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老犬の介護、何が必要?シニア期の暮らしをサポートするグッズをご紹介

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犬も年齢を重ねてシニア期になってくると、歩くことが難しくなったり、一人でご飯を食べることができなくなったりと日常生活のあらゆる場面で支障をきたすことがあります。

そんな時に役に立つのが愛犬の暮らしをサポートする介護グッズです。最近では、ラインナップも豊富なので、症状によって上手に使い分けることができますね。今回は、老犬の介護・暮らしに役立つサポートグッズを厳選してご紹介します。

老犬の介護、何が必要?シニア期の暮らしをサポートするグッズをご紹介

目次

  1. シニア期の愛犬には工夫した環境づくりを
  2. 老犬の介護に役立つサポートグッズ
  3. 愛犬に快適に過ごしてもらうためにサポートグッズを活用しよう

シニア期の愛犬には工夫した環境づくりを

老犬
winterseitler

 元気で若かった犬も7〜8歳を過ぎる頃から、寝ている時間が増えたり、散歩を嫌がったりと生活のあらゆる場面で加齢による症状が見えてきます。また、若い頃は病気ひとつしたことのなかった犬でも、歳を重ねるごとに病気を発症するリスクも増えてきます。

そして、或る日突然、その日が訪れます。昨日まで元気に歩いていたのに、朝起きたら立つことが出来ない、そんな「突然」の出来事に慌てないように、早いうちから老犬と暮らすための工夫について知っておくことが飼い主には求められます。

愛犬の体調の変化に気が付くことが大切

 老犬になると体のあちこちに不具合が出てきます。まず一般的な老化の兆候として見られるのは、筋力の低下や関節の痛みなどから歩きたがらなくなる、視力の低下から聴力の衰えから家具などや物にぶつかるようになる、聴力の衰えから呼んでも反応しなくなる、歯の痛みからご飯を食べたがらなくなることです。

大切なのは、そんな体調の変化に気がついてあげること。そして、少しでも暮らしやすいように工夫をしてあげることも飼い主の役目と言えます。

老犬の介護に役立つサポートグッズ

老犬
RitaE

 犬は、7〜8歳からシニア期と呼ばれ、徐々に体のさまざまな機能が衰え始めます。「うちの子はまだまだ元気だから大丈夫!」そう思っていても、ある日突然その日はやってくるのです。

筆者も、そんな「ある日」を経験した一人です。そして、さまざまなサポートグッズを活用して、少しでも愛犬が快適に暮らせる工夫をしました。そこで経験をもとに、どんなグッズがどのようなシーンで役に立つのか、シーン別にオススメのサポートグッズをご紹介します。

老犬でも美味しく食べられるためのグッズ

 老犬がご飯を食べることができない理由は、加齢による筋力の低下から今までと同じようにご飯を食べる体勢がとれなくなった、寝たきりになってしまい起き上がることができなくなった、口腔内のトラブルで食べられなくなってしまうなどさまざまです。どんな理由であるにせよ、ご飯を食べることができないということは、犬にとっても寂しいもの。

そこで、活用したいのが食事をサポートするグッズです。老犬に美味しくご飯を食べてもらうための工夫をしてあげましょう。

1.手で持ちやすい食器でサポート

 寝たきりの時や食事の姿勢が維持できない時に役に立つのが持ち手付きの食器です。片手でしっかり食器を支えることができるので、もう一方の手で頭やあごを支えることができるため、筆者もこの食器を愛用していました。

今まで使っていた食器に比べると小さいように感じますが、ご飯を少しずつ与えたり、水分を与える時にはちょうど良い大きさです。

商品情報

  • 商品名:ペティオ (Petio) /ずっとね 持ち手付食器 小型犬用 小
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2.スプーンは人間の赤ちゃん用を活用

 硬いものが上手に食べられない時や、自分の下でうまくすくえない時には、スプーンを活用しましょう。おすすめは、赤ちゃん用のシリコンタイプのスプーンです。口当たりが柔らかく、噛んでしまっても歯が欠けることもありません。また、缶詰やビン入りのフードを最後まできれいにすくえるところも魅力です。

商品情報

  • 商品名:岡部洋食器/口あたりやさしいスプーン
Amazon商品ページはこちら

寝ている時間が長くなった時に役立つサポートグッズ

 7歳を過ぎると平均18〜19時間もの間、犬たちは寝ているようになります。つまり、1日のうち8割は寝ていることになるのです。長時間同じ姿勢で寝ていると、血行不良となり、血液なら十分な栄養や酸素を取り入れることができなくなってしまいます。その結果、皮膚の一部が壊死して床ずれが起きやすくなります。

特に床ずれが良くできる場所として、膝、肘、骨盤などが挙げられます。さらに床ずれを放置してしまうと細菌感染を引き起こし発熱や化膿します。重症化すると命に関わることさえあります。床ずれ防止グッズを使用してと擦れ床ずれを起こさないようにすることが大切です。

3.床ずれ予防のグッズを上手に活用して

 床ずれは一度できてしまうとなかなか治りません。そのためには、床ずれができないように工夫をしてあげることがとても大切です。床ずれ防止ベッドに変えるのが大変な場合は、まずは、床ずれ防止のグッズを使ってみましょう。

床ずれ防止のグッズは、床ずれができやすいひじやひざ、くるぶしなどに直接当てて使います。パッドやサポーター、頭、腰、肩、足の付け根などに使用出来るドーナッツ型のクッションなど、各メーカーから様々な形状のグッズが販売されています。

商品情報

  • 商品名:ペティオ (Petio) /ずっとね 床ずれ予防サポーター 老犬介護用
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 商品情報 

  • 商品名:ペティオ (Petio) /ずっとね 床ずれ予防クッション ドーナツ型 老犬介護用
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愛犬に快適に過ごしてもらうためにサポートグッズを活用しよう

犬
Winsker

 老犬という言葉を聞くと、少し悲しい気持ちになりますが、歳を重ねた犬たちはとても穏やかで優しい表情を見せてくれます。そんな老犬に少しでも心地よくまたハッピーに過ごしてもらうために活用したいのがサポートグッズです。

今回は、最低限必要となるサポートグッズをご紹介しましたが、この他にも段差用のステップやスロープ、トイレ用品、ウエアなどさまざまなサポートグッズが販売されています。介護のレベルには個体差があるため、これに限るというものはありません。

是非、生活スタイルやその子の性格に見合ったものを選んで、辛くならない介護を目指してください。

komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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