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マルチーズとプードルのミックス犬「マルプー」の特徴は?どこで会える?迎える際の注意点も

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マルチーズとプードルのミックス犬である「マルプー」という犬をご存知でしょうか?ミックス犬としての歴史は浅いですが、最近ではペットショップでも見かけるようになりました。人気が高い犬種同士のミックス犬なだけあり、ミックス犬の中でも特に人気があります。今回はそんなミックス犬のマルプーに焦点をあてて、マルプーの特徴や会える場所、また迎える際の注意点もご紹介します。

マルチーズとプードルのミックス犬「マルプー」の特徴は?どこで会える?迎える際の注意点も

目次

  1. はじめに|マルチーズとプードルについて
  2. マルプーってどんな特徴があるの?
  3. マルプーにはどこで会える?
  4. マルプーを飼う上での注意点
  5. マルプーは人気のあるミックス犬!

はじめに|マルチーズとプードルについて

トイプードルの子犬
トイプードルの子犬

マルチーズとトイプードルのミックス犬は「マルプー」、または「プーチーズ」と呼ばれています。マルプーの特徴をご紹介する前に、まずはマルチーズとトイプードルそれぞれの基本情報について見ていきましょう。

マルチーズ トイプードル

原産国には諸説ありますが、マルチーズはイタリア、トイプードルはフランスと紹介されていることが多いです。どちらも超小型犬でシングルコート、平均寿命も大きな差はない犬種同士であることが分かります。 

マルプーってどんな特徴があるの?

マルチーズの子犬
マルチーズの子犬

マルチーズとトイプードルのミックス犬であるマルプーにはどんな特徴があるのか気になりますよね。ミックス犬は個体差が大きいので必ずこうなる!とは断言できませんが、目安として以下のようなサイズ感・特徴を持った子が多いようです。

  • 体重:約2~3㎏
  • 体高:約20~30㎝
  • 被毛:シングルコート

サイズ

マルチーズもトイプードルもどちらも超小型犬なのでマルプーも同じくらいのサイズ感であるケースが一般的のようですが、歴史が浅いことから安定したサイズを作出するのが難しく、まだまだ個体差が大きいようです。両親犬のサイズが大きかったり骨格がしっかりしている場合には標準サイズより大きくなることもあります。どちらの体格に似るかも成長するまで分かりません。

被毛

両親犬のどちらもシングルコートなのでマルプーの被毛の構造もシングルコートです。抜け毛は少ないですが、カットしないと伸び続けるので定期的にトリミングサロンに行く必要があります。

毛色はさまざまで、マルチーズのように真っ白なこともあれば、アプリコットやクリーム、レッド、ブラウンといったトイプードルの毛色になったり、マルチーズとトイプードルの毛色が混ざっている子もいます。

毛質はマルチーズに似てストレートやトイプードルに似てくるくる、また、両者を合わせた柔らかなウェーブになるようです。

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性格

性格はマルチーズの穏やかで人懐っこい部分とトイプードルの賢さを受け継いだ子が多い傾向にあると言われています。しかし、警戒心の強さや神経質な面を受け継いでいる可能性があることも留意しておきましょう。

見た目や毛色、性格など両親犬のどちらに似るかは成長してからのお楽しみです。

寿命

アニコムの「家庭どうぶつ白書2023」によるとマルチーズの平均寿命は13.6歳、トイプードルの平均寿命は15.3歳で、どちらも小型犬としては平均的な寿命です。そのため、マルプーの平均寿命はだいたい13~15歳くらいかもしれません。

ただ、ミックス犬は純血種よりも遺伝性疾患を発症することが少ないと言われているので、もっと長生きしてくれる可能性もあります。ちなみに前述の「家庭どうぶつ白書2023」では、体重10㎏未満の混血犬の平均寿命は14.8歳となっています。

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マルプーにはどこで会える?

トイプードルの子犬
トイプードルの子犬

マルプーはミックス犬専門ブリーダーやマルプー専門ブリーダーから迎えることができますが、まれにペットショップでも見かけることがあります。マルプーは特に人気が高いので、もしかしたら近所のペットショップで出会えるかもしれません。

ペットショップ、ブリーダーそれぞれのメリット・デメリットを理解したうえでお迎えしましょう。

ペットショップのメリット・デメリット

予約不要で気軽に立ち寄ることができるのがペットショップです。飼育に必要なアイテムもある程度揃えることができます。

ただし、マルプーのようなミックス犬をお迎えしたいという場合、ミックス犬を取り扱っていなかったり、ちょうど新しい飼い主さんが決まってしまい訪れた日には飼いたいと思っている子がいない可能性があります。

