犬の16歳は人間で何歳?長生きの秘訣と寿命を縮めるNG行動

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大切な家族の一員である愛犬には元気に長生きしてもらいたいと願うものです。しかし、私達よりも速いスピードで歳を重ねる犬たちはすぐにシニア犬へと老いていきます。少しでも長く元気で一緒にいるためには、私たち飼い主が健康管理を徹底してあげる必要があります。そこで、今回は犬の16歳は年齢換算すると何歳になるのか、長生きの秘訣と寿命を縮めかねないNG行動について紹介していきます。

犬の16歳は人間で何歳?長生きの秘訣と寿命を縮めるNG行動

目次

  1. 犬の16歳は人間でいうと何歳?
  2. 16歳になっても!愛犬にもっと長生きしてもらう秘訣とは
  3. 16歳になる前に考える|愛犬の寿命を縮めてしまうNGな習慣
  4. 愛犬の健康と長寿を目指して

犬の16歳は人間でいうと何歳?

老犬
Couleur

犬は、私達よりもとても早いスピードで年を取っていきます。幼少期の一年では、人間でいうと17歳程度まで一気に成長し、1歳半をすぎたことから、一年に4歳ずつ年をとるようになります。

犬の16歳は80歳

小型犬の16歳は人間の年齢に換算すると80歳、大型犬は87歳になると言われています。

人間の16歳というと高校生。まだまだ子供で幼いですが、犬は80歳から87歳とかなりの高齢になることが分かります。

小型犬の平均寿命が14~15才、中型犬が13~14才、大型犬が10~12才程度と言われているので、16歳は平均寿命を超えた長生き犬ということになりますね。

16歳になっても!愛犬にもっと長生きしてもらう秘訣とは

犬
paulinel Unsplash

犬は、6~7歳頃からシニア犬の仲間入りを果たし、気をつけなければならないことが増えてきます。健康に長く生きてもらうためにも、日々シニア犬にあったお世話を心がけましょう。

環境を整える

愛犬が普段生活している環境をケガをさせないよう整えてあげるのも大切です。 段差を平らにしてあげたり、滑りやすいフローリングにはカーペットを敷くなどすれば、股関節への負担を減らし、転倒によるケガを予防できます。

 

また、成犬時はなんなく飛び乗っていた高さのあるソファーやベッドなども、老犬にはケガの原因になります。スロープをつけてあげるなど足腰への負担を少しでも減らせる環境をつくりましょう。

定期検診

元気な成犬期は年に一回程度、シニア犬の仲間入りをしたら半年に一回、定期検診を行う習慣を付けましょう。 見た目には見えずに進行していき、症状が出た頃にはかなり病気が進行していることも少なくないため、早期発見、早期治療を心掛けましょう。

体重管理

 

シニア犬になってからも成犬用のフードを同じ量与えていると、肥満になることがあります 。運動量や代謝も減るため、ライフステージに合ったドッグフードを与えるのがいいでしょう。また、食事の管理にくわえて、毎日の運動も欠かさず行いましょう。加齢による筋力低下を抑えることができ、足腰のケガや病気の予防になります。

また、脳や体への刺激にもなるため、回数を増やして短時間の散歩に出かけたりと無理をさせない範囲で、毎日外へ連れ出しましょう。

16歳になる前に考える|愛犬の寿命を縮めてしまうNGな習慣

犬
Charles Pexels

 

長生きの秘訣もあれば、逆に愛犬の健康を害し、寿命を縮めかねない間違った育て方もあります。ついついやりがちなことも含まれますが、愛犬の長生きのためにNGな育て方を知り、気をつけていくようにしましょう。

人の食べ物を与える

ついついおねだりされると自分の食べているご飯やおやつを与えるのは、ちょっぴり危険です。ドッグフードの他でお腹が満たされるため、栄養バランスの取れたフードを食べなくなってしまう子や、肥満になり様々な病気を引き起こしかねない状態になる子もいます。

 

もちろん、犬に与えてはいけないとされる玉ねぎやチョコレートなどは絶対ダメですが、そのほかの人間のお菓子や菓子パン、食事などは、カロリーが高いため少量を与えていると思っていてもすぐに肥満になるおそれがあります。

 

肥満により、関節・背骨への負担、心疾患や糖尿病などを引き起こす可能性があるため、栄養バランスのとれた食事を食べさせていただき、おやつを与える場合には、犬用のおやつを適量与えましょう。

散歩に行かなくなる

年を取ってきたからといって、散歩や運動をさせない方もいますが、それはNGです。 もちろん、元気で若いときのようにスイスイと長い時間を歩くことは不可能です。老犬の散歩は、運動をするという認識よりも気分転換です。体を動かしたり、散歩に行くことで、脳や体を活性化させて、刺激を受けることができるのです。

愛犬の健康と長寿を目指して

犬
Tydence

家族の一員である愛犬が16歳、いやそれ以上に元気で長生きしてくれるよう毎日の健康管理に気を配っていきましょう。愛情をかけて、愛犬とのコミュニケーションの時間も忘れずに、楽しいシニア犬ライフを送ってくださいね。

nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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