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犬の年齢は人間では何歳?平均寿命や健康管理に外せないポイント

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犬を飼っていると「人間だと何歳になるのだろう?」と疑問に思うことがありませんか?

この記事では、愛犬の年齢を人間に換算する方法や老化を遅らせるためにできることをお伝えします。

犬用の特別療法食についても解説するので、シニア犬になっても愛犬に元気でいてもらいたいと願う飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。

犬の年齢は人間では何歳?平均寿命や健康管理に外せないポイント
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目次

  1. 犬の歳のとり方
  2. 犬の年齢を人間の年齢に換算すると何歳?
  3. 犬の年齢とライフステージ
  4. 犬の平均寿命は体の大きさで変わる
  5. 犬の健康管理に外せないポイント
  6. まとめ

犬の歳のとり方

犬の歳のとり方

犬は人間よりも早く歳をとるといわれています。

子犬として迎えた愛犬も、あっという間に人間の年齢を追い越しシニア犬になっていきます。

ここでは、犬の成長スピードをみていきます。

犬は人間よりも老化が早い

犬の成長は人間に比べてスピードが早く、短期間で老化するのが特徴です。

成長のスピードは犬種によって異なり、成犬になってからは、大型犬は1年間で人間の7歳分、小型犬は1年間で人間の4歳分の歳をとるといわれています。

しかし最近は、愛犬の健康を考えて飼育する人が増えたので、どの犬種も平均寿命より長生きする傾向があります。

それでも寿命は15~20年とされ、人間の寿命よりもはるかに短いです。

大型犬の歳のとり方

大型犬は生後1年で人間の12歳分、2年で19歳分の成長をするといわれています。

それ以降は1年で7歳分の歳をとるとされています。

つまり、5歳の犬は人間の40歳くらいに相当します。

この時期から老化がはじまり、シニア犬らしさが目立ちはじめるでしょう。

大型犬の平均寿命は10~13歳で、一般的に小型犬よりも短命です。

中型犬・小型犬の歳のとり方

中型犬・小型犬は生後1年で人間の15歳分、2年で24歳分の成長をするといわれています。

それ以降は1年で4歳分の歳をとるとされています。

つまり、7歳の犬は人間の40歳くらいに相当します。

中型犬・小型犬の老化は7歳頃からはじまり、大型犬よりもゆっくりと歳をとります。

中型犬・小型犬の平均寿命は12~16歳で、大型犬よりも長生きするとされています。

犬の年齢を人間の年齢に換算すると何歳?

