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【獣医師監修】犬がご飯を食べないときに考えられる理由は?原因ごとの対処法も併せて解説します

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愛犬がご飯を食べないと、体調が悪いのではないか、どこか病気なのではないかと心配になりますよね。しかし犬がご飯を食べない理由は、一概に病気が関係しているとは限りません。

今回の記事では、犬がご飯を食べない原因や対処法をご紹介します。いざというときに焦らず対応できるよう、知識を増やしておきましょう。

【獣医師監修】犬がご飯を食べないときに考えられる理由は?原因ごとの対処法も併せて解説します

目次

  1. 犬がご飯を食べない場合に考えられる原因は?
  2. 犬がご飯を食べない際に考えられる原因1:老化
  3. 犬がご飯を食べない際に考えられる原因2:ストレス
  4. 犬がご飯を食べない際に考えられる原因3:体調不良
  5. 犬がご飯を食べない際に考えられる原因4:偏食
  6. 犬がご飯を食べない際に考えられる原因5:季節
  7. 愛犬がご飯を食べないときは原因に合わせて対処をしよう

犬がご飯を食べない場合に考えられる原因は?

犬

犬がご飯を食べないときに考えられる原因はさまざまであり、例としては偏食や季節の影響、老化やストレス、体調不良などが挙げられます。 では、次の章からそれぞれのケースについて具体的に見ていきましょう。

犬がご飯を食べない際に考えられる原因1:老化

犬

老犬になると筋力や消化機能が低下してくるほか、嗅覚も衰えてくるため、食が細くなり以前のようにモリモリと食べなくなることはよくあります。

チェックポイント

老犬になると味覚や嗅覚が衰え、ご飯への興味が薄れてご飯をあまり食べなくなったりします。また、運動量が減り、それに伴い必要なカロリー摂取量も少なくなることから、1日に食べられるご飯の総量も減る傾向にあります。

また、食欲はあるけれども筋力の衰えにより、かがんだ姿勢でご飯を食べるのがつらい、口内環境の悪化により、硬いフードが食べられないなどの理由でご飯を食べなくなっていることも考えられます。

対処法

フードを温めると匂いがより強くなることから、嗅覚が衰えていても反応して食べるようになることもあります。

また、口内環境の影響で食べないようであれば、ドライフードを芯がなくなる位の柔らかさを目安にお湯でふやかす、ウェットフードを与えるなどして、愛犬が食べやすいように配慮しましょう。それでも食べないようであれば、動物病院を早めに受診し、口内のチェックを受けて、必要な治療を進めるのが良いでしょう。

また、台の上にフードボウルを置いて、かがまずに楽な姿勢で食べられるように工夫してあげると、ストレスなく食餌をとることができます。

老犬の食餌量などはこちらの記事で解説しています 

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犬がご飯を食べない際に考えられる原因2:ストレス

犬

人間もストレスにより食欲がなくなることがありますが、犬も同じようにストレスがかかると一時的に食欲が落ちてしまう場合があります。

チェックポイント

結婚や出産により新しい家族が増えた、引っ越しをしたなど、環境に大きな変化があったときや、飼い主さんにあまり構ってもらえずひとりで退屈、寂しい思いをしているようなときに、犬はストレスを感じやすくなります。

愛犬がご飯を食べないときは、愛犬にとってストレスとなることが何か起きていないか、一度探ってみるようにしましょう。

対処法

愛犬の食欲を取り戻すには、ストレスの原因を取り除いてあげる必要があります。環境が変わったときは、新しい環境に慣れるまでは愛犬と積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。少しずつ慣れて安心してくれば、食欲が戻ってくるはずです。

また、愛犬と一緒に遊ぶ時間を確保する、留守番をさせる時間をなるべく短くするなど、愛犬と接する時間を増やすように心がけましょう。食べないからといって叱ったりすると、さらにストレスが溜まってしまうので、ストレスの原因を取り除くことに注力するようにしましょう。

犬がご飯を食べない際に考えられる原因3:体調不良

犬
PicsbyFran

体調不良が原因でご飯を食べない場合もあるので、どんな点をチェックするべきか覚えておきましょう。

チェックポイント

病気によりご飯を食べないときは、元気がなくぐったりしている、おやつにも反応しない、水も飲まないなどの症状が見られます。また、鼻水が出る、下痢や嘔吐をする、体が震えているなどの症状が現れることもあります。

対処法

何らかの症状が見られ、いつもと様子が違うときは、すぐに獣医師の診察を受けるようにしましょう。また、何も症状が出ていなくても、2日以上ご飯を食べない日が続いていたら、すぐに獣医師に相談したほうがよいでしょう。自己判断をせず獣医師の指示のもと、適切に対処することが重要です。

犬がご飯を食べない際に考えられる原因4:偏食

犬

嗜好性の高い犬用おやつや、人間の味覚に合わせて調理された食べ物を頻繁に与えていると、濃い味や匂いに慣れてドッグフードが物足りなく感じ、ご飯を食べなくなってしまうことがあります。

チェックポイント

偏食が原因の場合は、元気や食欲はあるのに、主食の総合栄養食に関しては食べようとしないという点が大きな特徴です。また、排泄の異常なども見られません。

対処法

今まで与えていたフードに茹でた野菜やササミなどをトッピングしてみる、ぬるま湯をフードにかけて香りが引き立つようにするなど、食欲を増進させるように工夫してみることをおすすめします。

もしそのようにしても食べない場合は、20~30分程度したらいったんご飯を下げてしまいましょう。そして、次の食餌まで何も与えないようにします。何も食べなければ空腹に耐えられず、フードを食べるようになっていきます。

犬がご飯を食べない際に考えられる原因5:季節

犬

犬は季節によって必要な食餌量が変化し、冬と比べて夏の暑い時期は食餌量が減るとされています。よって、季節的な要因でいつもよりも食べなくなることも珍しくありません。

チェックポイント

春や秋と比べると、夏場における犬の食餌量は15~20%ぐらい減ると言われています。そのため、食べる量が少し減る程度であれば心配しすぎることはありません。

しかし元気がないうえ、丸2日間(痩せている子、小型犬は丸1日)全くフードを食べない場合は体調不良が疑われるので、獣医師の診察を受けたほうがよいでしょう。

対処法

いつものドライフードにウェットフードをトッピングするのもよいでしょう。ドライフードと比べてウェットフードのほうが嗜好性が高いので、愛犬の食欲を促すのに役立ちます。

愛犬がご飯を食べないときは原因に合わせて対処をしよう

犬

犬がご飯を食べない原因はさまざまですが、少しの工夫で改善されるケースも少なくありません。ただし、病気が原因の場合もあるので油断は禁物と言えます。普段から愛犬の様子をよく観察し、いざという時には適切に対処できるように心がけましょう。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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