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犬に馬肉を与えても大丈夫?与え方の注意点や栄養について

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人にとっては好き嫌いが分かれやすい馬肉ですが、犬は馬肉を食べてもいいのでしょうか?意外と知らない馬肉の優れた栄養成分やその効能、犬に与えるときの調理法と注意点などを詳しくご紹介します。

犬に馬肉を与えても大丈夫?与え方の注意点や栄養について
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目次

  1. 犬に馬肉はOK!馬肉は犬にとって健康的な食材
  2. 犬に馬肉を与えるときの注意点
  3. 犬の健康にいい馬肉の栄養成分
  4. 馬肉は犬にもぴったりなヘルシーミート!

犬に馬肉はOK!馬肉は犬にとって健康的な食材

馬肉
jetalone

結論から言いますと、馬肉は犬に食べさせても大丈夫な食材です。

高たんぱく低カロリーなヘルシーミートである馬肉は、むしろ積極的に犬に食べさせたい食材のひとつではないでしょうか。毎日のフードにトッピングをしたり、おやつの代わりに馬肉を食べさせることで色々な効能が期待できます。

犬に馬肉を与えるときの注意点

犬 食事
eminens

生食用の馬肉は犬も生で食べて大丈夫

生肉には、消化吸収を手助けしたり身体の代謝に働きかける「酵素」が豊富に含まれており、馬肉を生で与えたいと考える方も多いでしょう。肉類の生食には不安がつきものですが、きちんと処理された馬肉であれば犬も生で食べても大丈夫です。

「加熱用」の馬肉はきちんと指示に従って

馬肉は牛や豚と比べて食中毒を引き起こす大腸菌が検出されにくく、寄生虫も少ないとされています。馬肉に潜んでいる寄生虫で犬にとって注意すべきなのはサルコシスティスです。この寄生虫はマイナス20℃で48時間以上冷凍処理することで死滅でき、一般的な冷蔵庫の冷凍室が約マイナス20℃〜マイナス18℃なので、家庭で冷凍処理が可能です。ただし「加熱用」として販売されている馬肉はきちんと指示に従って加熱調理してから与えてください。

馬肉にもアレルギーってある?

馬肉は摂取することでアレルギー症状の緩和や改善が期待できるとされています。しかし馬肉アレルギーを発症しないと言い切ることはできません。下痢や嘔吐、食欲不振など少しでも犬の体調に不安な様子があれば動物病院で診察してもらいましょう。

犬の健康にいい馬肉の栄養成分

馬肉
雷太

馬肉は豚、牛、鶏と比べて「高たんぱく・低脂肪・低カロリー」で人にも犬にも嬉しいヘルシーミートです。

特に鉄分やカルシウムといった栄養素は他の肉類よりも2〜3倍多く含まれており、少量の馬肉で犬にとって必要な鉄分やカルシウムを補うこともできます。

馬肉に含まれる栄養成分が、犬にとってどんな良い効能を発揮してくれるのかしっかり理解して、必要な量の馬肉を適切に与えましょう。

犬の健康に必要不可欠な「たんぱく質」が良質

たんぱく質を構成している約20種類のアミノ酸のうち、体内での合成できず食事で補う必要がある9種類を必須アミノ酸といいます。この必須アミノ酸がバランス良く含まれているものがとても望ましく、まさに馬肉は「良質な高たんぱく質」といえます。

 

たんぱく質は犬の皮膚や被毛の健康を維持してくれたり、筋肉の成長に深く関わっています。メインフードの栄養成分を確認しながら、馬肉で良質なたんぱく質を補いましょう。

馬肉は「脂肪分」が少ない

高たんぱくで更に色々な栄養がある馬肉ですが、心配になるのは脂肪分ではないでしょうか。実は馬肉は、肉類のなかで低カロリーの代表である鶏むね肉(皮なし)とほとんどかわらない低脂肪なのです。

 

馬肉といえば赤肉ですが、部位によっては脂肪分が多いこともあります。犬に与える前にはどこの部位なのかを確認しましょう。間違えて脂肪分の多い部位を与えてしまっては逆効果です。

血液をサラサラにしてくれる「不飽和脂肪酸」が多い

馬肉の脂質は酸化しにくい不飽和脂肪酸が多く、血液をサラサラにしたり血管を強く維持したりと良い効能が期待できます。

 

牛肉の2倍の「鉄分」、豚肉の3倍の「カルシウム」

馬肉には鉄分が牛肉の2倍、カルシウムは豚肉の3倍近く含まれています。骨や歯を丈夫にし、健康維持してくれるカルシウム。血液や身体に必要なエネルギーを作ってくれる鉄分。どちらも必要な栄養ですので、意識して摂取させましょう。

 

ところが鉄分もカルシウムもたくさん摂ればよいというわけではありません。鉄分の過剰摂取は下痢や嘔吐を招いたり、カルシウムの過剰摂取は骨の異常発達や骨折を多発させたりする可能性があります。与えすぎには十分注意をしましょう。

馬肉は犬にもぴったりなヘルシーミート!

犬 肉を食べている
Tambako the Jaguar

高たんぱく・低脂肪・低カロリーの三拍子が揃った馬肉は犬にも人にも良い効能をもたらしてくれます。正しい調理法を知ったうえで、美味しく食べて健康な身体作りに役立ててください。

 

※参考文献

厚生労働省 e ヘルスネット

食品栄養成分表2015年版

食品安全委員会ホームページ

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nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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