犬の年齢換算

犬の年齢を人間の年齢に換算する方法はいくつかあります。

どの換算方法が正しいということはありません。

あくまでも目安として参考にしましょう。

体の大きさで年齢換算が変化

犬の成長スピードは犬種によって異なります。

犬種は大きさ別に、大型・中型・小型犬に分けることができます。

同じ10歳の犬でも、中型犬・小型犬は56歳、大型犬は75歳に換算され、体の大きさで年齢変換が変わります。

大型犬の年齢換算

大型犬の成長を人間の年齢に換算すると、生後1年で12歳に相当するといわれています。

成犬になってからの成長スピードは早く、2年目以降は毎年7歳ずつ歳をとると換算するのが一般的です。

中型犬・小型犬の年齢換算

中型犬・小型犬の成長を人間の年齢に換算すると、生後1年で15歳に相当するといわれています。

成犬になるまでの成長スピードが早く、成犬から老化のスピードはゆっくり進んでいきます。

生後2年目以降は毎年4歳ずつ歳をとると換算するのが一般的です。

サイズ別の犬と人間の年齢換算表

犬の年齢を人間の年齢に換算できる換算表を紹介します。

犬種や飼育環境によっても個体差があるので、あくまでも目安としてご覧ください。

 大型犬

 人間 

中型犬

小型犬

 人間 

 1歳

 12歳

 1歳

 15歳

 2歳

 19歳

 2歳

 24歳

 3歳

 26歳

 3歳

 28歳

 4歳

 33歳

 4歳

 32歳

 5歳

 40歳

 5歳

 36歳

 6歳

 47歳

 6歳

 40歳

 7歳

 54歳

 7歳

 44歳

 8歳

 61歳

 8歳

 48歳

 9歳

 68歳

 9歳

 52歳

 10歳

 75歳

 10歳

 56歳

 11歳

 82歳

 11歳

 60歳

 12歳

 89歳

 12歳

 64歳

 13歳

 96歳

 13歳

 68歳

 14歳

 103歳

 14歳

 72歳

 15歳

 110歳

 15歳

 76歳

 16歳

 117歳

 16歳

 80歳

 17歳

 124歳

 17歳

 84歳

参照:環境省「捨てず 増やさず 飼うなら一生」

犬の年齢とライフステージ

犬のライフステージ

犬は人間よりも早く成長します。

寿命は長くても20年といわれ、その間に成長し、老化していきます。

この成長段階を「ライフステージ」と呼び、愛犬に対してどのようなお世話をすればいいかの目安になります。

ここでは、犬のライフステージについてお伝えします。

ライフステージとは

ライフステージとは、誕生からの一生を成長段階によっていくつかに区分したものです。

ここでは成長期、成犬期、シニア期の3つに分けて説明します。

ライフステージが変化すると、犬の運動量や必要な栄養素が変わります。

そのため、愛犬の体調管理を行うために、各ステージで気をつけるポイントを知っておくとよいでしょう。

成長期

成長期は、誕生から1歳くらいまでとされます。

歯が生え変わり、筋肉が発達し急速に成長します。

社会性を身につけるために、しつけをおこなうのに適した時期でもあります。

体力が有り余っていると落ち着くことができず、問題行動をとってしまう場合もありますので、散歩や運動でストレスを発散させてあげることが大切です。

成長期は、愛犬のからだをつくる期間ともいえます。

成長期の食事や運動習慣が成犬期以降の健康に影響を与えるので、適量の食事や適度な運動を心掛けましょう

成犬期

成犬期は1~7歳までとされています。

体が成犬サイズになり、精神的な落ち着きも出てきます。

多くの犬にとって、健康状態が安定している期間です。

しかし、健康状態が安定しているからといって食事やおやつを与え過ぎると、肥満になる可能性があります。

もしも体重が気になる場合は、食事や運動量の見直しが必要です。

成犬期は愛犬の健康を維持する期間ともいえます。

シニア期に向けて、体重だけでなく健康観察も慎重に行いましょう。

シニア期

シニア期は7歳前後からはじまるとされています。

見た目に老化のサインがあらわれるだけでなく、体力が落ちたり、免疫力も落ち始めたりする犬が増えてきます。

運動量が減り、食が細くなったり、消化力が衰えたりするので、食事のコントロールが必要です。

シニア犬用のフードに切り替えるタイミングでもあります。

シニア期の愛犬は、老化にともない健康が不安定になりますので、少しでも老化のスピードを遅らせられるよう、食事や健康に関して今まで以上の配慮が必要です。

犬の平均寿命は体の大きさで変わる

犬の平均寿命

 犬の平均寿命は以下の通りです。 

  • 大型犬の平均寿命…9~13歳くらい
  • 中型犬の平均寿命…10~14歳くらい
  • 小型犬の平均寿命…13~15歳くらい

個体差があるので同じ犬種でも寿命は異なりますが、大型犬は、中型・小型犬に比べると老化が早く、寿命が短い傾向があります。

また、去勢や避妊手術を行った犬の方が長生きする傾向もあります。

理由は、去勢や避妊手術を行うことで生殖器に関係する病気にかかりにくくなるからです。