また、幼い時点で親や兄弟と引き離されるため犬同士のルールを学ぶ機会が少なく、問題行動を起こしてしまうケースもあります。親犬の情報が分からないことも多いです。

ブリーダーのメリット・デメリット

ブリーダーは取り扱っている犬種が限定されていることが多いので、お目当ての犬がいる犬舎であれば直接会うことができます。育てている犬に対しての専門的な知識を有しているため、具体的なアドバイスをもらうことができるでしょう。飼育環境の見学や親・兄弟犬を見ることができるので、成長後のその子のサイズ感や現時点での性格傾向をイメージしやすいかもしれません。

ただし、犬舎がアクセスしにくい場所にあることも珍しくなく、感染症予防の観点から複数の犬舎を同日に見学することはできません。

無理なブリーディングを繰り返したり、衛生状況の悪い環境で飼育しているブリーダーもおり、優良なブリーダーを見分ける必要があります。

里親募集されていることも

ミックス犬は人気の犬種同士を掛け合わせており、見た目や性格など唯一無二の魅力を持っているため、迎える人が増えています。しかし、必ずしも両親犬の良いところだけを受け継いで生まれてくるわけではありません。両方のネガティブな部分を受け継いでしまうかもしれませんし、どちらかのネガティブな部分が強く出てしまうこともあります。

そのため、可愛らしさや珍しさ、また、「飼いやすい」という言葉に惹かれてミックス犬をお迎えしたものの、「想像とは異なった」という身勝手な理由から手放す選択をする人間も少なくなく、里親募集サイトには人気犬種からミックス犬までたくさんの犬が募集に出されています。

里親は犬を迎える際の選択肢の1つとなりますが、個人間でのやり取りは、金銭の要求が禁止されている場合でも譲渡費用を請求してきたり、譲渡後にやっぱり返してほしいと連絡してくるなどのトラブルに発展することも多いため、避けた方が無難です。利用するのであれば会員登録制、審査制のものなど安心が担保されているサイトかどうかをチェックしましょう。

マルプーを飼う上での注意点

マルプー

愛らしい容姿でとても人気のあるマルプーですが、迎えるにあたってはいくつか気をつけなければいけないことがあります。

運動はしっかり

マルチーズもトイプードルも活発な犬種なので日々のお散歩できちんと運動欲求やストレスを発散させてあげることがとても大切です。超小型犬であってもお散歩は必要ですが、適切な運動量は犬種差や個体差があります。

たとえば同じ小型犬のチワワは1日1~2回、各15分程度のお散歩が目安ですが、トイプードルは小型犬の中でもアクティブな犬種であるため、1日2回、1回あたり30分以上のお散歩が必要だと言われています。また、マルチーズは必要な運動量は多くはないものの、活発な性格をしているので運動することを好みます。

そのため、両者のミックスであるマルプーも毎日しっかりお散歩に行くようにしてください。運動が足りていないとストレスや有り余った体力を発散しようと吠えたり噛んだりといった問題行動に発展します。

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メリハリのあるしつけを

マルプーの両親犬はとても賢いので、マルプーも比較的しつけやすい傾向にあると言われていますが、賢いということは人間にとって好ましくないことを学習するスピードも早いです。しっかりとルールを決めてダメなことはダメと家族で統一して教える必要があります。

また、甘やかしてしまうと自分でルールを決めて飼い主さんの言うことを聞かなくなることもあります。要求吠えや噛み癖に繋がるケースも珍しくないので、毅然とした態度でしつけましょう。ただし、必要以上に厳しくすると信頼関係が築けなくなったり、ストレスがかかるため、メリハリのあるしつけが大切です。基本は褒めて伸ばすようにしてくださいね。

怪我には注意して

マルチーズやトイプードルと同様、超小型犬同士のミックスであるマルプーも骨が細いです。そのため、日々の生活で関節や骨に負担がかからないよう環境には気を配らなければいけません。フローリングは滑りやすいので滑り止めのマットを敷いたり、ペット向けのフロアコーティングも検討してみてください。特に高所からの落下は骨折や膝蓋骨脱臼の原因になります。立ったまま抱っこしない、高いところには登れないようにするなどの工夫をしましょう。

マルプーは人気のあるミックス犬!

マルプー

ミックス犬は両親犬のどちらの要素を強く受け継ぐかによって見た目や性格が大きく異なります。子犬の頃はマルチーズ寄りの見た目だったのに、成長したらプードル寄りの見た目になった、ということは珍しくありません。その逆も然りです。

マルチーズ・トイプードルの良いところを受け継いでいればとても飼いやすいですが、マルチーズの警戒心の強い部分やトイプードルの神経質な部分を強く受け継いでしまうと、とにかく吠えやすい子に育ってしまう可能性も0でありません。純血種とは異なりミックス犬はまだ歴史が浅く、飼育に関する情報も少ないので、試行錯誤しながら育てていかないといけない場面も出てくるでしょう。

ミックス犬を迎える際には、それぞれの良いところだけでなく悪いところが出てしまう可能性があることも忘れないでくださいね。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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