banner

banner

犬が床や布団をなめる理由は?愛犬からのサインを見逃さないようにしよう

お気に入りに追加

愛犬が床や布団、スリッパなどを舐めている姿を見たことがある飼い主さんは意外と多いのではないでしょうか。美味しそうな匂いがするわけではないのに、なぜモノを舐めるのか気になりますよね。そこで今回は、犬が食べ物ではないものを舐めるときの心理について調べてみました。愛犬がいろいろなモノを舐めているという方はぜひ読んでみてくださいね。

犬が床や布団をなめる理由は?愛犬からのサインを見逃さないようにしよう

目次

  1. 犬がモノを舐めるのはなぜ?
  2. 心の病気である可能性も
  3. 舐めたら危険なモノに注意
  4. 愛犬がモノを舐めるときは原因を突き止めて対処しよう

犬がモノを舐めるのはなぜ?

犬

ふとしたときに愛犬が毛布や靴下、カーペットなど家の中にあるいろいろなモノを舐めているのを見たことがある飼い主さんは多いと思います。なぜ食べれるものではないのに舐めるのでしょうか?犬がモノを舐める心理としては主に以下のような理由が考えられるようです。 

理由①お腹が空いている

犬はお腹が空いていているときに身の回りにあるものを舐めることがあります。ごはんをあげた後なのに愛犬がぺろぺろとモノを舐めているという場合には、ごはんの量が足りていない可能性があるので、給餌量を見直してみましょう。

愛犬に合ったごはんの量を知る方法はこちらの記事で解説しています

【獣医師監修】豆柴に与える餌の量ってどれくらい?適量を知って健康に育てよう

あわせて読みたい

【獣医師監修】豆柴に与える餌の量ってどれくらい?適量を知って健康に育てよう

肥満や痩せすぎを防ぎ、健康的な体重を維持するためには、愛犬に合った適切な餌の量を把握することが大切です。しかし、いったいどれくらいの量が適当なのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか?「ご褒美でおやつもあげたいけど、その分主食は減らした方がいいの?」と気になる方も少なくないと思います。そこで今回は、愛犬に合った餌の量を知る方法と、餌が多いとき・少ないときに見られるサインなどもあわせてご紹介します。今与えている量がちょうどいいのか知りたいという方はぜひ参考にしてくださいね。

理由②退屈している

留守番の時間が長い、あまりお散歩に行けていない(運動不足)、飼い主さんに構ってもらえない(スキンシップ・コミュニケーション不足)など、時間を持て余して「暇だなぁ」と思っているときになんとなく布団や床などを舐めることもあるようです。

退屈な時間が続くとストレスが溜まってしまうので、しきりにあくびをする、手足を舐め続けるなどのストレスサインが見受けられたら要注意。

長時間のお留守番時には1匹でも夢中になれるおもちゃや頭を使うおもちゃを用意してあげたり、たまにはお散歩の時間やコースを見直したり、少しの時間でも愛犬と関わる時間を毎日確保するなど、日々の環境を見直しましょう。

こちらの記事もチェック!

犬のそのしぐさ、実はストレスサイン?ストレスの原因や解消法を解説

あわせて読みたい

犬のそのしぐさ、実はストレスサイン?ストレスの原因や解消法を解説

犬は敏感で神経質な生き物です。 人間と犬とでは感覚が全く違うため、同じシチュエーションでも感じ方が全く異なります。 犬はストレスを感じると飼い主にサインを送っていますが、飼い主がそれに気づくことができずに放っておくと、ストレスが蓄積し、病気を引き起こしてしまう可能性もあります。 本記事では、犬と飼い主が良好な関係を築くために、繊細な犬が日常で感じているストレスを見つける方法、ストレスの原因や解消法についてご紹介します。

理由③ニオイが気になる

犬は嗅覚が優れているので、ニオイが気になって舐めている可能性もあります。真新しいニオイのする家具や雑貨が気になってくんくん嗅いだり舐めたりすることもあれば、床やカーペットにジュースやお菓子の食べこぼしをして片づけた後でも、かすかなニオイを感じ取ってぺろぺろすることもあるようです。

また布団や枕、靴下、スリッパなどは飼い主さんのニオイがすることから舐めているのかもしれません。

嗅覚についてはこちらの記事をチェック!

