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犬用の虫除けスプレーの作り方が知りたい!手作りスプレーで虫除け対策しよう

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梅雨が明けたら本格的な夏。愛犬と夏のお出かけやレジャーを楽しみたい皆さま、虫さされ対策・虫よけはもう万全ですか?犬にとって脅威となる危険な虫は実はたくさんいます。本記事では、犬が注意するべき虫やタイプ別の虫除けグッズの選び方、そして虫除けスプレーを手作りする方法までご紹介します。

犬用の虫除けスプレーの作り方が知りたい!手作りスプレーで虫除け対策しよう

目次

  1. 犬が注意すべき虫とは?
  2. 犬の虫除けグッズの選び方
  3. 犬用の虫除けスプレーの作り方
  4. 夏は虫除け対策をしっかりしてお出かけを楽しもう!

犬が注意すべき虫とは?

犬
albertoGE

犬の全身を覆っている毛は「被毛(ひもう)」と呼ばれ、犬の身体や皮膚を暑さ寒さ、紫外線、虫などの外的刺激から守る重要な役割を果たしています。

そんな被毛があっても、残念ながら有害な虫に刺されたり噛まれたりするケースは少なくありません。場合によっては、虫を媒介して寄生虫や病原体に感染して深刻な問題に発展することもあります。ここでは犬が注意するべき虫の一例をご紹介します。

「蚊」

フィラリア症は、蚊が媒介する犬の病気です。

犬フィラリアに感染した犬の血を吸った蚊が、別の健康な犬の血を吸うことでフィラリアの幼虫が入り込んで感染します。幼虫は皮下や筋肉の中で成長しながら進み、最後は心臓に寄生します。フィラリアはおよそ30cmもの長さまで成長して様々な身体障害を引き起し、放置しておくと死に至ることもある怖い病気です。

蚊は気温が15℃以上になると血を吸い始め、25~30℃になると最も活発になると言われています。

フィラリアの寄生サイクル

フィラリアにはオスとメスがおり、犬の心臓の右心室から肺動脈に両方が揃って寄生するとミクロフィラリアを産み出します。ミクロフィラリアは犬の血液に乗って全身に流れていきますが、蚊はこのミクロフィラリアを血と一緒に吸血します。

蚊の体内に入ったミクロフィラリアは成長し、他の犬を吸血する際に犬の体内へ侵入します。その後、皮下組織や筋肉、脂肪などを通り血液に乗って心臓へ向かいます。そしてフィラリアへと成熟します。

「ノミ」

ノミには数千種類あり、そのほとんどがネコノミで、犬にも寄生します。その増殖活動は驚異的で、メスが10匹いると30日後には2,000匹に増殖すると言われています。

気温が13℃以上になると活動が活発になるため、5月~10月は大量に発生します。草むらなどにいるノミが散歩中の愛犬に付いて室内に運び込まれると、室内で大量繁殖し始めるため、注意が必要です。

「マダニ」

マダニは犬の皮膚に付くと吸血し、犬の血から栄養を得て成長する寄生虫です。血を吸うときに唾液を犬の身体に入れるのですが、この唾液に対してアレルギー性皮膚炎を起こして非常に強い痒みが伴うのです。

春から秋ごろにかけて活発に活動するマダニは、草むらなどに多くいて、お散歩で付いてしまうことが多いとされています。また、マダニの感染症は人にも感染するので注意が必要です。

温度20℃以上、湿度60%になると繁殖しやすくなると言われています。

犬の虫除けグッズの選び方

犬
JanDix

ノミやダニを予防するには定期的に予防薬を投与することが一番効果的です。しかし、より手軽にできる虫除けなら、様々なグッズが販売されているので活用してみるのも良いでしょう。3つのタイプを紹介するので、ご家庭にあった方法を選んでみてくださいね。

虫除けスプレー

愛犬に使う虫除けスプレーは化学薬品を使用していない植物成分で作成されたタイプがおすすめです。ハーブやアロマオイルなど、自然の防虫効果を持つ成分を使用しているものが売っているので、それらが使われている虫除けスプレーを選ぶと安心でしょう。

ハーブでは「タイム」「パセリ」「ナツシロギク」などがあり、アロマオイルでは「ユーカリレモン」「ゼラニウム」「レモングラス」に虫除け効果があります。植物成分ですので犬にも安心して使用することができます。

  • 商品名:ラスミック ソフィア アウトドア用スプレー
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虫除け線香

 蚊取り線香と呼ばれるタイプの虫除けで、主に蚊を予防するのに使用します。犬用では安全性を考慮し火をつかわないタイプもありますので、ご家庭にあったタイプを選んでみてください。 

  • 商品名:金鳥の渦巻 動物用蚊取り線香
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虫除け首輪

 首輪のように着用するタイプの虫除けです。常時着用しておけるので、虫除けのし忘れや、緊急時でも安心です。さまざまな種類がありますので使いやすいタイプを探すことができます。

  • 商品名:YRCOLORY 天然ノミ取りシリコン首輪
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犬用の虫除けスプレーの作り方

スプレーボトル

アロマオイルを使用した虫除けスプレーは、自作することも可能です。

用意するのは、虫除け効果のあるアロマオイルと精製水、無水エタノールだけです。スプレー容器に精製水と無水エタノール、アロマオイルを入れてよく振って完成。2週間ほど使えるので、お出かけの際に活用してみてください。

犬によってはアレルギーとなる可能性もありますので、パッチテストで確認してから使用するようにしてくださいね。

また一般的に皮膚や被毛につけることを想定してますので、目や耳、鼻などに入ってしまうと大変危険です。使用する際は、顔にかからないように細心の注意を払ってください。

 <用意するもの> 

  • 虫除けになるアロマオイル 3~10滴 ※1
  • 精製水 90ml
  • 無水エタノール 10ml
  • 100mlのスプレー容器 1本

 ※1:虫除けに効果のあるアロマオイルは以下を参考にしてみてください。 

  • シトロネラ
  • ユーカリ
  • レモングラス
  • ゼラニウム
  • ひば油

虫除けスプレーを使用するときの注意点

虫除けスプレーを愛犬に使用する場合には、犬の目や鼻、口などにかからないように注意しましょう。身体にスプレーを噴霧するときには愛犬の顔を手で覆ってあげるようにしてください。一箇所にまとまってかからないよう、身体の上に向けて噴霧するのがコツです。

顔回りにも使いたいという場合には、1度飼い主さんの手に向かって噴霧してから優しく触れるようにすると、粘膜部分にかかる心配が少なくなります。

基本的には被毛・皮膚につけるものなので、万が一目や鼻についた、舐めてしまったという場合には念のためかかりつけ医に相談するようにしてください。

夏は虫除け対策をしっかりしてお出かけを楽しもう!

犬
Peggychoucair

気温が高くなってきたら虫除け対策は必須です。最近では様々な犬用の虫除けグッズが販売されているので、用途に合わせて選んでみてください。また、虫除けスプレーは自宅でも簡単に作ることができるので、手作りしてみるのも良いでしょう。

日々のお散歩はもちろん、キャンプや川遊びなどのレジャーやイベントが増える夏は虫も活発になりやすいです。虫除け対策をしっかりして、愛犬との夏をたっぷりと楽しんでくださいね。

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この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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