犬のかじり癖を直したい・・!かじり癖の原因を知って、根気強く対処&しつけをしていこう!
少し目を話している隙に、愛犬に家具やスリッパなどを噛まれて、ボロボロになってしまった…という経験はありませんか?新しいものを買ってもすぐにボロボロになるので、飼い主さんとしては痛い出費ですし、なにより誤飲していないかと心配になりますよね。最悪の場合、電気コードやコンセントなどをかじって感電してしまうというケースも起こりうるので「かじり癖」は早めに直したほうがいいでしょう。今回は、犬のかじり癖の原因やかじり癖を直すしつけ方法についてご紹介します。
まずは犬のかじり癖の原因について知ろう!
犬の行動には必ず理由があります。何が理由で「かじる」という行動に出ているのでしょうか?かじり癖の原因を突き止めることが、かじり癖を治める第一歩に繋がるかもしれません。愛犬の行動と照らし合わせながら見ていきましょう。
- 歯の生え変わりの時期だから
- 好奇心が旺盛だから
- ストレスを感じているから
1.歯の生え変わりの時期だから
乳歯から永久歯への生え変わりのタイミングは、歯がムズムズすることがあります。これは人間の子どもも子犬も同じと言われていますね。歯の生え変わりの時期には歯がむずがゆくなるため、家具などの固いものを噛んでかゆみを抑えようとしており、それが徐々に「かじり癖」に繋がっていきます。
2.好奇心が旺盛だから
子犬の頃に多いのが、室内で放し飼いにされていることにより、目に入るものすべてに興味を持ち、口に入れてしまうというものです。人間の赤ちゃんが何でも手で触ったり口に入れたりするように、子犬も同様の傾向が見られます。犬の性格によって差がありますが、好奇心が旺盛な子犬期によく見られる行動です。
3.ストレスを感じているから
犬はストレスを感じている際の発散として物をかじってしまうことがあります。物をかじることで、自身のストレスが軽くなることを覚えると、習慣化して「かじり癖」となってしまうのです。
ストレスの原因は、もっとかまってほしい、運動不足など犬によって異なります。特に留守番をすることが多い犬は、ストレス発散のために物をかじってしまうことが多く見られます。
犬のかじり癖を防ぐ対処方法について
誤飲や感電などの危険を伴う行動であるため、飼い主としては「かじり癖」は絶対にやめてほしい癖のひとつです。それでは、犬のかじり癖を抑えるために、飼い主としては何をするべきなのでしょうか?まずは、しつけ以外で出来る、かじり癖の対処方法についてご説明します。
- 物を床に置かない
- 犬用おもちゃは片付ける
1.物を床に置かない
まずは物理的に犬がものを噛めなくしてしまうことが大切です。リモコン類やスマートフォン、本など、犬に噛まれたくないものは床に置きっぱなしにしないことです。なるべく犬が届かない場所に置くようにしましょう。また、コード類は床に這わせてまとめて留めるコードカバー等を活用するのがオススメです。
2.犬用おもちゃは片付ける
犬用のおもちゃを外に出しっぱなしにするのはNG行為となりますので、しっかりと片付けましょう。
人間は、犬のおもちゃとそうでないものを判別することが出来ますが、犬にはこれが出来ません。 おもちゃを片付けずに床に置きっぱなしにした場合、犬は床にあるものはすべて遊んでよいおもちゃだと認識してしまいます。そしていつしかおもちゃでないものも噛むようになってしまいますので、基本的なことですが、「遊び終わったら片づける」を意識して取り組んでいきましょう。
犬のかじり癖を直すしつけの方法について
かじり癖をやめさせるコツは「物をかじると自分にとって嫌なことが起きる」と犬に理解させることです。家庭で出来る一般的なしつけ方法についてご紹介します。
- 大きな音でびっくりさせる
- ビターアップルスプレーを使用する
1.大きな音でびっくりさせる
空き缶におはじきやビー玉などを入れ、ガムテープで封をしたものを用意しましょう。 犬が家具などを噛んでいたら、とっさに犬に気づかれないように犬のそばに向かって投げます。 そのとき、缶の中にあるおはじきやビー玉の大きな音がするため、犬はびっくりします。
これを何度か続けることで「噛むと嫌な音がする」と認識し、犬の噛み癖が少なくなることが期待できます。
2.ビターアップルスプレーを使用する
ビターアップルスプレーとは、犬のかじり癖をやめさせるグッズです。使用方法は、犬に舐められたくない、かじられたくない物にスプレーするという簡単なもの。スプレーした部分を犬が舐めたり、かじったりすると苦い味がするため犬が嫌うようになるという仕組みです。もちろん犬が舐めても害はありません。いくつかのメーカーが販売しており、ペットショップやホームセンターなどで購入することができます。
犬のかじり癖はきちんと対処したら必ず直る!根気強く教えていこう!
犬のかじり癖にお困りの場合には、まず原因を考えましょう。ストレスが原因であれば、しつけで直すことは難しく、根本的な原因であるストレスを解消してあげなければなりません。犬と関わる時間を増やしたり、運動量を増やしてみるとよいでしょう。
仮に、暇つぶしやおもちゃで遊ぶ感覚で物を噛んでいるのであれば、必ずしつけで直すことが出来ます。犬のかじり癖の原因を考えながら、根気よく直していきましょう。
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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