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犬の効果的なダイエット方法は?適正体重やチェック方法も解説

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「最近愛犬の腰回りが大きくなった?」「体が重そうに走っている…」そんな風に愛犬の体形が気になることはありませんか?

太りすぎると足腰に負担がかかったり、病気にかかったりするため心配ですよね。

まずは適正体重を知り、愛犬が太っているかどうかを把握しましょう。

この記事では、犬の適正体重や肥満の原因、効果的なダイエット方法をご紹介します。

犬の効果的なダイエット方法は?適正体重やチェック方法も解説
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目次

  1. まず愛犬はダイエットが必要ですか?
  2. 犬が肥満になる原因
  3. 効果的なダイエット方法【食事】
  4. 効果的なダイエット方法【運動】
  5. まとめ

まず愛犬はダイエットが必要ですか?

こちらを見るコーギー

愛犬は本当に太りすぎているのでしょうか?

不要なダイエットは愛犬のストレスになるため、まずは犬の適正体重を知り、ダイエットが必要かどうかを知りましょう。

犬の肥満状態とは

犬種によって多少の違いはありますが、一般的にボディコンディションスコア(BCS)や、成犬時の標準体重を参考にする方法があります。

BCSを参考にする場合

BSC3の状態が標準体型となります。(下図参照)

4,5の場合は太り気味のためダイエットが必要です。

犬のボディコンディションスコア(BCS)
出典: www.env.go.jp

成犬時の標準体重を参考にする場合

個体差がありますが、犬種ごとの標準体重と愛犬の体重を比較してみましょう。

性別や体格によって多少の違いがあるため、一般的な目安としてください。

犬種別成犬時の標準体重
出典: www.gendai.ne.jp

犬の適正体重の測り方

上記の図を参考に愛犬の体重を測ってみましょう。

自宅で測る場合は愛犬を抱っこしたまま体重計に乗り、飼い主の体重を引いて測ると簡単です。

大型犬の場合、この方法は難しいため、動物病院で測ってもらいましょう。

病気でないかを確認する

犬が太る原因として「甲状腺機能低下症」と「副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)」という病気によることもあります。

「最近元気がない」といった体調面で気になる点があれば、ダイエットを始める前に一度動物病院で診察してもらいましょう。

犬が肥満になる原因

ドッグフードの写真

犬が肥満になる原因はこの5つが主な原因です。

  • 犬の運動不足
  • 高カロリーな食事
  • ドッグフードの与えすぎ
  • おやつの与えすぎ
  • 犬の去勢・避妊手術

犬の運動不足

1日分の食事やおやつをしっかり食べているのに、全く散歩をさせなかったり、散歩の時間が5~10分と短かったりする場合、犬は運動不足になります。

散歩の時間が確保できない場合は、屋内でできる遊びで運動量を確保しましょう。

散歩も屋内での遊びも運動量が足りていない場合は、肥満の原因となります。

運動不足が原因で太ってしまい体が重くなると、余計に歩きたがらなくなるという悪循環にはまってしまうことが多いです。

さらに運動不足がひどくなり肥満が加速します。

高カロリーな食事

きちんと散歩や運動をさせているにも関わらず太ってしまう場合は、食事のカロリーが高すぎる可能性があります。

食事内容が脂質や糖質が多いと太りやすくなります。

そのため、ドッグフードの場合は脂質の多いものを選んでいないか確認してみてください。

手作りの食事を与えている場合は、脂身の多い肉や芋類を与えすぎていないかチェックが必要です。

ドッグフードの与えすぎ

ドッグフードはカロリーや栄養バランスが良いものがほとんどですが、当然与えすぎてしまうと肥満の原因となります。

ドッグフードの袋に記載されている適正量や、犬のうんちの状態を見ながら与えすぎないように注意しましょう。

一般的にうんちがゆるくなる場合は食べ過ぎ、硬くころころしている場合は少なすぎと考えられます。

動物病院で適正量を相談してみても良いでしょう。

おやつの与えすぎ

運動や食事の量が適正であったとしても、おやつを与えすぎるともちろん犬は太りすぎてしまいます。

おやつを何度もねだってくる犬もいますが、ねだられるままに与えてしまうと、少しずつであっても毎日の積み重ねでカロリーオーバーとなり、肥満の原因になります。

しつけの際にご褒美としておやつをあげると習慣化しやすくなるため、ご褒美はあくまでも「たくさん褒めてあげる」ことが基本です。

犬の去勢・避妊手術

去勢手術や避妊手術を行うと性ホルモンの影響を受けなくなるため基礎代謝が下がります。

そのため手術後は食事量を減らしたり、運動量を増やしたりしないと太りやすくなってしまいます。

では犬が太りすぎてしまった場合、どのようなダイエットが効果的なのでしょうか?