平均寿命を参考にすると、愛犬がシニア期に入るタイミングを見逃さなくなりますので、早めに老化のサインを察知して適切なケアを行えるでしょう。

犬の健康管理に外せないポイント

犬の健康管理

人間に比べて老化のスピードが早い愛犬の健康管理には、5つの外せないポイントがあります。

①ライフステージ別のケアを知る

愛犬の健康を願うなら、ライフステージに合わせたケアをおすすめします。

年齢や大きさは目安と考えて、不安がある場合は獣医師に相談しましょう。

成長期

愛犬がより長く健康でいるための土台となる期間です。

体をつくるだけでなく、社会性を身につけるための「しつけ」も重要です。

信頼できる動物病院を探し、歯みがきや爪切りの方法を指導してもらうのもよいでしょう。

去勢や避妊手術をおこなう場合は、太りやすくなる術後の体重管理に注意が必要です。

成犬期

健康状態も精神状態も安定していることが多い期間です。

ワクチンや寄生虫対策に加え、口内環境に配慮が必要です。

定期的に歯石を除去したり、歯磨きの指導を受けたりすることがおすすめです。

また、シニア期に向けて口内ケアだけでなく、体重や体調の管理を注意深く行う必要があります。

シニア期のケア

老化のスピードに差が出る期間です。

動物病院で定期健診を受け、疾患を早めに発見することが老化の進行を遅らせます。

運動量や食事の量が低下してきたら、フードを見直すタイミングです。

シニア犬用の食事に切り替え、肥満防止を心がけてください。

犬によっては、歩行や排せつの補助や認知機能の低下による介護が必要になる場合もあります。

②定期的な健康診断

人間と同じように、愛犬にも定期的に健康診断を受けさせることをおすすめします。

なぜなら、症状が悪化する前に病気を発見することが大切だからです。

健康診断のメニューは、愛犬のライフステージや健康状態にあわせて選びましょう。

シニア犬の場合、健康診断が負担にならないように短時間で検査が終わるよう配慮してあげてください。

健診で愛犬の状態を記録しておくと、わずかな変化に気づけるので安心です。

成犬になってからは、見た目にはわからない老化現象もあるので定期的な健康診断を心がけましょう。

定期健診は、1年に1回~2回のペースが一般的ですが、獣医師に相談して愛犬に適したペースで行いましょう。

③年齢に応じてフードを変える

犬はライフステージによって必要とする栄養が変わります。

愛犬の健康を守るためには、成長にあわせてフードを変えることが重要です。

成長期のフード

成長期は体をつくる時期なので、成犬よりも栄養を必要とします。

そのため子犬用のフードは、カロリーが高めになっていたり、回数が多く設定されていたりします。

ただしまだ消化器官が未熟なので、一度に大量に食べさせず、小分けにして食べさせましょう。

成犬期のフード

成犬用のフードを用意します。

子犬用のフードは成犬にはカロリーが高すぎるので肥満の原因です。

成犬になったら、健康維持を目的とした食事を選びましょう。

食べすぎると肥満になり、糖尿病や関節炎になりやすくなってしまいます。

シニア期のフード

シニア犬用のフードを用意します。

シニア犬は、成犬に比べて代謝や消化力が落ち、老化で食が細くなったり、歯がなくなったりして栄養不足に陥りがちです。

そのため、必要な栄養素を効率よく摂取できるフードが必要不可欠です。

④スキンシップを増やして愛犬の変化に敏感になる

愛犬の老化は目に見えない部分でも進みます。

定期健診を受けるだけでなく、日ごろからスキンシップをとることで気づける変化もあります。

 【スキンシップ中に感じる老化のサイン】

  • 皮膚の表面が固くなってきた
  • 筋肉が落ちてきた
  • 骨に触れるようになった
  • 抜け毛が増えてきた
  • 飼い主の指を目で追えなくなった
  • 名前を呼んでも反応しないことがある

愛犬に愛情を伝えるためだけでなく、老化の進行を感じるためにもスキンシップは重要だといえます。

⑤健康状態に応じて特別療法食を与える

犬用の食事の中には「特別療法食」と呼ばれるものあります。

これは、愛犬が特定の疾患や健康状態に問題がある場合に用意するフードです。

特別療法食は、獣医師の判断と指導をもとに与える必要があるので、市販で売られているものを独断で与えるのは控えましょう。

また、愛犬の状態に応じて用意される特別療法食は、経過観察をしながら調整する必要があるので、定期的に動物病院を受診する必要があります。

まとめ

愛犬の年齢は、人間に換算すると老化が早いことが伝わったかと思います。

犬のライフステージに合わせたケアをすることで、シニア期になってからの老化のスピードを遅らせられます。

犬用の食事には特別療法食もあるので、獣医師のサポートを受けながら愛犬の健康管理に努めてください。

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おもち

この記事のライター

おもち

パグ沼にはまり愛犬への想いがとまらないフリーライター。はじめて犬を飼う方にも分かりやすく役に立つ記事をお届けできたらと思います。

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