チワワの年齢は人間に換算するとどれくらいになるの?平均寿命や最高齢も
犬は人間よりも早く歳を重ねる生き物ですが、愛犬の1歳は人間でいうと何歳くらいになるのか気になったことはありませんか?また、どのくらいから成犬、シニアになるのかいまいち分からないという方もいらっしゃると思います。そこで今回は、チワワの年齢を人間に換算したときの年齢表や、平均寿命、これまでの最高齢などをまとめてご紹介します。
犬の年齢を人の年齢に換算すると?
「犬は1年で7歳ずつ歳をとる」と聞いたことはありませんか?チワワにも当てはまるのか見ていきましょう。
チワワの年齢 | 人に換算した年齢 |
---|---|
1歳 | 16~17歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
18歳 | 88歳 |
19歳 | 92歳 |
20歳 | 96歳 |
この表を見てみると、2歳をすぎると4歳ずつ歳を重ねていますね。7歳ずつ歳をとるという説とは少し違います。これは、近年、犬の歳を重ねるスピードは小型犬や大型犬といった「身体の大きさ」や「犬種」、さらには「個体差」などによって異なると言われていることが関わっています。そのため、小型犬と大型犬では同じ1歳でも年齢が変わるのです。
たとえば、小型犬の1歳は16~17歳ですが、大型犬の1歳は12歳です。この時点では大型犬の方が若いですが、小型犬が2歳からは4歳ずつ歳を重ねるのに対し、大型犬は2歳で19歳、3歳で26歳と歳を重ねていくと言われています。
しかし、犬の1歳が人間でいう何歳になるのかは諸説あり、2019年に米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームが発表した犬の年齢の換算法(※)によると、「犬は1歳で人間でいう31歳」という今までよりもはるかに上の年齢という結果に。この研究はラブラドールレトリバーをもとに算出されているので、小型犬や中型犬、他の犬種などに当てはまるのかは現時点では定かではありません。この換算法がすべての犬に当てはまるのか、犬種や身体の大きさごとに異なる換算法になるのか、今後の発表が待ち望まれますね。
(※)「人間に換算した犬の年齢=16㏑(犬の年齢)+31」
チワワの寿命ってどれくらいなの?
犬の年齢を人間の年齢にするとどれくらいになるのかについては現在も研究が続けられているので、既出の表はあくまでも目安にはなりますが、犬は1歳ですでに人間でいう成人の年齢に近いことが分かります。「4歳のわんちゃん」などと紹介されているのを聞くと、「まだまだ子犬だなぁ」なんて思ってしまいますが、実は30歳を超えているんですね。
そう考えると、愛犬は何歳くらいまで一緒にいることができるかが気になるところ。小柄な体型をしていることから身体が弱いと思われがちなチワワですが、実際はどうなのでしょうか。チワワの平均寿命を見ていきましょう。
意外と長い?平均寿命は13~16歳!
もちろん個体差や飼育環境も関わってきますが、チワワの平均寿命は13~16歳くらいと言われています。先ほどの表と照らし合わせると68~80歳ということになりますね。小型犬は大型犬と比べて寿命が長い傾向にあり、日本で人気のあるトイプードルやポメラニアンなども同じくらいの平均寿命です。
少しでも一緒に過ごすことができる時間が長いことは嬉しいですよね。しかし、もちろん日頃からの健康管理が大切になるので、普段から愛犬の様子をしっかり観察しておくことが重要です。
ギネスに認定されたチワワがいる?
過去に【存命中の最高齢の犬|oldest dog living】としてアメリカのフロリダ州に住んでいるオスのチワワのトビーキースがギネス世界記録に認定されていました。(2022年3月16日の時点で21歳66日)
その後、アメリカのオハイオ州に住むオスのチワワのスパイクが2022年12月7日時点で23歳43日を迎え、2023年1月19日に【存命中最高齢の犬|oldest dog living】に認定されています。(スパイクは正しくはミックスのよう)
日本にはチワワの最高齢に関する公式な記録がありませんが、長生きしてくれる可能性が十分にあることが分かる記録ですね。
ちなみに、全犬種の中での最高齢の記録を持っているのは、ラフェイロ・ド・アレンティジョのボビで、2023年2月1日時点で30歳266日となり【存命中最高齢の犬|oldest dog living】および【史上最高齢の犬|oldest dog ever】として認定されました。
ボビは、これまで長い間ギネス世界記録の世界最高齢犬であったオーストラリアン・キャトル・ドッグのブルーイーの29歳5ヶ月の記録も同時に塗り替えたのです!
【追記】ボビは2023年10月、31歳で死んだと伝えられていましたが、年齢に対して信憑性への疑問が浮上したことからギネス社が再審査した結果、31歳であることの証明ができず、2024年2月22日に【史上最高齢の犬】としてのギネスの認定が取り消されました。
何歳から成犬?シニア犬?
