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噛み癖がつかないようにするために|子犬が甘噛みする理由と対処方法

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子犬であれば噛まれても痛くないので、そのままにしてしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか?しかし、子犬はあっという間に成犬になります。そうすると力も強くなっているので、犬は甘噛みのつもりで噛んでいても痛い思いをするのは飼い主さんです。また、じゃれているつもりで他の犬や人を怪我させてしまうというトラブルも起こりかねません。そうならないように、子犬のうちからしっかりしつけることが大切です。子犬が甘噛みをする理由を知って、噛み癖がつかないように対処しましょう。

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目次

  1. 子犬が甘噛みする理由ってなに?
  2. 甘噛みをやめさせるためにできること
  3. 噛み癖をつけないためのしつけ方
  4. 甘噛みはしっかり対策しよう

子犬が甘噛みする理由ってなに?

子犬 甘噛み

犬には本能的に噛みたいという欲求が備わっているので、しつけなければどんな犬であっても噛みます。その中でも甘噛みは子犬期特有のものと考えられていますが、なぜ甘噛みをするのでしょうか?

歯がムズムズする

歯が生え始める時期や、乳歯から永久歯に生え変わる時期は痒みや口の中に違和感を感じるため、手や家具などを噛んで解消しようとします。

家電の配線や靴下、テーブルの脚など、取り敢えず噛もうとするので、噛まれたくないものや噛んだら危ないものは離しておくか、子犬が噛めないように対策しましょう。

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甘えている

月齢の幼い子犬に多く見られるのが、飼い主さんに甘えているつもりで甘噛みをするケースです。噛むことが楽しい時期なので、放っておくと噛み癖がついてしまうことがあります。

また、噛まれたことに対してリアクションをしてしまうと、「噛んだら飼い主さんが構ってくれる」と認識してしまい、構ってほしいときに甘噛みを繰り返すようになります。

遊んでいる

犬同士がじゃれているときに噛みあっているのを見たことがある人は多いのではないでしょうか。犬は遊びの一環として噛むことがありますが、飼い主さんが子犬と遊ぶ時に指を噛ませてしまうと、甘噛みの癖がついてしまうことがあります。

手をおもちゃだと思っている

前述したように、手を使って子犬と遊んでしまっている場合、人間の手をおもちゃだと認識している可能性があります。そのため、遊びたいときに甘噛みするようになるのです。そのままにしておくと甘噛みが悪化します。 

好奇心から噛んでいる

子犬は好奇心旺盛で、気になったものは取り敢えず噛んで感触を確かめてみようと思っています。そのため、子犬の目の前で指を動かしたり手のひらをヒラヒラさせてしまったりするとおもちゃだと思って噛んでしまうこともあります。

ストレス

運動不足や飼い主さんとのコミュニケーション不足など、さまざまなストレスが原因となってものを噛むこともあります。あまりにも長い間ストレスに晒されると、常同障害などを引き起こしてしまうので注意が必要です。

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また、退屈しているときにも飼い主さんの手や家具などを噛むことがあります。噛んでほしくないものを噛むことで飼い主さんの気を引くことができると学習している子は、あえて家具を噛むケースもあります。

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甘噛みと本気噛みの違いって?

犬は弱い力で噛む場合と、強い力で噛む場合があります。じゃれているときや構ってほしいときなど、力を加減して噛んでいるときは甘噛みということになりますが、遊びに夢中になってしまったり、興奮しているときには強く噛んでしまうことも珍しくありません。

痛くないからと言って甘噛みをそのままにしておくと危険なのは、犬は加減しているつもりでも、うっかり強く噛んでしまい、飼い主さんや第三者を怪我させてしまう可能性があるからなのです。

甘噛みをやめさせるためにできること

子犬

犬が噛むことは自然なことなので、やめさせようとするとストレスになってしまいます。噛む対象を手や指ではなくおもちゃに変えてあげましょう。「噛んでもいいもの」と「噛んではいけないもの」の区別ができるように教えてあげることが大切です。

大前提は手を噛ませないこと!

