に目の検査もしてもらうことをおすすめします。

眼瞼内反症

瞼を内側に巻き込んでいる疾患で、先天的な原因であるとされています。反対に、外側にめくれている状態を眼瞼外反症と言います。まつ毛によって眼球が刺激されることで角膜炎や結膜炎などを起こし、目やにや涙が出たり、痛がったりする様子が見られます。人間でいうところの逆さまつげの状態で、放っておくと眼球の傷が悪化し外科手術が必要になります。

根本的に治療するには外科的な手術となりますが、軽度であれば眼球を刺激しているまつ毛を抜いたり、点眼による内科的治療で症状が改善することもあります。

進行性網膜萎縮(PRA)

網膜が徐々に薄くなり最終的に失明してしまう病気です。遺伝性疾患だと考えられています。徐々に進行していくものの初期は症状がわかりにくく、突然目が見えなくなったと感じることも多い病気です。夜視力が低下することが多いので、昼間は異変に気がつきずらく、物にぶつかるなどの症状がみられる頃にはすでに進行してきています。ビー玉のような瞳に見えることが特徴です。

遺伝性の疾患とされているので、完治させるための治療法はありません。

膝蓋骨脱臼

パピヨンをはじめとした小型犬に多い病気の1つが、膝蓋骨脱臼です。重症度で1~4段階のグレードに分かれています。

膝蓋骨脱臼とは、膝蓋骨(一般的に膝のお皿と言われてる骨)が何らかの原因により、本来はまっているはずの溝から外れてしまった状態を言います。膝蓋骨がはまっている溝が生まれつき浅いといった先天性の場合もありますが、肥満や段差の激しいところを日常的に歩くなど、足の関節に負担がかかることも発症の原因になります。

軽症であれば脱臼を起こしても自然と元の位置に戻ることもあり、無症状である場合がほとんどです。重度になると内股で歩くようになったり、地面に足をあまり着けず歩けなくなることもあり、根本的な治療は外科手術となりますが、難易度の高さから手術適応外となることもあります。自然治癒することはないので、定期的に動物病院で診てもらうのが安心です。

肥満を防ぎ適正体重を維持する、ソファやイスに飛び乗ったり飛び降りたりさせないなどして、足の関節に大きな負担をかけないように気をつけましょう。

パピヨンの老化のサインを知っておこう

パピヨン

人間と同じで犬も歳を重ねることで見た目や身体に変化が出てきます。老化に伴う変化を知り、愛犬の状態に合わせた環境作りや対応をしましょう。病気が隠れている場合もあるので、老化との違いを知っておくことで病気の早期発見にもつながります。 

視力の低下

加齢に伴い視力が低下すると階段を降りられなくなったり、家具などの物に良くぶつかるようになります。長く暮らしている家であれば、家具の位置を覚えていてぶつからずに歩き回れることもあるので、大きく家具の配置を変えてしまうとかえって混乱してしまうかもしれません。ぶつかることが多い場所の家具は移動する、ぶつかりそうな場合はクッション材などで保護をするなど、環境も工夫してあげましょう。また、老化による視力の低下ではなく、病気によって視覚障害を起こしていることも考えられます。目が白濁している、充血しているなどの異変が見られたら動物病院へ連れて行きましょう。

聴力の低下

名前を呼んでも耳が動かなければ聴覚が衰えていると考えられます。後ろから触ったりすると驚かせてしまうので、前から近づくようにしたり、匂いを嗅がせてから触るようにしましょう。

また、認知症の症状としても、名前を呼んでも反応しないことがあるので、同じところをぐるぐる回るようになったり夜泣きをしたり徘徊するなどの症状も併発している場合は、獣医師に相談しましょう。

筋力の低下

年を重ねることで筋力が衰えるのは人間と同じです。歩くスピードが遅くなったり動作が緩慢になったり、散歩に行きたがらなくなったりします。だからと言ってずっと寝かせたままにしておくと筋力の低下に拍車をかけてしまい、立てなくなったり排泄のコントロールができなくなることもあるので、無理のない範囲で運動の機会を作りましょう。サプリメントを取り入れるのもおすすめです。

筋力アップの方法はこちら

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被毛の艶がない

犬も年を重ねて高齢になると人間と同じく白髪が生えたり抜け毛が増えたりします。また毛艶が悪くなり被毛にパサつきが見られるようになります。スキンシップを兼ねてマッサージしたり、被毛に効果のあるサプリメントも活用してみましょう。

寝ている時間が増えた

いつもの時間に起きてこない、トイレやごはんの時以外、日中もほとんど寝ているなど変化が見られたら老化のサインです。高齢だからと言って寝かせておくと、夜眠れなくなり夜泣きの原因になることもあります。怪我をしている訳でなければ、できるだけ散歩などに連れて行き適度に疲れさせるようにしましょう。外の空気に触れることは気分転換や脳への良い刺激となります。

