ドライシャンプーは、水を必要としないタイプのシャンプーです。水を使う一般的なシャンプーほど汚れを落とす効果はありませんが、身体を濡らさずにきれいにしたいときや、部分的な汚れを落としたいときなどに便利なアイテムです。この記事では、犬用ドライシャンプーがおすすめの子や、ドライシャンプーの種類・商品についてご紹介します。

ドライシャンプーがおすすめなのはこんな子!
ドライシャンプーを使用した場合、水が不要でシャンプー後に乾かす必要がありません。作業時間も短縮できるため、以下のような場合におすすめです。
身体の一部分をきれいにしたい子に
全身シャンプーするほど汚れていないけれど、身体の一部分の汚れが気になる、ということもありますよね。ピンポイントで部分洗いできるのも、ドライシャンプーの魅力です。お散歩後に足やお腹をきれいにしたり、食事後の口周りのお手入れにも役立ちます。
シャンプーが苦手な子や病気療養中の子
ドライシャンプーを使用した場合、一般的なシャンプーと違い、水を使ったすすぎが不要でドライヤーを使用する必要もありません。水に濡れることを嫌がる子や、シャワー・ドライヤーを怖がる子にはおすすめです。
また、作業時間も短かく済むので身体への負担が少なく、身体が冷える心配もありません。病気療養中でシャンプーできない子や体力が落ちている高齢犬、寝たきりの犬などにもおすすめです。
災害時の備えにも
災害時は断水になりやすく、避難所でも水が貴重になるので、犬のために水を使いにくくなります。緊急避難時用の非常食や飲料水と一緒に、ドライシャンプーも備えておくと安心です。
犬用ドライシャンプーの種類
犬のドライシャンプーには泡タイプや粉タイプなど様々な種類があります。シャンプーの種類と、それぞれの特徴についてご紹介します。詳細な使い方は製品によって違いがあるので、製品使用方法を確認してくださいね。
泡タイプ
泡タイプの犬用ドライシャンプーは最も主流で、豊富な種類から選べるのが特徴です。泡状で出てくるので被毛になじみやすく、扱いやすいでしょう。手の平に噴射して泡を手に取って被毛になじませるか、直接被毛に泡を吹きかけて使用します。
タオルタイプ
タオルシャンプーは使い捨てタイプのシートに洗浄成分をしみこませたもので、最も手軽に使用できます。お散歩から戻ったときに花粉やほこりを落としたり、排泄後のお尻周りのケアにも便利です。
パウダータイプ
パウダーを犬に直接振りかけ、皮膚と被毛をマッサージするようにすり込んで使用します。被毛になじんだらブラッシングで仕上げ、余分な粉はタオルなどで拭き取りましょう。
液体スプレータイプ
液体スプレータイプは、犬に直接スプレーして使用します。犬の身体から15㎝ほど離し、毛をかき分けながら吹きかけましょう。
おすすめの犬用ドライシャンプーはこれ!