犬の嗅覚は凄い!嗅覚を活かして活躍する犬を紹介

あわせて読みたい

犬の嗅覚は凄い!嗅覚を活かして活躍する犬を紹介

人間の1000倍〜1億倍とも言われている犬の嗅覚。人間は、主に視覚から情報を得て生活をしていますが、犬は情報の約4割を嗅覚から得ていると言われています。そのため、犬たちは「こんにちは」の挨拶代わりにお互いの匂いを嗅いで、情報を確認しあっているのです。今回は、そんな犬の嗅覚の素晴らしさについてご紹介します。

理由④構ってアピール

愛犬が何かを舐めていたら、「何か落ちているモノを口に入れたのかな?」と心配になって近づいたり、モノを舐めている様子が可愛くてそばに行って声をかけたりする飼い主さんは多いのではないでしょうか。

はじめは単に自分が気になるモノがあったり興味を引かれて舐めていただけでも、「何かを舐めると毎回飼い主さんが声をかけたり近くに来てくれる」という経験が積み重なることで、飼い主さんの注意を引くためにモノを舐めるようになるケースもあります。

こちらの記事もチェック!

【獣医師監修】構ってほしいアピールかも。犬が鼻で突き上げる仕草をする理由とパターン別の正しい接し方

あわせて読みたい

【獣医師監修】構ってほしいアピールかも。犬が鼻で突き上げる仕草をする理由とパターン別の正しい接し方

座ってテレビを見ているときや部屋でくつろいでいるときに、飼い主さんの腕などを愛犬が鼻で突き上げてくることはありませんか?鼻でツンツンとしてくるこの何気ない仕草には、「愛犬のある気持ち」が込められています。また、この仕草は飼い主さんだけでなく、他の犬に対してもすることがあります。 愛犬の気持ちを理解するために、鼻で突き上げる仕草の理由と、そんな仕草をする愛犬への接し方についてご紹介します。

心の病気である可能性も

犬

もしも愛犬が執拗に同じ行動を繰り返す様子が見られたら「常同障害」と呼ばれる心の病気かもしれません。

常同障害はストレスや不安から同じ行動を繰り返す病気で、しっぽを追いかけて回る、手足を舐め続けるなどの行動が高頻度・長時間見られます。厳密には異なりますが、人間の強迫性障害のようなものです。

常同障害の中でも毛布を吸い続ける行動は「ブランケットサッキング」または「ウールサッキング」と呼ばれています。母犬のお乳を吸っていた頃の疑似体験をすることで安心感を得ていると言われており、一説には生まれて間もないうちに母犬や兄弟犬と引き離されたことによるストレスや早期の離乳が原因ではないかと考えられているようです。また、退屈だと感じているときにも見られるとされています。

毛布や布団は舐め続けることで繊維や切れ端を飲み込んでしまい、腸閉塞を引き起こす可能性もあるので、繰り返し吸う、舐めるなどの様子が見られたら近くに置かないようにし、かかりつけ医に相談しましょう。

詳しくはこちらの記事をチェック

【獣医師監修】犬が常同障害を引き起こす原因とは?症状や治療法を解説します

あわせて読みたい

【獣医師監修】犬が常同障害を引き起こす原因とは?症状や治療法を解説します

愛犬が自身の前足を執拗に舐めたり、しっぽを追ってくるくると回ったりしている様子が見受けられたら、もしかすると心の病にかかっているかもしれません。 今回は、犬の常同障害の原因や治療法、予防法についてご紹介します。

舐めたら危険なモノに注意

犬

犬は本能的に気になるものを舐めたり口に入れる習性があるので、床や犬が後ろ足で立てば届いてしまう高さのテーブルなどに「犬が舐めてしまったら危険なモノや食べ物」があった場合、誤飲のリスクはもちろん、中毒症状を引き起こしてしまう可能性があります。

