正しい犬の足の汚れの落とし方!日頃のケア方法や、お散歩中のいざという時の対処法もご紹介

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毎日の散歩の後、家に上がる前に必ず行うであろう、足の汚れ落とし。ところが、水洗いするのがいいのか、濡れタオルで拭くのがいいのか、正しい汚れ落とし方法を知らない人も多いのでは?そこで正しい足の汚れ落としについてご紹介しよう。

正しい犬の足の汚れの落とし方!日頃のケア方法や、お散歩中のいざという時の対処法もご紹介

目次

  1. この足の汚れ落とし方法、果たして正しいの?
  2. こんなときどうする!? いざというときの汚れ落し

この足の汚れ落とし方法、果たして正しいの?

 まずは、飼い主がよくやる足の汚れ落しの方法について、それぞれ正しいか否かを聞いてみた。自分のやり方に問題がないか、ここでチェック!

濡れタオルで拭く

濡れタオルで拭くだけでは、肉球の間に湿り気が残り、汚れや細菌がつきやすくなって炎症を起こしてしまうこともある。濡れタオルで拭いた後に、吸水性の高いタオルで水気を拭き取るなど、湿り気を残さないようにしよう。また、普段から肉球の間の毛を短く切っておくと、濡れた後も早く乾きやすい。

ウェットティッシュで拭く

アルコールの入っていないものなら問題ないが、濡れタオル同様、肉球の間や指の間をしっかり乾かすことが大切だ。

乾いた布で拭く

汚れはあまり落ちないが、それほど汚れていないようなら、肉球を濡らさない分、足の裏への負担は少ない。特に不織布(床ぶき用のドライシート等)を使うと、汚れを吸着してくれ、花粉なども落とせるため、特にアレルギーのコの場合は全身拭いてあげるのもいい。

足洗い場や風呂場で洗う

濡れタオルやウェットティッシュ同様、足先を濡らしたままにしないで、よく水気を拭いて乾かすことが大事。シャンプーや石けんの使いすぎはかえって皮膚を傷めるため、毎日ではなく汚れがひどいときだけ、よく泡立てて泡で汚れを落とす。ドライヤーを使用する際は、熱風ではヤケドさせてしまう危険性があるため、冷風で乾かそう。

 皮膚の弱い犬の足拭きは、以下の手順がおすすめです。

(1)足の指の間や肉球の間、爪のきわ、足の甲側まで、水できれいに洗い流す

(2)タオルでざっと水気を拭く

(3)さらに吸水性の高いタオルで拭く

(4)ドライヤーの冷風で乾かす

ただし、皮膚に問題のないコに対してここまでやる必要はなく、かえってストレスになってしまうこともあるので注意。晴れた日は濡れタオルで拭く、雨の日は水洗いするなど、臨機応変に対応しよう。

犬 足
MabelAmber

足の指の間や肉球の間、爪のきわは汚れの残りやすい部分。意識してしっかり汚れを落とすようにしよう。

こんなときどうする!? いざというときの汚れ落し

 散歩中、こんな汚れがついてしまったときの落とし方も知っておこう。

【毛にベタベタしたものがついたら......】

足まわりの毛などに草の種や実、小枝などがついた場合は、ブラッシングスプレーをかけてブラッシングすると取れる。花の蜜や樹液などでベタベタした場合は、コーンスターチや片栗粉をまぶし汚れがなじむようにもんでから、ブラッシングするという方法もある。

【ガムを踏んでしまったら......】

散歩中にガムを踏んでしまい、肉球にこびりついてしまったら、無理に手で取ろうとしても逆効果。サラダ油でもんで取り除き、その後シャンプーで洗い流そう。

普段から行っておきたい肉球&足まわりケア

日ごろからこんなケアをしておくと、散歩後の足拭きも楽になるはず。

【散歩前や後に、肉球クリームを塗る】

散歩後、足を洗った後に肉球クリームやオイルを塗る飼い主はいるかもしれない。もう一つここでおすすめしたいのは、特にお出かけや長い散歩前に、肉球クリームを塗っておくこと。足裏の保護になり、汚れもつきにくくなるためオススメだ。

犬 肉球
Mr Moss

【散歩前にブラッシングスプレーをしておく】

さらに、散歩に出かける前に、静電気防止効果のあるブラッシングスプレーを足まわりにかけて、ざっとブラッシングしておくと、散歩中にゴミがつきにくくなる。

犬
Patti's Pet Perfection

【肉球の間の毛をバリカンで短くしておく】

毎日の散歩後に足を洗ったり、濡れタオルやウェットティッシュで拭いたりする場合は特に、肉球の間の毛を短くしておくと、早く乾きやすい。その際に、ハサミを使うと犬が動いたとき危険なため、皮膚を傷つけにくい犬用バリカンを使うといい。

犬 爪切り
alektas

【最低月1回は爪切りをする】

足の爪は、地面につくかつかないかの長さを保って、最低でも月1回は切るようにしたい。一度でも失敗するとその後も爪切りがしづらくなるため、トリミングサロンにお願いするか、病院に行ったときに切ってもらうなど、できればプロに任せよう。狼爪のあるコは「狼爪も忘れずにお願いします」と伝えよう。

nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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