犬のおすすめドライシャンプーを5つご紹介します。
泡タイプで使いやすく、ハーブが爽やかに香る
「A.P.D.C ウォータレスシャンプー」は、皮膚にやさしい植物成分にこだわって作られているので、汚れやすい顔やお尻のまわりのお手入れにも安心です。
- 商品名:A.P.D.C./ウォータレスシャンプー
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使い捨てで手軽に使えるシャンプータオル
「ジョイペット シャンプータオル」は、レーヨン系不織布で作られた、厚手で扱いやすいタオルです。ヒアルロン酸と植物エキスのうるおい効果で、被毛に潤いを与えます。
30cm×20cmの「小型犬用」と40cm×30cmの「中・大型犬用」から選べます。
- 商品名:ジョイペット/シャンプータオル
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パウダータイプで柔らかな仕上がり
「現代製薬 水のいらないシャンプー」超微粒子のパウダーが、被毛の1本ずつコートし、汚れや臭いを吸着します。やさしいフローラル系の香りです。
- 商品名:現代製薬/水のいらないシャンプー
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重曹パワーでさらさらに
「ナチュラル重曹 洗わないスプレーシャンプー」は、重曹電解水を主成分とした、液体をスプレーするタイプのシャンプーです。特許の重曹イオンパワーで皮脂汚れを分解除去します。
泡立たないのでベタつかず、天然ハーブ、ベルガモット配合により爽やかに仕上がります。
- 商品名:重曹/洗わないスプレーシャンプー
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天然由来成分配合、無香料タイプを選ぶなら
「ペットニーム ウォーターレスシャンプー 無香料」は、肌に優しい天然洗浄成分を使用した泡タイプのシャンプーです。香りの苦手な子におすすめの無香料タイプですが、爽やかな香りに仕上げたいときは、フレッシュハーブの香りも選べます。
- 商品名:ペットニーム/犬・猫用ウォーターレスシャンプー
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犬のドライシャンプーに関する疑問を解消!Q&A
Q1.犬にドライシャンプーを使うメリット・デメリットは?
ドライシャンプーは水を使うことなく洗うことができるため、時間と手間の節約ができるこことが最大のメリット。
また人間だけでなく、シャンプーが好きな子以外は犬のストレスも最小限に抑えることができる点が嬉しいですよね。
一方でドライシャンプーの欠点として、水で洗い流すタイプと比較して洗浄力が劣る点が挙げられます。また、泡立ちもしにくく、油汚れが落としにくいと感じることが多いです。
Q2.犬用ドライシャンプーのやり方は?
犬用ドライシャンプーの使い方は、
①ブラッシング
②ドライシャンプーを塗布
③やさしく馴染ませる&マッサージ
④ふき取る
⑤ブラッシング
…の流れです。②ドライシャンプーを塗布する際に、皮膚には直接かけるのは避け、どの種類でも均一になるよう被毛に塗布するのがポイントです。
Q3.犬用ドライシャンプーの適切な頻度は?毎日使ってもいい?
犬のドライシャンプーは週に1~2回程度で使用することをおすすめします。あくまで旅行先のケアや、汚れた時の緊急用として補助的に使用するのが理想です。
毎日使用してしまうと、ふき取り残した成分の蓄積や、皮膚トラブルに繋がる恐れがありますので、注意して使用しましょう。
Q4.犬のドライシャンプーを実際に使用した人の口コミは?
犬用のドライシャンプーを使用してみた口コミを紹介します。
今日は犬の病院の日だけど、起きたらしっぽにBigger Oneつけてたから朝からドライシャンプーした。
※ムラカミ 11//29様のXより引用
慣れるまでは犬用ドライシャンプーっていうのも手ですな
洗浄力弱いけどお湯で濡らす必要もないからスキンシップ代わりにもなりますわ
シート型もあるし
※ メタスラヤギ様のXより引用
Q5.犬のドライシャンプーは手作りできる?
食用の重曹のみを利用して、水を使わずにドライシャンプーをすることができます。
犬に少量の重曹を振りかけて、丁寧にブラッシングをすることで、犬のにおいを消すことが可能。ブラッシング後は乾いた布で重曹をふき取り、体にできるだけ残らないように注意してくださいね。
人体に安全性が高い重曹は、犬にも使用・例え舐めてしまっても問題ありません。ただし、皮膚に重曹が残ってしまうと皮膚トラブルに繋がる恐れがるため、少量を少しずつ×必ずふき取る を組み合わせて使用しましょう。
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重曹が犬のケアに役立つ?犬用の重曹スプレー・シャンプーの作り方をご紹介!
ドライシャンプーを使っていつも清潔に
犬のドライシャンプーは、水を使ったシャンプーが難しい子にも気軽に使用できる便利なアイテムです。
泡タイプや粉タイプなど製品によって特長が異なるので、使用方法をよく確認しましょう。愛犬にぴったり合うドライシャンプーを探してみてくださいね。
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