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長生きの秘訣1|食事の管理をして適正体重を維持する

パピヨン

愛犬に長生きしてもらうには、食事管理が欠かせません。肥満はもちろんですが、痩せすぎも免疫力の低下などを招き、体に悪影響を及ぼすので、愛犬にとって適切なごはんの量を与えて、適正体重を維持していくことが大切です。パピヨンは太りにくい体質ではあるものの、フードの量や種類には気を配る必要があります。ライフステージに合ったドッグフードが販売されているので、愛犬の年齢に合わせて変えましょう。一度の食事は30分で食べきれるくらいの量を目安にしてください。

適正体重の判断方法

愛犬の適正体重を把握するには、まず適正体型がどのような状態かを知っておく必要があります。適正体型は、ボディコンディションスコア(BCS)の指標(※2)を参考にして判断できます。

 

BCSは、以下のようにBCS1〜BCS5の5段階に分かれており、BCS3が理想的な体型です。そしてその適正体型が、愛犬にとっての適正体重となります。

BCS1(痩せすぎ)

上から見たとき、腰のくびれが顕著で砂時計型をしています。腹部のへこみが深く、肋骨が浮き出ており、見ただけで痩せこけていると分かる状態です。

BCS2(痩せぎみ)

腰のくぼみがはっきりと見られ、腹部にへこみがあります。ごく薄い脂肪の上から肋骨に容易に触れる状態です。

BCS3(適正体型)

腰のくびれが適度に見られ、腹部にへこみがあります。薄い脂肪の上から肋骨に触れる状態です。

BCS4(肥満ぎみ)

腰のくびれや腹部のへこみが、わずかしか見られません。脂肪に覆われ、肋骨を触っても確認するのが難しい状態です。

BCS5(肥満)

腰のくびれがなく、腹部は張り出し垂れ下がっています。厚い脂肪に覆われ、肋骨を触っても確認できない状態です。

長生きの秘訣2|適度な運動で肥満を防止する

パピヨン

エレガントで華奢な見かけによらず、パピヨンは活発で運動が大好きです。運動量が足りないと肥満やストレスなどにより、病気になる可能性があります。他の小型犬に比べてパピヨンの散歩時間は長めで、朝晩にそれぞれ20〜30分程度連れて行く必要があります。毎日、適度に運動をさせて運動欲求を満たすとともに、肥満も予防しましょう。

パピヨンは活発な犬種なので、ドッグスポーツでも活躍しています。飼い主さんとコミュニケーションを取りながら行うので、楽しめるでしょう。毎日の運動習慣が筋肉量を維持したり、肥満防止になり、健康寿命を延ばすことに繋がります。運動はストレス発散の効果もあるので、雨でお散歩に行けない日でも自宅で出来る遊びを取り入れ適度な運動量を確保しましょう。

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長生きの秘訣3|怪我をさせない環境作り

パピヨン

フローリングなどの床は犬にとって滑りやすく、足腰に負担がかかります。ジャンプして着地した際に滑って骨折したり、膝蓋骨脱臼を悪化させてしまうことが考えられます。また、骨が細いので高所からの落下も骨折などの原因となります。滑りどめつきのマットを敷いたり、高いところには登れないようにするなどの対策をしましょう。犬用ステップなどを活用すると、高低差を小さくできるのでおすすめです。入られたら困る隙間などには柵を設置して立ち入れないようにすることも怪我や事故から愛犬を守るために大切です。

長生きの秘訣4|その他に飼い主ができること

パピヨン

ストレスは免疫力の低下を招き、病気にかかりやすくなります。運動不足はもちろん、恐怖を感じていたり引っ越しや家族が増えるなど、環境が変わることでもストレスを感じることがあるので、なるべくストレスとなりうる原因は取り除くようにしましょう。スキンシップの不足もストレスになることがあります。パピヨンは甘えん坊な性格であることが多く、留守番は苦手な犬種です。日中は仕事などで愛犬との時間を取れない場合、帰宅したら遊んであげる、ブラッシングは欠かさないようにするなど1日の中のどこかで愛犬と触れ合う時間を作るようにしましょう。

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適切な温度管理も大切です。パピヨンは環境適応能力が高いので体調を崩しにくいものの、子犬や老犬は体温調節が苦手なので注意する必要があります。最近では家の中でも熱中症になるほど夏は気温が高くなるので、エアコンで空調管理をしっかり行いましょう。冬は犬用のヒーターや湯たんぽ、洋服を着せるのも寒さ対策になります。ヒーターはずっと当たっていると暑くなってしまうので、一部分にだけ設置して犬が暑いと感じたときに移動できる場所も確保しておきましょう。

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パピヨン
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パピヨンにもかかりやすい病気はありますが、日頃から予防措置を講じることで健康に過ごすことができます。獣医療の発展やワクチンなどの普及、高品質なドッグフード、飼育環境の変化などにより、ペットの寿命は長寿化の傾向にあり、今後ますます寿命が延びると考えられます。定期的に動物病院で健康診断を受診したり、デンタルケアで歯周病などを予防することはもちろん、日頃の食事や適度な運動は寿命に大きく関係しているので、大切な家族である愛犬と少しでも長く一緒にいれるよう、しっかりと健康管理をしていきましょう。

<参考文献>

 ※1 アニコム損害保険株式会社 家庭動物白書2019   

※2 ペットライン株式会社 ボディ・コンディション・スコア(BCS)

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nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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