例えば日常的に飲んでいる人も多いであろう紅茶コーヒー緑茶、コーラなどは犬にとって危険な飲み物です。これらに含まれているカフェインによって中毒症状を引き起こし、最悪の場合、死に至るケースもあります。こぼしてしまった際に犬が舐めてしまった!という場合には「どのくらい摂取してしまったのか」、「何時頃か」を覚えておき、舐めてしまったお茶やコーヒーの種類や含有成分も獣医師に伝えましょう。

醤油は塩分過剰により中毒症状を引き起こす恐れがあります。お酒は犬にとって有毒であるため、少量であっても飲ませてはいけません。

筋トレをしたあとや就寝前などにプロテインを飲むという人も少なくないと思いますが、人間用のプロテインも犬にとって好ましくない成分が含まれていることもあるため、注意が必要です。

また、食用油や洗剤は量や成分によっては危険なので詰め替え時などは犬のそばで行わない、万が一こぼしてしまった際にはしっかり拭き取るといった対処をしてください。漂白剤は特に危険度が高いので、舐めてしまったという場合にはすぐに動物病院に連絡しましょう。

除草剤は万が一ペットが口にしても安全な材料で作られているものもあるので、使う場面があるというご家庭は、ペットがいても使えるタイプの商品を選ぶことをおすすめします。

その他にも、ユリやスズランは切り花を挿しておいた水でも中毒症状を起こすことがあると言われているため、花や観葉植物の管理にも気をつけてください。

誤飲についてはこちらの記事をチェック!

【獣医師監修】犬が誤飲したときの対処法が知りたい。自己判断で吐かせるのはNG?

あわせて読みたい

【獣医師監修】犬が誤飲したときの対処法が知りたい。自己判断で吐かせるのはNG?

皆さんの愛犬が、誤飲しそうになってヒヤッとした経験はありますか? おもちゃの破片や、犬が食べると中毒を起こす食材などを愛犬が誤飲・誤食してしまったら焦ってしまいますよね。 しかし安易に吐かせるのは危険です。自己判断で吐かせようとすると、かえって犬の体に負担をかけることになりかねないので、動物病院で適切な処置をしてもらうのが安心です。 もしものときに慌ててしまうことがないよう、この記事では誤飲したものを素人判断で吐かせてはいけない理由と、適切な対処法について解説します。

愛犬がモノを舐めるときは原因を突き止めて対処しよう

犬

1回きりであったり短時間ということであれば心配するほどのことではないと思われますが、高頻度で長時間舐めているという場合には何らかの原因があると考えられます。放っておくことで心身に異常をきたしてしまうこともあるので、ごはんの量は足りているか、愛犬とコミュニケーションはとれているかなど今一度見つめ直してみてください。

また、舐めることで中毒症状を引き起こしてしまうものもたくさんあります。モノであれば「ちょうだい」などのコマンドで口から放してもらうこともできますが、液体の場合は舐めてしまうと口から取り出すということができません。人間にとっては問題ないものでも犬にとっては命に関わる危険なものはたくさんあるので、日頃から気を配るようにしましょう。

こちらの記事もチェック!

犬がぺろぺろ舐めてくる理由とは。やたらと舐める場合は注意が必要

あわせて読みたい

犬がぺろぺろ舐めてくる理由とは。やたらと舐める場合は注意が必要

愛犬が、顔や手などをぺろぺろ舐めてくることがありますよね。「舐める」という行為には、さまざまな気持ちが込められています。また、自分の体や床をやたらと舐めることもあり、これにも理由があります。今回は、犬がぺろぺろ舐めるときの気持ちや、執拗に舐める場合の注意点などをご紹介します。

【獣医師監修】犬が前足を舐めるのはなぜ?8つの理由と対処法

あわせて読みたい

【獣医師監修】犬が前足を舐めるのはなぜ?8つの理由と対処法

愛犬が足を頻繁に舐めてしまうというお悩みをお持ちの飼い主さんは意外に多いのではないでしょうか?犬は暇つぶしで足を舐めることもあれば、病気やケガ・精神的な理由で足を舐め続けてしまうこともあります。 ここでは、犬が足を舐めてしまう理由や考えられる病気、その対処法についてご紹介します。 もし、愛犬が頻繁に足を舐めていたら注意深く観察するようにしてください。

choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

あわせて読みたい

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード