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【獣医師監修】愛犬の巻き爪を防ぐために|爪を切る頻度の目安と巻き爪になってしまった場合の対処法

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爪切りが苦手な犬は多いですが、嫌がるからといって爪を切らずにいると、伸びすぎて巻き爪になってしまうことがあります。巻き爪は痛みを伴う上に怪我の原因にもなることから、定期的に爪を切るようにして防ぎたいものです。

この記事では、巻き爪によって起こるトラブルをはじめ、爪切りの頻度の目安や巻き爪になった場合の爪切りのポイントを解説します。

【獣医師監修】愛犬の巻き爪を防ぐために|爪を切る頻度の目安と巻き爪になってしまった場合の対処法
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目次

  1. 巻き爪によるトラブルと爪切りの頻度の目安
  2. 巻き爪になってしまった場合の爪の切り方と注意点
  3. 血管や神経が伸びすぎてしまった場合の対処法
  4. 定期的に爪切りをして巻き爪を防ぎましょう

巻き爪によるトラブルと爪切りの頻度の目安

犬 爪切り

人間の爪と同様、犬の爪もどんどん伸びていくと巻き爪になります。犬の爪は徐々に伸びていくものの、散歩や外で遊んだりしているうちに削れていきます。しかし、爪の削れ方は均等でなく、前肢の4本の指から少し離れた位置にある狼爪(ろうそう)においては、地面に接地しないので他の爪よりも速く伸びます。そのため、気づかないうちに巻き爪になっていたということも少なくありません。

巻き爪によるトラブル

巻き爪になると、以下のようなトラブルを引き起こします。

  • 爪が肉球に刺さる、場合によっては出血、化膿を起こす
  • 歩行時に違和感、痛みを伴う
  • 爪が引っかかったり、折れてしまう
  • 肉球が地面に接地しづらくなり歩きにくくなる、転倒するリスクが増す
  • 不自然な歩き方により、骨格が歪む原因となる
  • 爪の中を通っている血管や神経も爪と一緒に伸びてしまう(爪切りの際に痛がる、出血する可能性が増す)

爪切りの頻度

巻き爪を防ぐには、定期的な爪切りが欠かせません。爪の伸び具合は犬によって差がありますが、おおよそ月1回くらいが適切な爪切りのペースの目安です。

犬の爪は立った状態のとき、爪の先が地面につかない程度が理想的です。愛犬がフローリングを歩いているとき、カチカチと爪の音がするようであれば伸びすぎているサインなので、短く切ってあげましょう。

巻き爪になってしまった場合の爪の切り方と注意点

犬 爪切り

巻き爪を切る際には、気をつけるべきことがいくつかあります。ここでは、犬の巻き爪の切り方と注意点を解説します。

ステップ1.ニッパータイプの爪切りで少し短く切る

ペット用の爪切りには、切れ味がよく軽い力で効率的に爪をカットできるギロチンタイプもあります。しかし、巻き爪になってしまうとギロチン式のカッター部分に爪を当てることができないため、ギロチンタイプは使えません。

よって、まずはニッパータイプの爪切りで爪の巻いている部分をカットし、ギロチン式のカッターが入る状態にします。

ステップ2.血管を傷つけないようにして短く切る

巻いている部分を切ったら、ギロチンタイプの爪切りでカットします。白い爪であれば、爪の中にある血管が透けて見えます。血管は薄いピンク色に見える部分で、そこを切ってしまうと出血するので、血管から2mmほど手前の部分を目安にカットしましょう。

黒い爪の場合は血管が透けて見えないので、少しずつカットします。カットしていくと爪の断面が湿っぽくなっているほか、爪の真ん中に白い膜のようなものが見えてきます。血管に近づいているサインなので、それ以上カットしないようにしましょう。

なお、ギロチンタイプを使用せずニッパータイプのみで行う場合も、カットする部分は同じです。

万が一出血してしまった場合の対処法

爪の中の血管をうっかり切ってしまい出血したときは、コットンやガーゼで1~2分押さえていれば、多くの場合において止血が可能です。興奮していると止血に時間がかかってしまいますので、落ち着かせてなるべく安静を保ちましょう。

もし止血剤がある場合は、少量を爪の断面に指で直接塗布してください。それでも出血が続く場合は、動物病院へ連れて行きましょう。

こういったトラブルを防ぐためにも、あらかじめ止血剤(クイックストップなど)を手元に準備してから爪切りを始めるのがベストです。

詳しくはこちらの記事で解説しています

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血管や神経が伸びすぎてしまった場合の対処法

犬 肉球 爪切り

巻き爪になり血管や神経が伸びすぎてしまった場合、適正な長さに切ろうとすると、どうしても出血や痛みを伴います。そのため、不慣れな場合には動物病院で処置してもらうことを選択肢として考えましょう。

動物病院で処置をしてもらう

出血や痛みを抑えるために、動物病院によってさまざまな処置方法があります。場合によっては、止血剤や抗生物質、外用薬などを処方されることもあるでしょう。できるだけ痛みを与えずに爪切りをしてもらえるので、自分でやるのが難しいと思ったら無理せず、動物病院にお願いするのがよいでしょう。

定期的に爪切りをして巻き爪を防ぎましょう

犬 爪切り

犬の爪は、内側にカーブするようにして伸びていきます。爪切りをしないと特に狼爪はどんどん伸びて、巻き爪になってしまうことも少なくありません。巻き爪は爪切りをすれば確実に防げるので、定期的に爪の伸び具合をチェックして、爪の先が床につかない程度にカットしてあげましょう。

巻き爪をカットするのが難しい場合は、無理をせず動物病院を受診しましょう。巻き爪により痛みを伴っていたり、歩きにくい状態であったりすると、愛犬の生活の質がどんどん下がってしまうので、早めに対処してあげてくださいね。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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