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牡蠣は犬に食べさせちゃダメ!おすすめできない理由と誤って与えてしまった場合の対処法

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冬が旬の牡蠣。生牡蠣はつるっとして喉ごしがよく、ポン酢やレモンで食べるとたまらなく美味しいですよね。「海のミルク」とも呼ばれる栄養豊富な牡蠣ですが、犬にとって生の牡蠣は要注意の食材です。

この記事では、犬に牡蠣を与えてはいけない理由や誤って与えてしまった場合の対処法、食べた場合に考えられる症状についてご紹介します。

牡蠣は犬に食べさせちゃダメ!おすすめできない理由と誤って与えてしまった場合の対処法
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目次

  1. 牡蠣は犬に与えないほうがよい
  2. 牡蠣を犬に食べさせることによるリスク
  3. 牡蠣をどうしても犬に与えたい場合の注意点
  4. 誤って牡蠣を犬に食べさせてしまった場合の対処法
  5. 犬が牡蠣を食べた場合に発現する可能性のある症状
  6. 生牡蠣は愛犬に食べさせないで

牡蠣は犬に与えないほうがよい

牡蠣

犬に牡蠣は絶対に与えてはいけない食材、というわけではありませんが、牡蠣を食べることには消化不良やアレルギーなどのリスクがあります。

特に生の牡蠣を犬に与えた場合には、命に関わる重篤な症状が現れることもあるので、犬にはおすすめできない食材です。

牡蠣を犬に食べさせることによるリスク

牡蠣

犬に牡蠣を与えることには、次のようなリスクを伴います。

アレルギー

犬の体質によっては、牡蠣を摂取することでアレルギーを起こすことがあります。特に、過去にエビやカニなどで甲殻類アレルギーを起こしたことのある子は要注意です。

消化不良

犬は魚介類などの海産物を消化する酵素をあまり持っていないため、牡蠣を食べることで消化不良を起こすことがあります。

ビタミンB1欠乏症(生で与えた場合)

生の牡蠣やイカ・タコ・エビなどの魚介類には、チアミナーゼというビタミンB1を分解する酵素が含まれています。このチアミナーゼを多く摂取するとビタミンB1が壊され、ビタミンB1(チアミン)欠乏症になってしまう恐れがあります。

人や猫などの哺乳動物も発症することがあり、かつで国民病のひとつといわれた脚気(かっけ)は、ビタミンB1欠乏によって起こることが知られています。

牡蠣をどうしても犬に与えたい場合の注意点

牡蠣

犬に牡蠣を与えることはおすすめできませんが、食欲が無いときなど、どうしても与えたい場合には次のようなことに注意して与えましょう。

様子を見ながら少量ずつ与える

牡蠣を十分に加熱し、消化しやすい形状にした場合であったとしても、体質に合わなければ何らかの異常が現れる可能性があります。特に初めて牡蠣を与える場合は少量に留め、下痢や嘔吐などの症状が無いか観察し、異変を感じたら与えることを中止しましょう。

十分に加熱する

先述したとおり、生の牡蠣を与えるとビタミンB1欠乏症になってしまう恐れがあります。煮る、焼く、蒸す、など様々な調理方法があるので、しっかりと加熱調理してから与えるようにしましょう。

細かく切る

犬の身体は牡蠣を消化することが苦手なので、そのままの形で与えることはおすすめできません。少しでも消化を助けるために、牡蠣は加熱した上で細かく刻んだり、フードプロセッサーなどでペースト状にしてから与えましょう。

誤って牡蠣を犬に食べさせてしまった場合の対処法

寝ている犬

犬に牡蠣を与えてしまった場合の対処法をご紹介します。

加熱した牡蠣を与えた場合

十分に加熱した牡蠣を少量食べた程度であれば、問題にはならないことが多いようです。ただし、与えた後に下痢や嘔吐、身体を痒がるなどの症状が現れた場合には、動物病院に相談することをおすすめします。

生の牡蠣を与えてしまった場合

生の牡蠣を食べてしまった場合は、深刻な症状が現れる可能性があります。まずは獣医師に連絡を取り、指示を仰ぎましょう。その際、何時に、どのくらいの量の生牡蠣を食べてしまったのか、食べた後の犬はどのような様子かをきちんと伝えるようにしましょう。情報を正確に伝えることで、スムーズに処置を受けることができます。

犬が牡蠣を食べた場合に発現する可能性のある症状

犬

犬が牡蠣を食べた場合に起こり得る症状には、次のようなものがあります。

身体を痒がる

犬が食物アレルギーを起こした場合、代表的な症状が皮膚のかゆみです。顔や耳の内側、目の周り、口周り、股の内側などが赤くなったり、脱毛することも見られます。犬はかゆい部分を掻いたり噛んだりして悪化させてしまうこともあるため、早めに気付いてあげることが大切です。

下痢や嘔吐

下痢や軟便、嘔吐などの症状は、単純な消化不良によって起こることもあれば、食物アレルギーの症状の一つとして現れる場合もあります。悪化すると血便になったり、脱水症状を起こすこともあるので、ひどくなる前に対処しましょう。

よだれや歩行障害、けいれん(生で与えた場合)

生の牡蠣を食べてビタミンB1欠乏症になると、食欲低下や疲れやすくなる、よだれが多くなる症状が見られ、その後は運動機能障害やけいれん発作、昏睡といった重い症状に繋がることもあります。最悪の場合は死に至ることもあるので、これらの症状がみられた場合には早急に動物病院で治療を受ける必要があります。

生牡蠣は愛犬に食べさせないで

こちらを見ている犬
Steshka Willems Pexels

いかがでしたか?栄養たっぷりの牡蠣ではありますが、犬に与えるにはリスクが伴います。特に生牡蠣は、ビタミンB1欠乏症になりけいれんなどの神経症状を起こす危険性も考えられるので、絶対に与えないようにしましょう。

もし、加熱した牡蠣を少しだけ与えたいという場合は、消化しやすいよう刻んだりペースト状にし、与えた後も愛犬に異常が現れないかよく観察してくださいね。

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この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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