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老犬の床ずれ予防方法|寝たきりの愛犬に辛い思いをさせないために飼い主としてできること

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老犬の介護をしている多くの方が最も気にかけているのが、いかに床ずれにさせないかという点ではないでしょうか。 老犬介護に関する情報を見ると、必ずと言っていいほど床ずれについて触れています。この記事では、なぜ老犬が床ずれにならないように気を配るべきなのか、床ずれはどのようなものなのかを紹介します。

老犬の床ずれ予防方法|寝たきりの愛犬に辛い思いをさせないために飼い主としてできること
話題/ 犬用ベッド徹底比較 犬用ベッドなんでも良いって思ってない?愛犬の寿命にもつながるベッドの選び方教えます。

目次

  1. 老犬がなりやすい「床ずれ」とは?
  2. 床ずれができやすい部位
  3. 老犬介護でできる床ずれを予防する方法
  4. 老犬が床ずれになってしまったら
  5. 老犬を介護するうえで床ずれ予防はとても重要

老犬がなりやすい「床ずれ」とは?

老犬
PicsbyFran

 床ずれは、正しくは褥瘡(じょくそう)と言います。 自分の力で体を自由に動かすことができない介護が必要な老犬は、常に同じ体勢で寝ていることになります。そうなると、床に接地している面は犬自身の体重に押され、どうしても血行が悪くなってしまい、その結果皮膚が壊死(えし)してしまうことがあります。これが床ずれです。

床ずれは悪化してしまうと皮膚に穴があき、骨が剥き出しになってしまうこともあります。また、そこまで症状が進んでしまうと、床ずれの箇所から感染症などに罹ってしまう場合もあります。

床ずれができやすい部位

老犬
medienluemmel

 床ずれは、肩・腰・足首など骨が出っ張っている箇所にできやすいとされています。 これは、老犬が横になっている時に出っ張っている箇所はより強く圧力がかかるためです。

また、筋肉の少ない犬や痩せ気味の犬も床ずれができやすいです。 さらに、一度床ずれを起こした箇所は、完治していたとしても再び床ずれになりやすいのでより注意が必要です。 

老犬介護でできる床ずれを予防する方法

老犬
Couleur
  1. 定期的に寝返りをさせる
  2. 床ずれ防止用のマットを使う
  3. マッサージを行う

1.定期的に寝返りをさせる

 介護が必要な老犬の床ずれを予防するには、2~3時間ごとに寝ている体勢を変えてあげる必要があります。

床ずれの原因が、同じ箇所に長時間圧力がかかることにありますので、これを防ぐために寝返りを打たせて向きを変えてあげるのです。

寝返りをさせる方法

 介護で寝返りをさせる時には、一度立たせる恰好にしてその後反対側を向かせます。この時に、仰向けにして寝返りをさせることは絶対にしないでください。仰向けの体勢は、老犬の内臓に大変負担がかかる体勢となります。

また、老犬の皮膚は大変デリケートですので、体を持ち上げる時には引きずるようなこともしないようにしましょう。

2.床ずれ防止用のマットを使う

 老犬介護において床ずれ防止は重要な課題です。ただ、2~3時間おきの寝返りが難しいご家庭も多くいます。 そこで、床ずれ防止の効果が期待できる、床ずれ防止用のマットを敷いてあげるのもおすすめです。

床ずれ防止用のマットは、圧力が分散されるタイプのマットになっていて寝返りを行う回数を軽減することができます。ただし、床ずれ防止用のマットを使用しているからといって、長時間同じ体勢でも床ずれができなくなるということではありませんのでご注意ください。 

老犬介護用 床ずれ防止用ベッド

 寝たきりになってしまった老犬の床ずれ予防に役立つベッドです。 寝返りをさせる時には、持ち手が補助として利用できて大変便利です。 

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3.マッサージを行う

 老犬の体を優しくマッサージすることで血行が促進され、床ずれ防止に繋がるとされています。 マッサージの際には強く押す必要はなく、優しく撫でるだけでも十分です。老犬とのスキンシップにもなりますので、介護をかねて短い時間でも構いませんから毎日実施してあげるのがおすすめです。 

老犬が床ずれになってしまったら

老犬
Schwoaze

 老犬介護でしっかりと予防をしていても何らかの理由で床ずれができてしまうこともあります。では床ずれになってしまったらどうしたらいいのでしょうか。

床ずれができてしまった場合の対応について見ていきましょう。

動物病院を受診する

 介護している老犬に床ずれができてしまった場合には、すぐに動物病院を受診するようにして、獣医師の処置と指示を仰ぐようにしましょう。

床ずれの治療には専門的な知識が必要なので、なるべく早く診察を受けるようにすることをおすすめします。

老犬に床ずれができたことを確認してもすぐに動物病院に行けないという場合には、患部を水道水で洗浄して清潔にするようにしましょう。洗浄は1日に1回から2回行うようにします。

床ずれは圧迫しないほうがいいので、周囲にガーゼを重ねて置いて包帯などで患部を覆うようにするといいでしょう。

老犬を介護するうえで床ずれ予防はとても重要

寝ている犬
mikefoster

 繰り返しになってしまいますが、老犬介護をしていく時には床ずれには常に気を配らなくてはいけません。 もちろん床ずれ以外にも大切なことはあるのですが、床ずれは一度できてしまうと治りが悪く、老犬も辛い思いをすることになってしまいますし、ケアをする飼い主さんにも大きな負担がかかってきます。

予防というのはどうしても甘く考えてしまいがちですが、床ずれができてしまった老犬の生活の質はぐっと下がってしまいますので、床ずれができる前に予防をしていくのがとても大切です。

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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