小さい子犬がじゃれてくる姿は可愛いですよね。甘噛みされても痛くないので、手や指で構ってあげる飼い主さんは多いと思います。しかし、そうすることで、「手=噛んでもいいもの」と教えていることになり、乳歯から永久歯に生え変わった後でも飼い主さんの手をおもちゃだと思ってガジガジ噛んでしまいます。

そのため、子犬のうちから手や指を噛ませないことを徹底しましょう。「おもちゃを使って遊ぶようにする」、「手を噛まれたら遊びを中断する」、「子犬が噛みそうな位置に手を置かない」ことを徹底するだけで、噛み癖がつきにくくなります。

手や指を見るとどうしても噛んでしまうという場合、飼い主さんの手が子犬の目にはとても魅力的なおもちゃに映っているのかもしれません。噛んでもいい丈夫なおもちゃを用意して手から興味を逸らすようにしましょう。

たくさん遊ぶ

十分に遊んで体力を消耗させておくのもおすすめです。特に運動欲求の高い犬種は退屈でものを噛むことがあるので、たっぷり遊んでエネルギーを発散させてあげましょう。

ただし、噛まれてから遊んであげるようにしてしまうと、遊んでほしいときに噛むようになるので注意が必要です。

社会化をしっかり行おう

本来であれば子犬は歯の生え変わる社会化期を母犬や兄弟犬たちと過ごし、じゃれ合う中で、どれくらいの強さで噛んだら相手は痛みを感じるのかを学び、時には母犬に叱られ、思いっきり噛むことはいけないことだと認識できるようになります。しかし、幼い月齢で家族と引き離された子犬は力加減を知らないまま人間のもとへやってくるので、飼い主さんが人の手は噛んではいけないものだとしっかり教えてあげなければいけません

子犬のうちに噛み癖がついてしまうと、成犬になっても続いてしまいますし、力も強くなっているのでトラブルの原因にもなりかねません。

特に警戒心の強い犬種や臆病な性格をしている子は、将来的に自分の身を守るために吠えたり噛んだりする子になってしまいます。そのため、子犬期の好奇心の強い時期にいろいろな経験を積ませてあげることが、愛犬が人間社会で快適に生きていくためにはとても重要です。

生活環境を整える

お気に入りの家具や、口に入れたら危険なものを噛まれないようにするためにも、動かせるものは子犬の行動範囲外に移動するか、噛むと苦い味のするスプレーをあらかじめ吹きかけておくなどの対策をしておきましょう。

移動できないものであれば、子犬が行動できる範囲をあらかじめ限定しておくことをおすすめします。犬は本能的に動くものを追いかけやすいので、ヒラヒラしているものや好奇心を刺激しそうなものははじめから避けておくことも対策になります。

噛み癖をつけないためのしつけ方

子犬 噛み癖

成犬になってからもしつけは可能ですが、子犬のころと比べて時間がかかります。そのため、できるだけ子犬のうちにしつけておくことが望ましいです。

もし、遊んでいるときに噛まれたら、「痛い!」や「ダメ」などの短い言葉でやってはいけないことだと伝えましょう。そのとき、声のトーンを落として伝えるのがポイントです。高い声だと遊んでくれていると勘違いして犬が興奮してしまうこともあるので注意してください。

それでも噛んでくるようであれば遊びをやめて無視したり、部屋から出るようにします。これを繰り返すことで、「手を噛んではいけない」、「噛むと遊びが終わってしまう」、「飼い主さんに構ってもらえなくなる」と認識するようになります。

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噛まれたときにやってはいけないこと

犬が吠えたり噛んだりするのは本能です。そのため、すぐには直らなくても根気よくしつけましょう。噛むのをやめないからと言ってマズルを押さえつけたり、大きな声で叱ったりするのは絶対にやめてください。しつけどころか犬との信頼関係を損ねてしまいます。

また、大きくリアクションをすると構ってもらえたと勘違いしてしまい、甘噛みが悪化する可能性があるので注意しましょう。

甘噛みはしっかり対策しよう

子犬 噛み癖

誰かが怪我をしないためにも、愛犬が快適に生活するためにも、手を噛むという行為は早い段階でやめさせる必要があります。

噛み癖がついてからしつけるのは根気がいるので、手やものを噛めない環境を作るのがおすすめです。家族でしつける場合には、全員が一貫性のある態度で接するようにしてくださいね。

一方で、「これまではそんなことなかったのに、触ろうとしたら噛んだ」という場合には、どこか具合が悪いのかもしれません。病気や怪我の痛みから攻撃性が増してしまうこともあるため、いつもと違うと思ったら獣医師に相談しましょう。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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