「食事」と「運動」の両方からのアプローチを紹介します。

効果的なダイエット方法【食事】

ドッグフード食べるビーグル犬
eminens

食事でのダイエット方法は人間と同じように「量」と「質」の調整で行います。

食事からのアプローチをする場合は、主にこの4つの方法でダイエットにチャレンジしましょう。

  • ドッグフードを変えるorドックフードを減らす
  • 寒天ゼリーを食べる
  • 缶詰を食べる
  • 野菜を増やす

ドッグフードを変えるorドックフードを減らす

一番簡単な方法はドッグフードをダイエット用のものへ変えることです。

高たんぱく・低脂質の食事は人間同様、犬のダイエットにも効果的です。

AAFCO(読み方:アフコ 米国飼料検査官協会の略称)の基準では子犬は食事のうち22.5%、成犬は18%のたんぱく質が必要とされています。

そのため、ただ「ダイエット用」と表示されているドッグフードを選ぶのではなく、質の良いたんぱく質が豊富で、低脂質なものを選ぶと良いでしょう。

選び方がわからない場合はペットショップや、動物病院で相談してみてくださいね。

ドッグフードの量を減らす場合はいきなり減らすのではなく、目標の量になるまで毎日少しずつ減らしていきましょう。

そうすることで「ごはんが足りない」と犬から催促されることも避けられます。

また、ゆっくり噛んで食べると満腹感を得られやすいため、早食い防止の食器に変えるなども効果的です。

寒天ゼリーを食べる

寒天ゼリーといえば人間が食べるものという印象がありますが、犬も食べられます。

寒天は食物繊維が豊富なので、食事のかさ増しに向いている食材です。

ただ、寒天ゼリーはほとんどが水分でできているため、これだけでは栄養バランスを崩してしまいます

そのため、「置き換え」ではなく「かさ増し」程度に与えましょう。

また、犬によってはアレルギー反応を引き起こす可能性もあります。

初めて与えるときには少しずつ与え、かゆみや下痢などのアレルギー症状が出ないか注意しましょう。

缶詰を食べる

犬用の缶詰には鹿肉や鶏のささみなど、たんぱく質が豊富な食材で作られているものがたくさんあります。

高たんぱくの食事をとるために缶詰を取り入れるのも良いでしょう。

缶詰もドライタイプのドッグフードと同様に、ダイエット用のものがあるのでチェックしてみてください。

野菜を増やす

野菜は食物繊維を多く含んでいるため、低カロリーでかさ増しに向いている食材です。

ダイエットをしているときは、野菜のなかでも糖質の低いものを選ぶとより効果が期待できます。

【おすすめの野菜】

■生で与えてもいいもの

  • トマト
  • にんじん
  • きゅうり
  • レタス など

■しっかり加熱した方がよいもの

  • ブロッコリー
  • キャベツ など

いずれも初めて与える場合はいきなり大量に与えるのではなく、少しずつ与えてアレルギー反応が現れないかチェックする必要があります。

また、犬にとって野菜は消化しやすい食材ではないため、食事全体の20%までにとどめるようにしましょう。

効果的なダイエット方法【運動】

散歩をする犬

運動からのアプローチでダイエットする場合、運動があまり好きでない犬だとなかなか思うように動いてくれませんよね。

その場合は以下のような遊びを取り入れると効果的です。

  • レトリーブ
  • おもちゃで引っ張り合いゲーム
  • ハイドラセラピー
  • 長めの散歩

レトリーブ

レトリーブとはドッグスポーツの一種で「獲物を回収して飼い主に届ける」という意味です。

一般家庭で行う場合、おもちゃやボールを投げて「持ってこい」をする遊びとなります。

ドッグランのような施設で行う場合は「おもちゃを拾う・飼い主に届ける」の動作で運動量を確保することが可能です。

比較的どの犬種、個体でも楽しんで遊んでくれるため、びながらのダイエット効果が期待できます。

おもちゃで引っ張り合いゲーム

この遊びも楽しんでくれる犬が多い遊びです。

レトリーブで犬がおもちゃを持ってきたときに、引っ張り合いゲームになることも多いでしょう。

真剣におもちゃを引っ張る愛犬の姿はほほえましいため、飼い主も楽しんで取り組めるダイエット方法です。

ハイドラセラピー

ハイドラセラピーとは水中で運動を行うことです。

主に足腰の悪い犬や、老犬に行うリハビリをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。

肥満や老化によって足腰が悪くなると運動量が減り、それがさらに肥満や足腰の弱体化につながるという悪循環を断ち切ることができます。

通常の運動ができない犬が行うことが多いため、自己判断ではなく獣医師や専門家に相談しながら行いましょう。

長めの散歩

一番シンプルな方法が散歩の時間を長くすることです。

おおよその目安としては以下が適切な運動量となります。

  • 小型犬:1日1回、30分程度
  • 中型犬:1日2回、各30分程度
  • 大型犬:1日2回、各1時間程度

上記のような運動量を確保しても肥満が軽減されない場合は、食事や家の中でできる運動・遊びで運動量を確保しましょう。

まとめ

飼い主の顔をなめる犬

肥満は人間と同じように犬にとっても足腰の悪化や、その他の病気の原因となるため、飼い主が責任をもって体重管理をしなければなりません。

病気になってしまうと愛犬自身が辛いのは当たり前ですが、通院や看病をする飼い主の負担も当然大きくなります。

肥満は生活習慣を見直すだけで予防・改善ができます。

愛犬が可愛いからといって、おやつを好きなだけあげたり、運動させずにいたりするのは愛情とはいえません

この記事で紹介した愛犬の肥満度を確認する方法や、ダイエット方法は難しいものではありません。

ぜひ参考にしてもらい、愛犬が健康で長生きできるような生活を送りましょう。

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momo

この記事のライター

momo

動物に関わる仕事がしたいと思い、トリマーを目指して勉強中です。犬にまつわる疑問などについて発信していきます。

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