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【獣医師監修】犬の妊娠・出産について|出産にかかる時間や頭数、出産後のことなどをまとめて解説します

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「犬は安産」とよく言われますが、出産は犬にとっても飼い主さんにとっても一大事です。そして、どのような出産にもリスクはあります。飼い主さんは準備を万端にして、愛犬の出産に臨みましょう。ここでは、犬の出産までの準備や出産時、出産後に気を付けるべきことをご紹介します。

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目次

  1. 犬が出産するまでに必要な準備は?
  2. 出産する場所やかかる時間について
  3. 犬の出産後のあれこれ
  4. 出産は準備を万全にしておきましょう

犬が出産するまでに必要な準備は?

犬 親子

犬の出産適齢期や妊娠期間、家庭でできる準備など、出産までのことについてご紹介します。

出産適齢期

人間と同じように、犬も高齢出産になるとリスクが高くなります。おおむね5歳頃までが出産適齢期と言われています。

妊娠期間

犬の妊娠期間はおよそ63日で、実際には1週間くらいは前後します。犬種や身体の大きさによる違いはありません。

出産に向けて家庭でできる準備

自宅出産の場合は、犬が安心して出産できる場所を確保し、産箱を用意します。生まれた子犬が外に出ないよう、ある程度高さのある箱を選びましょう。 出産には少なからずリスクが伴います。愛犬に何らかの異常が見られた場合に備えて、いつでも動物病院に連絡できるように備えておきましょう。出産前の検診で、おおよその予定時期をかかりつけの獣医師と共有しておくと安心ですね。夜間対応の救急病院もチェックしておきましょう。

出産する場所やかかる時間について

犬

犬の出産場所や出産にかかる時間など、犬が出産するときのことについてご紹介します。

どこで出産させる?

自宅出産の場合は、室内の静かで清潔な場所を選びましょう。飼い主さんの姿が見えた方が安心する子もいれば、人間の視線に神経質になる子もいます。安心して過ごせるよう、その子に合った環境を用意してあげましょう。

犬の出産にかかる費用

自然分娩による自宅出産であれば、基本的に費用はかかりません。体温計や産箱を用意しても、数千円程度でしょう。獣医師に協力してもらい分娩する場合、陣痛促進剤などに数万円程度かかります。 予定日を過ぎても産まれないなど、難産で自身の力だけで出産することが困難な場合には帝王切開の手術が必要になり、5〜10万円くらいかかります。

出産の兆候~出産が始まるまで

食欲が低下したり、そわそわしながら産箱の敷物を掘り返すような様子が見られたら出産は間近です。体温が37℃くらいまで低下すると、およそ8〜10時間後に出産が始まると言われています。

出産にかかる時間

陣痛が始まり、赤ちゃんが産道へ降り始めると通常30分以内に産まれます。その後、まだお腹に赤ちゃんがいる場合には再度陣痛が始まりますが、20〜30分くらい力んでいても第二子を出産しない場合には難産になっている可能性があります。

生まれてくる頭数

3〜5頭くらい産まれることが多いようですが、実際には1頭しか産まれなかったり、10頭以上産まれるケースもあります。出産頭数に影響を与える要素には、両親犬(特に母犬)の年齢や身体のサイズが関係していると言われています。また、もともと多産の犬種もあります。事前に動物病院で出産前の検診を受けて、何頭の子犬がお腹の中にいるのか、レントゲン検査やエコー検査で確認しておくと良いでしょう。

犬の出産後のあれこれ

犬 親子

犬の出産後のシャンプーを始める時期や、食事などの健康管理についてご紹介します。

食事や健康管理で気をつけること

出産後の母犬のエネルギー要求量は非常に高くなり、妊娠前の3〜8倍にもなります。出産後の母犬はカロリーの高い授乳期用や子犬用のフードを与えてもよいでしょう。母乳として多くの水分が消費されるので、お水はいつでも飲めるようにします。

出産後の母犬の体調は不安定になりやすく、まれに低カルシウム血症や乳腺炎などの病気にかかることもあります。食欲が戻らない、下痢、嘔吐、痙攣などの症状があれば動物病院を受診しましょう。

シャンプーを再開していい時期

出産後の母犬は非常に体力を消耗している上に、本能的に子犬を守ろうと神経質になっているので、なるべくゆっくり休ませてあげたいものです。2〜3日は様子を見て、食欲が戻り、体力も回復して妊娠前と変わらない様子であればシャンプーの再開を検討しても良いでしょう。汚れが気になる場合は、固く絞ったタオルなどで拭いてあげましょう。

出産は準備を万全にしておきましょう

犬 親子

犬の出産は、母犬にとっても生まれてくる子犬にとっても命がけです。トラブルが起きたときにもすぐに対処できるよう、飼い主さんは出産の準備を万全にしましょう。自宅での対処が困難な場合も考えられるので、事前にさまざまなケースを想定して、心配な点は動物病院に相談しておきましょう。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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