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犬の粘膜便について飼い主が知っておくべきことは。考えられる原因と対策

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人間と同様、犬も健康状態が排泄物に現れます。そのため、もし愛犬のおしっこや便が明らかにいつもと違うようなときは注意が必要です。この記事は、便にゼリー状のものが付着している犬の粘膜便について解説していきます。粘膜便の原因や、ならないようにするための対策を頭に入れておきましょう。

犬の粘膜便について飼い主が知っておくべきことは。考えられる原因と対策
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目次

  1. 犬の粘膜便の形状とは
  2. 犬が粘膜便のときに考えられる原因
  3. 犬が粘膜便にならないようにするための対策
  4. 愛犬が粘膜便のときは原因を探り適切に対処を!

犬の粘膜便の形状とは

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kabofoods Unsplash

 粘膜便は、便の表面に半透明のゼリーのような液体が付いている状態です。便に付いている粘液は、弁の排泄をしやすくするためであったり、腸を保護したりするために、腸の粘膜細胞から分泌されているものです。

そのため、粘液が分泌されていることに関してはごく普通のことで、便に粘液が油膜のようにわずかに付いている程度であれば、心配する必要はありません。なんらかの原因によって粘液がたくさん分泌されて便と共に出てくるときは、明らかにいつもの便と違うことが見て分かるので、原因に応じて対処する必要があります。

犬が粘膜便のときに考えられる原因

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Valeria Boltneva Pexels

 便の状態は、健康のバロメーターです。愛犬が粘膜便であったときに考えられる原因としては、以下が挙げられます。 

腸内の細菌バランスの乱れによるもの

 腸内の細菌バランスが崩れると粘膜便になることもあります。腸内には乳酸菌やビフィズス菌などの体によい影響をもたらす善玉菌と、病原性大腸菌などの体に悪影響を及ぼす悪玉菌、そして善玉菌にも悪玉菌にもなり得る日和見菌(ひよりみきん)が、バランスよく棲みついています。

しかし過度のストレスや風邪などにより、細菌のバランスが崩れ悪玉菌が増えると軟便や下痢を起こし、ゼリー状の粘液も一緒に出てくることがあります。

腸に炎症が起きている

 大腸炎などにより、腸に炎症が起きているせいで粘膜便になっていることが考えられます。腸に炎症が起きると、炎症によって傷ついた腸の壁を修復するために、粘液がたくさん分泌されるので、便に付いてしまうのです。大腸炎の場合は、軟便や下痢を伴っていることが多く、排便回数が増える場合もあります。また、ときには出血が見られることもあります。 

犬が粘膜便にならないようにするための対策

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Binyamin Mellish Pexels

 粘膜便になってしまわないようにするには、どのようなことに気をつければよいのか、対策をご紹介します。 

ストレスが溜まらないように配慮する

 腸内環境の乱れにより粘膜便になるときは、ストレスが原因であることも少なくありません。散歩はもちろん、一緒に遊ぶ時間も毎日確保して、愛犬にストレスが溜まらないようにしてあげましょう。

また、引っ越しなどの大きな変化もストレスになりやすいので、注意が必要です。大きく環境が変わるようなことがあるときは、愛犬が不安にならないようにケアしてあげるようにしましょう。

十分な休息を取らせる

 愛犬が寝ているときは構ったりせず、ゆっくり休ませてあげるようにしましょう。犬は人間よりも多くの睡眠時間が必要な生き物で、1日平均12?18時間ほど寝て過ごします。休息が足りないと体が回復しないため体調を崩しやすくなり、腸内環境の乱れから粘膜便になる可能性があります。 

食事や誤飲に気をつける

 食べ過ぎや、普段食べなれないものを一度にたくさん食べるなどは、大腸炎を招く原因になるので気をつけるようにしましょう。また、誤飲にも注意が必要です。誤飲した物により腸に異常をきたすことがあるからです。腸を守ることで、粘膜弁を防ぐことができます。 

愛犬が粘膜便のときは原因を探り適切に対処を!

犬
Pixabay Pexels

 愛犬の便がいつもと明らかに違うと、心配になってしまいますよね。粘膜便の原因は腸に起きた炎症によるものや、腸内環境の乱れからくるものなどが考えられます。何が原因で粘膜便になっているのかを探り、適切に対処しましょう。もし粘膜便の状態が長く続くようなときは、獣医師に診てもらった方がよいでしょう。 

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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