小型犬は1~2歳で人間でいう成人ほどの年齢に達していますが、成犬期やシニア期は何歳からになるのでしょうか?
成犬期やシニア期にも諸説あり
一般的に、子犬は0~1歳、成犬はだいたい1~7歳、シニアはだいたい7~13歳、13歳以降がハイシニアに分類されます。しかし、小型犬と大型犬でもこの分類は異なり、チワワを含む小型犬はだいたい10歳以降からシニア期、大型犬の場合、5~6歳にはシニア期に入ると言われています。
老化のサインって?
シニア期に入ると愛犬に老化のサインが見られるようになります。ライフステージに合った食事に変更したり、環境を見直してあげる必要があるため、愛犬がシニア期に入ったサインを知っておきましょう。
- 寝ている時間が長くなった
- 歩くスピードがゆっくり
- 名前を呼んでも反応しない(聴覚の衰え)
- ご飯を食べる量が減った(食欲の低下)
- お散歩に行きたがらない(筋力の衰え)
- 物にぶつかるようになる(視力の衰え)
- 口臭が強くなる
- 粗相をするようになった
- 白髪が混じっている
- 毛艶が悪くなってきた など
上記のようなサインが見られ始めたら、これまでのお世話の仕方を見直してあげる必要があるかもしれません。また、これらは病気のサインという可能性もあります。様子がおかしいと思ったら、歳だからと見過ごすのではなく、獣医師に相談するのが安心です。
愛犬に長生きしてもらうためにできること
チワワは比較的長寿ですが、なるべく健康的に長生きしてもらうために飼い主さんができることをご紹介します。
定期的に健康診断を受診しよう
まだまだ若く元気なうちでも年に1回は健康診断を受診することが大切ですが、シニア期に入ったら年に2回は健康診断を受診することをおすすめします。病気はなによりも早期発見が大切です。治癒率や治療の選択肢も広がるので、様子がおかしいと思ったらかかりつけ医に相談できるようにしておきましょう。
バランスの良い食事
愛犬の健康を考えて手作りごはんを用意しているという飼い主さんも多いかもしれません。手作りごはんはアレルギー対策になったり、ご飯から水分も取れる、食いつきがいいなどメリットがたくさんあります。しかし一方で、犬に必要な栄養素に関する知識やカロリー計算が難しいなどもデメリットも。ライフステージに合わせたドッグフードや健康志向のドッグフードもたくさん販売されているので、飼い主さんや愛犬の状況に合わせて選択しましょう。
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気温に気を配ろう
チワワは暖かい国が原産です。身体の小ささからも寒さには弱い傾向にあります。ぶるぶると震えていることも多いので、寒くないように温度設定してあげるようにしましょう。身体が冷えてしまうと下痢などを引き起こしてしまうことがあります。
また、温度だけでなく湿度管理もするようにしてください。湿度が高いことで熱中症になったり皮膚トラブルを引き起こすこともあります。寒い季節の場合には湿度が低すぎることで皮膚の乾燥を招いたり、免疫機能が下がって病気になってしまうこともあります。
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ストレスを与えないようにする
チワワはストレスに弱いです。不衛生な環境はストレスの元になります。犬用のベッドは定期的に洗ったり、トイレシートはこまめに取り換えるなど、愛犬が過ごす環境はなるべく清潔に保ちましょう。
また、留守番が多く飼い主さんとのコミュニケーションが不足したり、お散歩に行けず気分転換ができない状況が続くとストレスから体調を崩してしまうこともあります。食欲不振や下痢・嘔吐などの様子が見られたらストレスを感じているかもしれません。仕事から帰ってきたら遊んであげる、お散歩はできるだけ連れて行くなど、ストレスが溜まらないようにしてあげてください。
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デンタルケアをしっかり
デンタルケアはシニア期に入ってから取り組むのではなく、子犬期からしっかり行っておくことが大切になりますが、高齢になるにつれて口臭が強くなったり歯が弱くなったりするので毎日の歯磨きを念入りに行うようにしましょう。
また、高齢になるにつれて普段のご飯の食いつきが悪くなりドライフードからウェットフードに変える飼い主さんも少なくないと思いますが、ウェットフードは歯につきやすいので、歯垢が残ったままにならないようにしっかり歯磨きするようにしてください。
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チワワは比較的長生きしてくれる犬種
チワワの平均寿命は長めではありますが、長生きしてもらうためには飼い主さんの育て方も重要です。普段から愛犬の様子をよく観察し、食事や体重管理にも気を配りましょう。異変を感じたら獣医師に相談することをおすすめします。
チワワがかかりやすい病気や怪我にも注意して、愛犬とのかげがえのない時間を過ごしてくださいね。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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